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アジフライは、ソースやタルタルソースなどお好みのソースをかけて食べられる、老若男女問わず人気の揚げ物ですよね。生のアジを3枚おろしや背開きにし内臓などの下処理をしたあと皮ごと揚げるので、手間はかかりますが内臓と骨以外をまるごと食べられて栄養が豊富です。
そんなアジフライですが、アジ自体は低カロリーなイメージがあるものの、そのアジを揚げているアジフライのカロリーは一体どのくらいなのでしょうか。また、ダイエット中に食べても良いのでしょうか。今回は、アジフライのカロリーや栄養素などについて詳しくご紹介していきます。
アジフライのカロリーはどのくらい?
アジフライのカロリーは、1尾あたり196kcalと高カロリーな食品です。アジのカロリーは1尾あたり82kcalなので、パン粉などを付けて揚げると油を吸って2倍以上のカロリーになることが分かります。
残念ながら非常に高カロリーなので、ダイエット中に食べるのはできるだけ避けましょう。アジを食べるのであれば刺身など生で食べる調理方法がおすすめです。
アジフライ定食のカロリーはどのくらい?
アジフライ定食といっても種類は様々ですが、ここでは、アジフライ2尾、ご飯茶碗1杯、味噌汁漬物のカロリーで換算したものをご紹介します。一般的なアジフライ定食のカロリーは、860kcalです。
ソースのカロリーは含まれていないので、ここにマヨネーズがベースとなっているタルタルソースをかけるとさらに高カロリーになりますし、塩や醤油、レモンなどをかけるようにすると、低カロリーに抑えることができます。ダイエット中でどうしてもアジフライが食べたい人は、ソースをヘルシーなものに調整できると良いですね。
アジフライの糖質はどのくらい?
アジフライの糖質は1尾あたり、6.68gです。同じ揚げ物であるトンカツ比較すると、ヒレカツ100gあたりの糖質は14.9gなので、糖質に関して言えばアジフライのほうが低糖質です。
ちなみに糖質の代表であるご飯の糖質は100gあたり37gなので、糖質だけで見ると、アジフライのほうが低糖質ということになります。
アジフライのたんぱく質はどのくらい?
アジフライのたんぱく質は100gあたり17.72gです。同じ揚げ物のトンカツと比べると、ヒレカツ100gあたりのたんぱく質は25.1gなので、豚肉より低たんぱくな食事といえます。
たんぱく質は、血や骨をつくるのに欠かせない栄養素なので、たんぱく質を摂取するのが苦手な人は、少量でしっかりと摂れるお肉のほうがおすすめです。
アジフライが体にいいって本当?どんな栄養があるの?
ここまで、アジフライの栄養素について簡単にご紹介しましたが、アジにはこれまでに触れていない優れた栄養素がたくさん含まれています。ナイアシン、ビタミンB6、セレン、ナトリウムなど、聞きなれない栄養素もあるので、詳しくご紹介します。
アジフライの栄養①ナイアシン
ナイアシンはビタミンB3の1種で、糖質やタンパク質、脂質の分解に必要なビタミンです。ほかにもアルコールを摂取すると生成されるアセトアルデヒドを分解する効果もあります。アセトアルデヒドは分解されずに蓄積されると、二日酔いの症状になります。ナイアシンの健康効果としては、血流をよくする効果があります。皮膚の隅々まで栄養を行きわたらせることができるので、シミ、そばかす、シワなどを改善する美肌効果が期待できます。
アジフライの栄養②ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質や脂質、炭水化物の代謝に必要なビタミンです。ほかにも神経伝達物質の機能にも必要とされており、不足すると湿疹などの皮膚疾患や貧血などの血管障害、うつや混乱などの精神疾患を引き起こします。
アジフライの栄養③セレン
セレンとは、別名セレニウムと呼ばれるミネラルの1種です。セレンは体内の抗酸化作用のある成分の1種で、がんや老化、生活習慣病の予防に効果があります。比較的摂取しやすい成分ですが、ストレスや睡眠不足などで体内の活性酸素が増えると、人によっては通常の摂取量では足りなくなる可能性もあります。心当たりのある人は意識して摂取すると良い成分です。
アジフライの栄養④ナトリウム
ナトリウムとは、細胞機能の維持に欠かせないミネラルの1種です。不足すると体液のバランスが崩れ細胞の働きに異常が起きますが、現代の食生活では不足することはまずないと言えます。
最後に
今回は、アジフライのカロリーやアジフライ定食のカロリー、アジに含まれる栄養素についてご紹介しました。アジは低カロリーな食品ですが、アジフライに揚げると倍以上のカロリーになります。ダイエット中に食べるのはおすすめできませんが、アジは栄養豊富かつ抗酸化作用のある食品で、美容にも健康にも欠かせないことが分かりました。ダイエット中の人はたまにのご褒美に、そうでない方は積極的に取り入れたい食品ですね。ソースや塩、醤油やレモンなど、味のバリエーションも豊富なので、今までに挑戦したことのない食べ方にもチャレンジしてみてください。