だけど、男同士で仲が良い誰かが知りたがっていたことをたまたま見つけたときに「あいつ、これ知りたがってたよな」と思い出して、情報を送るようなことはある。だけど、それについて何往復もしてメッセージで語り合うわけじゃない。
例えば教える側は「そのことが載っているニュース記事のURL」または画像を挨拶も何もなく、ただ、URLや画像だけを送る。受け取った側は、それに対して熱い感謝の言葉を書き連ねたりはしない。「ありがとう」を示すスタンプ1個、または「tks」「了解」など短文というか単語で返事をして、そのやりとりは終わりがちだ。その内容について、あれこれ語り合いたいなら、メッセージではなく直接会って話す。
でも、URLや画像だけでも「送ろう」と思う相手が女性だったら、送る男性側はまだ自分でも気付いていないことがあるけど、その男性はその女性のことを「離れていても、気にかけている」証拠だ。そのあと、ラリーが続かないのは彼が一般的な男であるだけじゃなく、口下手だけど「話すなら、会ってから」と思っているからだ。
あとは、会ったときに「この前は◯◯を教えてくれてありがとう!」と、忘れずに感謝を伝えよう。それに対して彼が照れと、元々の口下手だからそっけない態度を取ったとしても、内心では喜んでいるはずだ。そうして少しずつ、彼を喜ばせ、安心させていけば「口下手ながらに」会話のボリュームも、連絡の頻度も徐々に増えていくだろう。
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