OTC医薬品とは?
OTC医薬品とは、医師の処方箋がなくても街中のドラッグストアや薬局で、直接購入できる医薬品のことです。OTCは、英語の「オーバー・ザ・カウンター(Over The Counter)の略で、元々は薬局のカウンター越しに置かれていたことから、この名称となっています。
現在では規制緩和によりOTC医薬品はカウンター越しではなく、ふつうに売り場に陳列されていることも多くなりました。
しかし「要指導医薬品」「第1類医薬品」については現在でも薬剤師からの情報提供義務があるためカウンター越しでの販売となっています。
“スイッチ”OTC医薬品とは?
スイッチOTC医薬品は、医療用から一般用に「スイッチ=転換」された医薬品を指します。
医師が発行する処方せんに基づいて、薬剤師が調剤する「医療用医薬品」として長い間使用され、有効性や安全性が十分に確認された指定成分と服用方法、用量が全く同じ市販薬(一般用医薬品)として販売するものです。
今までは病院に行かないと出してもらえなかった薬と同成分同容量の薬なので、薬剤師からの服薬サポートが必要とされます。