呪いではないが、呪いに等しくその家系の子孫を縛り、特に長男長女が結婚できぬ要因として考えられるものに「すでに神様と結婚しているから」がある。
遠野物語や多くの伝承でも聞く話であるが、平成も終わろうという現代でも、まだそのような因習を続けている一族もおるやもしれぬ。
■伝統ある一族、老舗の創業一族の祀る「神」の秘密
長い年月、戦争や不況、時代の変化も乗り越えて家業で商売繁盛している一族には大概、先祖代々大切に祀っている「守り神」がいるものじゃ。
しかし、死後の魂の平穏や良き転生を願い、あるいは罪の赦しを乞うて祀る神仏とは異なり、商売繁盛のような現世利益を与えてくれる神は、それなりの対価を要求することがほとんど。
例えば稲荷神社に一度でも何かを頼んで縁を結んだなら、一生拝み続けねばならず、願ほどきもせぬまま感謝を忘れれば祟りがあることも、昨今の神社ブームでかなり知られてきたものじゃ。
*参考
破壊された『おいなりさん』本当に怖いのは…?【現代の呪(しゅ)】(姉妹メディア・ベリーグッドの記事にリンクします)
長身細マッチョのイケメンなのにアラフィフになっても独身の御曹司の秘密とは?
そのような神を祀り家と家業の存続を成し遂げている一族にはさまざまな因習がある。