約1年でサービス終了したマイナビ婚活。その理由は？

目次【開く】

› マイナビ婚活とは
› 他社との違いがない
› 婚活らしさが足りなかった？
› マイナビ婚活は悪くなかった
› またいつかマイナビ婚活が復活してほしい

婚活が広く知られるようになってから、企業が婚活サービスを新たに開始することがありました。
後発で婚活サービスを始めた企業で、有名どころだとゼクシィやマイナビがあります。

2014年にゼクシィが、2015年にマイナビがサービスを開始しました。

そして、ゼクシィは現在もサービスを続けていますがマイナビ婚活は2016年の秋にサービスを終了しました。
約1年でサービス終了となったわけを、今更ながらちょっと邪推して考えてみましょう。

マイナビ婚活とは

マイナビ婚活とは、マイナビが運営する婚活サービスです。
サービス開始当初は別の企業さんと共同で婚活パーティーを開催し、後に自社のみでの開催も行っていました。
婚活アプリも出しており、広告で見かけることもあったかと思います。

実際にマイナビ婚活のパーティーへ参加したことはありますが、「サービスが悪い！」と感じたことはありません。
スタッフさんが慣れていない雰囲気はあったものの、基本の流れは他社との違いは特にありません。
ネットで気になる婚活パーティーを探し、予約をして、当日会場へ向かいます。
受付後、指定の席へ座り、プロフィールを記入する。
席にはお茶が用意してあり、女性用の荷物置き場や男性の荷物は預かる場所などがありました。
パーティー中の流れも変なところはなく、始まりから終わりまで「サービス開始から間もないけど他と同じだな」と思いました。
まだ集客できていない時期だったからか、女性の参加者にはノベルティを用意していたりして、その点が印象に残っています。

さて、パーティーの運営に問題なかったマイナビ婚活が何故、早期サービス終了となったのでしょうか？

他社との違いがない

私の勝手な推測ですが、マイナビ婚活に他社と違う点がなかったことが原因ではないかなと思います。
違っていた点を強いてあげるなら「ノベルティがあった」ことだけです。
このノベルティも私が参加した時期だけかもしれませんので、もしかすると他に特色はなかったかと思います。

新規サービス開始の企業として、特徴となる部分がなかったことが敗因ではないかと思うのです。

たとえば、参加者のためにお茶を用意してあるのも、移動しない女性用に荷物置き場を用意しているのも、男性の荷物を預かるのも、他社で行っているサービスです。
こういった気配りは嬉しいのですが、その会社の特色とは言えません。

特別に「マイナビ婚活が良かった」と思うところがないと、これまで婚活パーティーを開催していた企業へ流れてしまう可能性が高いと思います。
老舗婚活パーティーの企業であれば、知名度もあって参加者も多いだろうと考えるからです。
新しくサービスを開始した場合、「今はまだ参加者も少ないんじゃないかな？」と参加をためらいます。

少人数制を謳っているならまだしも、婚活パーティーは参加人数をある程度揃えることが出会う上で重要だと思うので、参加者が集まるかどうかは利用者にとって大切なことです。

婚活らしさが足りなかった？

さらに、あえて気になる点をあげるとすれば、婚活パーティーの会場が会社の会議室のようなところだったことです。

婚活パーティーの会場の印象に「会社の会議室みたい」という感想はよく見かけます。
しかし、会議室のように感じるだけで、実際に「ここ会議室だろうな」と思う場所で婚活パーティーを開催していたのは、マイナビ婚活だけです。

何故、会議室だと思ったのかと言えば、マイナビのポスターが貼られているオフィスの中を歩いて会場まで向かったからです。
休日のため、誰も社内には残っていませんでしたが、確実にあれは企業のオフィスだと参加者は思います。

婚活の雰囲気がなく、事務的にパーティーが開催され、進行していく…とても不思議な空間でした。

マイナビ婚活は悪くなかった

色々と書きましたが、総合的に言えばマイナビ婚活に悪い印象はありません。
会場はオフィスらしさ全開でしたが、だからこそ清潔感がありました。

パーティーの流れは王道です。
スタッフの慣れていない挨拶などは気にすることではありません。
荷物置き場もあったので良かったです。

なので、きっと何かしら改良されていけば、今もまだサービスを続けているゼクシィのようにマイナビ婚活も続いていたのではないかと思います。
利用はしていませんが、マイナビ婚活のアプリはどんな感じだったのでしょうか？
その点も上手く活用できていれば、終了時期はもっと変わっていたのではないかとも思います。
サービス開始時期が遅れたことが原因だったのかもしれません。

どれも私の勝手な推測です。