パンデミック条約(1)ワクチン義務化に?2024年5月採択予定の『パンデミック条約』って何?【久賀原鷹彦】

パンデミック条約(1)ワクチン義務化に?2024年5月採択予定の『パンデミック条約』って何?【久賀原鷹彦】

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マスメディアが報じない『パンデミック条約』とは?

ワクチン

パンデミック条約は、パンデミック(世界的な感染症の大流行)の予防、備え、対応に関する国際的な法的文書のこと。WHO(世界保健機関)が提唱し、加盟国間で交渉が進められている。

パンデミック条約の『表向きの目的』は?

パンデミック条約の目的は『パンデミックの発生を防ぐこと、発生した場合には迅速かつ効果的に対処すること、そしてその影響を最小限に抑えること』とされている。

パンデミック条約には、まだ草案段階だけど、以下のような内容が含まれている。

– パンデミックの原因となる病原体の遺伝子情報の共有と利益分配の仕組み

– パンデミック関連製品(ワクチンや医薬品など)の開発、生産、配布の促進と公平なアクセスの確保

– パンデミックに備えた各国のコアキャパシティ(健康保健制度、医療人材、物流など)の強化と支援

– パンデミックの発生や状況に関する情報の透明性と信頼性の向上

– パンデミックに関する科学的助言を提供する専門家パネルの設置

・・・ここまではまあ、普通のことかなと思う。
問題は↓

– パンデミック条約の実施や遵守を監視する委員会の設置

【パンデミック条約の問題点】

条約の発効後は、

・パンデミック宣言が出されたら、加盟国はWHOの言う通りに行動しないといけない
※国の政府機関よりWHOが上の立場になる

・まだ感染拡大などの問題が起こる前でもWHOはパンデミック宣言を出せる
※実質的に、感染防止を口実にWHOが人の移動制限、ロックダウンなどを命じることができるようになる

・WHOが推奨する治療やワクチンなどを使うことが必須になる
※これが実質の『ワクチン義務化』に当たる

※ワクチン接種を拒否すれば、パンデミック条約違反で最悪は逮捕・強制接種をされる可能性がある!?
パンデミック条約

2023年11月時点ではまだ正式決定ではない

ちなみに、パンデミック条約は2024年5月の第77回WHO総会での提出と採択を目指している。この条約が成立すれば、世界の公衆衛生の協調と連帯が強化されるとのこと。条約の採択には、WHO加盟国の3分の2以上の賛同が必要となる。

2023年11月7日の厚生労働大臣記者会見によると?

2023年11月7日の厚生労働大臣記者会見で『WHOのパンデミック条約について』記者から質問があり、武見厚生労働大臣が答弁をした。日本のパンデミック条約に対する対応は現状、この答弁通りとなっているようだから、抜粋しておくね。

記者:

WHOのパンデミック条約に関する方針について質問します。2024年5月の第77回WHO総会での提出・採択に向けて、現在、国際保健規則(IHR)の改定と新たな「パンデミック条約」の策定作業が進められており、「WHOへの国家権力を超える権限移譲に繋がるのではないか」など、様々な問題点が指摘されています。日本の新型コロナウイルス・パンデミックにおいては、緊急事態であることを理由に、ワクチンが特例承認され、ワクチンの成分や製薬会社の免責事項などが十分に公表されず、国民自らが、その安全性を確認できない不透明な状態のまま、ワクチン接種が進められました。これは民主主義が機能しなかったということです。このたびのIHR改定とパンデミック条約によって、今後の医薬政策において、ワクチンの承認過程、つまりワクチンの透明性・安全性は確保されるのでしょうか。また、民主主義がゆがめられ、日本の国家主権、そして主権者は国民であるという主権在民の大原則が侵されるような事態を招く危険性はないでしょうか。

大臣:

基本的に、安全性の確保を含めて、ワクチンの承認は各国の規制当局によって行われています。国際保健規則、インターナショナル・ヘルス・レギュレーションですが、その改正や、いわゆる「パンデミック条約」の議論はまさに今、進行中です。国民が接種する国内のワクチンの安全性を含めた承認過程に関することについては、まだ議論されていません。なお、現在使用されている新型コロナワクチンについては、特例承認されたものも含めて、その品質、有効性・安全性をPMDAの審査において確認して、審議会における審議を経た上で、薬事承認されています。その成分を含めたワクチンに関する情報や審査結果に関しても、添付文書や審査報告書、審議会の議事録を通じて公開しているところです。その安全性や審査における透明性等について、現状において特段問題があるとは考えていません。

記者及び大臣発言参照元:
報道・広報 > 大臣記者会見 > 武見大臣会見概要
武見大臣会見概要

大臣の回答だとワクチンの安全性についてしか語られていなくて、記者の質問の『民主主義がゆがめられ、日本の国家主権、そして主権者は国民であるという主権在民の大原則が侵されるような事態を招く危険性はないでしょうか』への回答がないんだよね。

今後、きちんとした答弁がされるのか。この件はまた追いかけて新しいことが分かれば記事にするね。

続く。

参考:
パンデミックの予防、備え及び対応(PPR)に関するWHOの新たな法的文書 (いわゆる「パンデミック条約」)の交渉

パンデミック条約制定へ 教訓と課題

WHO、「パンデミック条約」議論開始 特別総会で合意 – 日本経済新聞

他複数サイト・SNSより

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