にんにくの効果とは?効果的な食べ方やにんにくの作用について

にんにくの効果とは?効果的な食べ方やにんにくの作用について

独特なニオイが特徴的なにんにく。そのニオイが苦手な人もいるけれど、健康ブームからにんにく料理を好んで食べる人が多くなってきました。そこで今回は、にんにくにはどのような効果があるのか、どのような調理方法が効果的に食べることができるのか、黒にんにくは普通のにんにくよりも効果があるのか、といった点をご紹介していきます。

にんにくの効果とは?

にんにくには5つの効果効能があると言われています。まずはそんなにんにくの効能についてご紹介していきますね。

にんにくの効果とは?

にんにくの効果①疲労回復・体力増強効果

にんにくにはビタミンB1 の吸収率を高めてくれるため、「疲労回復・体力増強効果」があると言われています。
疲労を回復したり、体力を増強したりするには、身体に常にエネルギーを補給していく必要があって、ビタミンB1がエネルギー代謝として不可欠。しかし、そんなビタミンB1は水溶性で吸収率が低いのだとか。ですが、にんにくが持つアリシンという成分とビタミンB1が結合すると、腸から吸収されやすくなります。
つまり、にんにくがエネルギー代謝を補助してくれるため、疲労回復や体力増強に効果を発揮してくれることが期待できるということですね。

にんにくの効果②血液さらさら、血行改善効果

にんにくには「血液さらさら、血行改善させる効果」があると言われています。
にんにくの持つアリシンを加熱してできるアホエンはコレステロール抑制作用や、血管を広げて血管内の汚れを取り除く強い抗血栓作用があるとのこと。また、メチルアリルトリスルフィドという成分には血液の凝固を防ぐ作用もあると言われています。これらは動脈硬化を防ぐことに繋がってくるので、血液もさらさらで血行の改善が期待できるでしょう。
また、血行が改善されると冷え性も改善されてくるようになるので、女性にとって嬉しい効果が期待できますよ。

にんにくの効果③がん予防効果

にんにくの効果とは?-2

にんにくには「がんになる危険性を少なくする効果がある食べ物」ということが、アメリカの研究で報告されています。特ににんにく料理を週1回食べている人は、食べていない人よりも直腸がんになる確率が35%以上も低いというデータまで発表されました。
にんにくが持つ「ジアリルトリスルフィド」という成分が活性酸素に対抗する抗酸化作用を高め、発がん性物質を無毒化して排出する肝臓機能を活発化させることによります。
今や2人に1人は生涯がんに罹患すると言われていますし、にんにく料理を食べて、がん予防に繋げていきたいですね。

にんにくの効果④美肌効果

にんにくを食べると美肌効果があると言われています。にんにくを食べることで血液循環が良くなり、肌表面がすべすべになるのだとか。また、にんにくの持つ強い抗酸化作用は、体内で生じる活性酸素によるダメージを防ぐ効果があると言われています。
気になる美肌やアンチエイジング効果が期待できるので、にんにく料理を食卓に取り入れてみると良さそうですね。

にんにくの効果⑤免疫力が高まる効果

にんにくの効果とは?-3

にんにくには血流を改善する効果があることをお話しましたが、身体の免疫細胞の働きを良くし、風邪にかかりにくい身体を作る効果があるとも言われています。
また、風邪にかかっても、にんにくが免疫細胞を刺激してくれることに繋がるので、免疫抗体の生産を促して風邪を早く治してくれるのだとか。
風邪を引きやすい冬は、にんにく料理を食べて身体を温めていきたいところですね。

にんにくの効果的な食べ方!効果が続く時間は?

にんにくの持つ効果を引き出すには、1日1~2片のにんにくを加熱をして食べることが大事だと言われています。にんにくのすりおろしを生で食べるのでは、ほとんど健康効果は得られません。
にんにくの持つ成分は加熱をすることで成分が変化し、健康効果に結びついてくるのだとか。さらに油とも相性が良いため、にんにくは油を使って加熱すると良さそうですよ。

にんにくの効果的な食べ方!効果が続く時間は?
ただし、にんにくの持つアリシンは加熱で変化してしまうので、アリシンの持つ疲労回復効果を得たいのであれば、生のまま食べる方が良いです。
また、にんにくの効力は食べてから6~12時間後だと言われています。性腺ホルモンを刺激する要素もあるそうで、夫婦生活に悩みのあるカップルにもおすすめですよ。

黒にんにくは効果なし?

黒にんにくは、にんにくを一定温度と湿度で1か月ほど熟成させてできたもの。にんにく特有のあのニオイは感じられないため、にんにくが苦手な人でも食べやすくなっています。
さらに黒にんにくは普通のにんにくよりも、さらに栄養素がパワーアップしているため、より効果を得やすいと考えられています。

黒にんにくは効果なし?

しかし、そんな黒にんにくも普通のにんにくと同じく、生のまま食べては全ての健康効果を得ることはできません。しかし、生のままではないと得られない効果もあります。黒にんにくの効果を得たいのであれば、1日の適量である1~2片のにんにくを生と加熱したもの両方を食べると良いのではないでしょうか。

最後に

にんにくの効果についてご紹介しました。にんにくはニオイが独特のため、特に女性から敬遠されがちな食べ物ですが健康効果が高いと考えられています。これを機会にぜひ食生活の中に取り入れて、自分たちの健康や美容に繋げていってみてはいかがでしょうか。にんにくを料理に使うと、一味違った料理の風味が出てくるので味付けのレパートリーも増えてきますよ。

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