■アーティチョークとは?
アーティチョークはキク科の多年草で、和名は『チョウセンアザミ』で、紫色の綺麗な花を咲かせます。
花が咲く前のつぼみが野菜として、葉はハーブティーや今回ご紹介する濃縮エキスなどに利用されます。
◎野菜として
生のアーティチョークを野菜として手に入れようとしても、日本の気候風土は栽培に適さないそうで、国産のものはあまり流通していません。一般的なスーパーではめったに見かけず、輸入食品店か、道の駅や野菜の直売所でときどき見かける程度。瓶詰めのアーティチョークも売っていますが、生から料理するものとはまったく味が異なってしまいます。
日本ではレストランで食べる以外には馴染みのない野菜ですが、フランスやイタリアなどでは消化を助ける野菜として知られ、レストランだけでなく家庭でも肉料理の付け合せとして親しまれています。
生のアーティチョークはつぼみを茹で、外側の硬くなった「がく」と真ん中の花の部分を取り除きます。内側の柔らかい「がく」とつぼみの芯が可食部で、以前に食べたときはホクホクしてほんのり苦味と、甘みも少しありました。ほかの食べ物に例えるのは難しいですが、百合根や栗の食感に近いかもしれません。