目次【開く】
油揚げを特売で手に入れたものの、消費期限切れに気づかず残念な思いをした経験がありませんか。油揚げは思っているよりも消費期限が短いです。今回は消費期限切れの油揚げが食べられるかどうか、適切な保存方法、使い切るためのおすすめレシピについてまとめます。
油揚げの消費期限は短い?
はじめに押さえておきたいのは、油揚げは一般的に日持ちしない食材ということです。多くのメーカーは賞味期限ではなく「消費期限」を設けていますよ。
消費期限とは、安全に食べられる期限を示します。それに対して賞味期限は、おいしく食べることができるめやすの期限です。
油揚げは消費期限が短いので、短期間で使い切る献立にしなくてはなりませんね。
まずは、油揚げの消費期限について見ていきましょう。レシピについては後ほどご紹介します。
豆腐屋油揚げ(未開封)の消費期限
豆腐屋さんの油揚げは余計な加工(添加物や保存料など)を施さないので製造日から2日から3日と、市販品よりも消費期限が短い傾向にあります。
市販油揚げ(未開封)の消費期限
市販品油揚げの消費期限は5日から10日とメーカーによって幅があります。
乾燥油揚げの消費期限
油揚げの消費期限は短いイメージがありますが、最近は最新技術を駆使した油揚げが販売されています。それが乾燥タイプの油揚げです。この製法を用いた場合、消費期限ではなく賞味期限が設定されているようです。賞味期限は90日から120日、特別な製法で作られているので未開封ならば常温保存ができます。
油揚げは開封したらすぐに食べる
豆腐屋さんの油揚げも賞味期限が長い乾燥油揚げも、開封すると外気にふれるため酸化が進みます。消費期限や賞味期限に関係なく早めに使い切るようにしましょう。
開封しカットした油揚げは劣化が早くなる
家事短縮のために食材をあらかじめカットしておく人がいますが、油揚げはカットするとさらに劣化しやすくなるので、調理前に状態を確認しましょう。
油揚げの消費期限切れ!何日までなら食べる?
油揚げは劣化しやすいです。また、消費期限切れのものに関しては安全性が保障されません。消費期限切れの油揚げを見つけたとき、あなたは何日までなら食べますか。未開封の油揚げで食べるべきかどうか、考えてみましょう。
油揚げ消費期限切れ1日
適切な環境で保存されている油揚げならば、消費期限切れから1日経過していても食べられる可能性があります。ただし、調理前に油揚げの状態をよく見て判断し、異常がある場合は潔く破棄しましょう。
油揚げ消費期限切れ5日
製造日から5日程度経過、さらに消費期限切れから5日経過しているのを考慮すると、その油揚げは食べないほうがよいことがわかりますね。
油揚げ消費期限切れ一週間
見た目に問題がなさそうであっても、消費期限切れから一週間も経過した油揚げは食べないようにしましょう。
油揚げ(消費期限切れ)が冷凍庫から出てきた場合
冷凍庫から食べ忘れの油揚げが出てくることがありますね。油揚げを冷凍保存をした場合、製造日から約1カ月は持つと言われています。パッケージを見て消費期限を確認、さらに状態をよく見て判断するとよいでしょう。
油揚げに黒カビ?悪くなった油揚げの特徴
油揚げが悪くなっているとき、目視で判断できるものもありますが、見た目は変わりないのに口にすると残念な味、もしくは腐っている油揚げもあります。悪くなった油揚げの特徴を押さえましょう。
- 酸っぱい臭いがする
- 糸を引いている
- ぬめりがある
- 袋が膨張している
- 油揚げにカビが生えている
袋が膨張している油揚げを見て「そんなものかも」と見逃し料理に使用ていませんでしたか。袋が膨張する理由は中で菌が繁殖しガスが発生しているからです。開封せず破棄しましょう。油揚げには黒カビ(斑点状)・赤カビ(ピンクに色づく)・まれに白カビが生えることがあります。菌糸は油揚げ全体に侵食するので、その部分だけ取り省くということは止めて、破棄しましょう。
油揚げの適切な保存方法
油揚げをおいしく食べるためにも、適切な保存方法を知っておきましょう。
油揚げは冷蔵保存する
ほとんどのメーカーのパッケージに記載されていますが、油揚げは冷蔵保存(10度以下の環境)です。余った油揚げはラップに包みジップ式の袋で密封して冷蔵保存し、早めに使い切ってください。
油揚げを冷凍保存するときのコツ
油揚げを冷凍保存すると風味が低下するため嫌う人もいますが、購入後すぐに冷凍保存すれば消費期限を1カ月延ばすことができますよ。特売で多めに手に入れた際は冷凍保存してみてください。油揚げを冷凍保存してもおいしく食べるためのコツは以下になります。
- 油抜きをする
- 小分け(使う分だけ)にして密閉する
- 袋には消費期限を記載する
冷凍庫内で長期保存すると冷凍焼けを起こします。冷凍保存で1カ月持つと言われていても早く食べるようにしましょう。
油揚げの消費期限は短い!使い切りレシピ
味噌汁や炊き込みご飯の他に、簡単かつ消費期限内に油揚げを使い切るおすすめレシピをご紹介します。油揚げを調理する前に油抜き(ざるに入れた油揚げに熱湯を回しかけ表面の油を取り除く)をしておいてください。
油揚げのチーズ焼き
調理時間は10分程度、子供も大人も喜ぶ簡単レシピです。油揚げ(1枚)を1.5cm程度にカットします。フライパンに大さじ1杯のごま油をしいて、油揚げを両面焼きしましょう。油揚げの上にチーズ(適量)を乗せ、フライパンの蓋をして予熱で溶かしたら完成です。
油揚げとピーマンの焼き浸し
おつまみにも晩ご飯にもおすすめの逸品です。ピーマンのへたを取り、種やわたは使用しましょう。刻んだ油揚げ(1枚)と細切りにしたピーマン(1個)を少量の油で炒めます。それらをボウルに移し、麺つゆ(適量)をかけてしばらく浸したら完成です。カロリーカットしたい場合は、油揚げとピーマンをラップで包みレンジで加熱し麺つゆで浸すとよいでしょう。
油揚げの明太包み
明太マヨネーズは市販品を利用するとよいでしょう。油揚げ(1枚)は袋状にしておきます。玉ねぎ(1/4個分程度)と大葉(2枚程度)をみじん切りにし、明太マヨネーズ(適量)と合わせておきます。油揚げにタネを包んで爪楊枝で留めて、トースターで焼いてください。
油揚げの甘味噌包み
油揚げ(1枚)は半分にカットします。器に味噌(小さじ1)に砂糖(小さじ1)刻みネギを入れてよく混ぜてタネを作ってください。袋状にした油揚げの中にタネと大葉を入れて爪楊枝で留め、フライパンで両面を焼くだけです。
油揚げのミルフィーユ
ミルフィーユというと難しいように見えますが、油揚げで簡単に作れます。必要な材料は、油揚げ(1枚)・茹で卵(1個)・クリームチーズ(50g)・マヨネーズ(大さじ1強)・生ハム(適量)です。
茹で卵を作りボウルの中で細かく崩してください。そこにクリームチーズとマヨネーズを入れて混ぜ合わせます。1/4枚にカットした油揚げをトースターでこんがり焼きましょう。油揚げの上に調味料を合わせた卵と生ハムを乗せ、その上に油揚げを乗せ、同じ順で重ねるとミルフィーユの完成です。
油揚げは消費期限切れになる前に食べよう
一般的な油揚げは消費期限が短いです。適切な方法で保存し、早めに使い切ることをおすすめします。ご紹介した簡単レシピを参考にしてみてください。