今回は、巷のプレゼントで喜ばれるものランキングの10位以内にだいたい入っているけれど、注意したほうがいいものを挙げていこうと思う。
■定番だけど「嬉しくない」可能性も高いプレゼント3選
1.腕時計
これは、気持ちがとても盛り上がっていて「彼女といつか結婚したい」と思ってるときにもらうと、しかも高級品だととても嬉しいという男が多いと思う。
だけど、問題は……。少しでも別れる可能性がある彼女から、高価なブランドの腕時計をもらってしまう場合。
それはまるで、自分がホストかなにかで、金で気持ちを買われているような、妙な気分になる。
もし、万が一彼の気持ちがちょっとでも冷めていたとすると、「別れたときにはこれは返さないとだな」と思って、もらった瞬間から重荷に感じてしまうことすらある。
それに、あげるほうの君もこれは最悪のケースで想像もしたくないだろうけど、別れたらその腕時計を彼は売って、新しい彼女とのデート代に使うかもしれない、それを君はプレゼントした時点で、所有権は放棄してるから、とがめる権利もない。
数万円でも、高いと思うけどハイブランドの腕時計ならもっとする。その金額を払うことが、彼にとって重荷にならないか考えてから選んだほうがいいね。
それと、最近はスマホがあるから腕時計をつけない、スマートウォッチをする、という彼もいるだろう。そんな彼の場合は「腕時計にお金をかけるなんて馬鹿らしい」という価値観だったりする。これは、ふだんから観察して把握しておきたいね。
2.ネクタイやカフス
これは、はっきりいって「好みの問題」がある。彼女目線で選んでくれる色や柄、デザインは、彼にも好みかもしれない。けれど、仕事でしていくとなると「ちょっとな……」と思うこともあるんだよね。シャツやスーツとの相性もある。シャツとセットで贈るならいいかもね。
ただ、どちらも最近は「しない」男も多い。君が素敵なカフスをしている男性を見て彼にもカフスをしてほしい、と思っても、彼は「デスクに当たってカツンカツンいうから邪魔。腕が重い」と思うかもしれない。ファッションセンスだけでなく、価値観はやっぱり確認しておきたいね。
3.パジャマ
これは、おしゃれで高価なパジャマをもらっても、ふだんの彼がスウェット上下派だったら、正直なところ「いらない!!」と思うよ。ほんと、申し訳ないけど。そして、彼の価値観しだいでは、昔のデパートの紳士服売り場の片隅にあるような開襟のパジャマはどんなデザインでも素材でも「ださい」と感じるだろう。
そして、これは世代にもよるかもしれないけど、そして社会階級にもよるかもしれないけど、貴族じゃない一般人の多くの男は、寝るときは着古したスウェットやTシャツや長袖のTシャツに半パン、ジャージなんかで済ませてると思うんだ。
ただ、彼がいいうちのお坊ちゃんで彼ママはネグリジェ、彼パパはシルクのパジャマで寝ているのを当たり前と思って育った彼だったら(そんな彼、実在するのか謎だけど)シルクのパジャマや「ビクトリアズ・シークレット」のカタログに出てくるネグリジェを着たモデルを愛人で囲ってそうな富豪が寝室で羽織るガウンも喜ぶかもしれないけれど。
ただ、彼の家に泊まりに行ったときに、あまりにも彼のスウェットが毛玉だらけで見ていられない、本人も欲しがってるけど買いに行くのも面倒がっている……。
それなら、彼が違和感なく着られるような、スウェット上下をプレゼントすればこれは喜ぶかもしれないね。
たとえプレゼントでも大事にしまっておかずに彼が今夜から着て、着たままホコリだらけの床に寝転がってもOKと思えるなら、贈ってもいいと思う。
でも、彼が君を愛しているなら、何を贈っても「その気持ちが嬉しい」と思ってくれるから、心配ないけどね。