【辛口オネエ】オカルトな日常(1)「牛います?」霊臭の分かる配達の人にビビった話

これは特定の誰かの前世がどうとかいう話じゃなくて、みんな何十回もある転生のどこかでは戦場で血まみれで死んだり、疫病で酷い状態になって死んだり、孤児で救貧院で汚れた床で雑魚寝してたり、あとは羊飼いだったりも経験してるのね。

アタシはそういう時代のそういう場面にアクセスしても、いいのか悪いのか分かんないけど、血が出てる傷口が生々しく見えちゃうことも、その血生臭さを感じることもほとんどないからまあまあ大丈夫なのね。

ごくたまに、アクセス先の誰かが何か匂いを通じて伝えようとしてることがあるらしくて「この匂い知ってる!」っての感じることや、知らない匂いだけど酸っぱいとかミントに似てるとか、

ミント

なにかしら描写可能なときはあるけど。

でも、その現実の今ここには存在しないものの臭い、霊臭が分かる人だと、実際にその場面に居合わせてその臭いを嗅いだような状態になるらしくて、そりゃしんどいわけよ。

しかも、チャネリングしてる当事者じゃなくても、分かる人には同じ空間にいるだけでも「アクセス先」の臭いは伝わるらしくて。しかも、チャネリングが終わってもしばらくはその臭いは残るらしいのね。

残り香

スタッフが事務所にいてくれたときは炭鉱のカナリアみたいで申し訳ないとはいえ「血生臭いです」「◯◯が腐る臭いです」とかって教えてくれて、窓開けたり(チャネるときは外部干渉なくしたいんで専用の部屋を閉め切るから、実際に空気がこもるのよ)空気清浄機動かしたり、セージとかいろいろ焚いたりして「はい、もう大丈夫です」ってお墨付きもらってたのね。

ちなみに、仕事でやってるチャねーは、内容は一切スタッフには共有しないから知るはずがないんだけど、ちゃんとアタシがヴィジョンで受け取った場面にあるものと、スタッフが感じ取った匂いが一致するのよね((震え))

■霊臭の分かる配達の人にビビられてこっちもめちゃビビる

でも、そのスタッフが事務所来なくなってからしばらくして、チャねってた日。通販で買ったものを、いつもと違う配達の人が届けてくれたらしいんだけど、ドア開けたらその人がものすごく怪訝な顔で鼻をスンスンさせるんで「なにか……?」って常駐のスタッフが尋ねたら、

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