ほかに何人かの子たちと『かみさま』に呼ばれるのを待っていた。ぼくよりもっと小さいほかの子たちはどんどん呼ばれて、でもぼくは呼ばれなかった」
「呼ばれなかったからずっとそこにいたら、顔の見えないおばさんが来て、言ったんだ。『おや、おまえはずいぶん大きいんだね。歳はいくつだ……なんだ、もう昨日で”おやくごめん”だったんじゃないか。もう、おまえは来なくていいよ』って。追い払われて、どうしようと思ってたら目が覚めたんだ」
その日以降、少年には人の死の兆候は見えなくなったようで、誰かの死について語ることはなくなった。
しかし、ただ一度だけまた、不思議なことを口にした。
テレビで、ある5歳の少女が命を落とした痛ましい事件のニュースを流していたときだった。
亡くなった女の子の写真と名前が画面に映ると、少年は言った。
「あ!この子、夢で一緒に『かみさま』を待ってた子だ。この子は呼ばれたんだよ」
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