日本国内で受けられる顔用の脂肪溶解注射ざっくりラインナップ
*2018年6月19日時点の情報です。
こちらでは、2018年現在までに話題になった小顔注射(脂肪溶解注射)の製剤で、知り得た範囲の種類と特徴をラインナップいたします。
製剤として広く販売されているもの、成分の分かっているものを取り上げています。
美容クリニックのオリジナルの製剤については、クリニック側でいつ名称や成分を変更するか分からないためここでは取り上げておりません。
【もくじ】
1.脂肪溶解注射の有効成分|BNLS・BNLSneo
2.輪郭注射(R)MLM注射|リジェンスリム|ハイパーリポリシス|ミケランジェロ|リポビーン
3.サゴニメルト|kabelline(カベリーネ/カベリン)|Fat X(ファットエックス)
【脂肪溶解注射の有効成分】
脂肪溶解注射の有効成分は大豆由来の『フォスファチジルコリン(PPC)』その後、2015年に『デオキシコール酸(DOC)』がFDAで承認され、デオキシコール酸配合の製剤も増えています。
◎フォスファチジルコリン(PPC)とは?
大豆から抽出される成分で、昔からある脂肪溶解注射の有効成分。脂質の代謝を高め、血管壁に付着したコレステロールを溶かす作用。大豆アレルギーのある人は使えない。近年の研究で、フォスファチジルコリンは脂肪を溶かさず、フォスファチジルコリンを製剤として使用する際、フォスファチジルコリンが水に溶けるようにするために配合されるデオキシコール酸が脂肪を溶かしていたと判明した。
◎デオキシコール酸(DOC)とは?
アメリカのFDAで脂肪溶解効果が認められた医薬成分。デオキシコール酸単剤の『カイベラ』が2015年に承認された。デオキシコール酸はもともと人間の胆汁に含まれる胆汁酸の一種。脂肪細胞に注射した場合は、脂肪細胞膜を直接破壊する。
【2018年版】日本国内で受けられる顔用の脂肪溶解注射の製剤一覧
成分などは成分表の開示をいただいたものではありません。各製剤の販売元サイト、医師、看護師、カウンセラーの方からの回答などから作成しています。完全なものでないことをご了承ください。
BNLS
従来の「腫れる」脂肪溶解注射の有効成分であるフォスファチジルコリン(PPC)が入っていない。
■BNLSの有効成分
・ヒバマタ抽出物:海藻の一種。脂肪分解作用を持つ。
・αリノレン酸:セイヨウクルミ(ペルシャくるみ)の成分で血管の保護、血流の改善、新陳代謝を促す。
・サポニン:セイヨウトチノキ(マロニエ)の種子に含まれる成分。脂肪の代謝を促す。
・チロシン:アミノ酸の一種。脂肪の代謝を促進。
・オキナグサ抽出物:抗炎症・肌再生・創傷治癒作用。
・マンヌロン酸メチルシラノール:脂肪分解・抗炎症作用。
・メチルプロパンジオール:有効成分の浸透を助ける、保湿。
・アデノシン三リン酸:血管拡張・血管新生。
BNLS neo
■BNLS neoの有効成分
従来のBNLSの成分に加えて『デオキシコール酸』を配合。