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南国フルーツを代表するパイナップルはみずみずしさと甘酸っぱさが何とも言えないフルーツで、スーパーでも比較的年中手に入りますよね。今回は、そんなパイナップルの効果や効能をご紹介します。また、昔アメリカで流行ったパイナップルダイエットが今再ブームになっているのをご存知ですか?パイナップルダイエットの効果ややり方も見直していきましょう。
パイナップルの効果効能とは
南国を代表するフルーツのパイナップルは、太陽の陽射しをたっぷり浴びて育ったフルーツです。そんなパイナップルの主な栄養はビタミンB1をはじめ、ビタミンAやビタミンCなど、とにかくビタミンが豊富なフルーツです。
他にもクエン酸や食物繊維、カリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
パイナップルを食べるとどのような効果や効能が得られるのでしょうか?1つずつ見ていきましょう。
パイナップルの効果効能①新陳代謝を促し疲れを残しにくい体に
パイナップルに含まれるビタミンB1は新陳代謝を促す働きがあり、疲労回復に効果があります。疲れを残しにくい体にしてくれるので食後のデザートに取り入れたいフルーツですね。
パイナップルの効果効能②疲労回復で目覚めもスッキリ
パイナップルの酸味はクエン酸の正体で、クエン酸は疲労回復効果があり、目覚めをスッキリさせる効果もあります。仕事で疲れた時や運動後に食べると良いとされています。
パイナップルの効果効能③便秘の予防・改善
繊維質のパイナップルには食物繊維も含まれています。そのため、腸内環境を整え、便秘を予防・改善する効果が期待できます。また、生のパイナップルを食べると酵素もしっかり摂れるので、美容を気にする女性だけでなく妊婦さんも安心して食べることができます。
パイナップルの効果効能④風邪の予防
パイナップルには抗酸化作用のあるビタミンCも豊富なので風邪に効くと言われています。生のパイナップルをそのまま食べるのももちろん効果的ですが、パイナップルジュースにして1日3回ほど飲むことで風邪の症状を緩和すると言われています。
風邪に効く!パイナップルジュースの作り方
・パイナップルジュース 1杯
・レモンジュース 1/4杯
・ショウガパウダー 小さじ1
・ハチミツ 大さじ1
・塩 少々
これらを全てジューサーで混ぜると出来上がりです♪
パイナップルの効果効能⑤妊活に効果的?
妊活する女性の間でパイナップルが妊娠のジンクスになっているのをご存知ですか?
パイナップルには着床に効果的な成分ブロメラインが入っており、子宮内膜を柔らかくして着床しやすい状態を作ってくれる効果が期待できるそうです。妊活している女性だけでなく、妊婦さんにも栄養豊富なパイナップルはもちろんおすすめです。
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ドライパイナップルと生パイナップルの効果は同じ?
生のパイナップルは確かに美味しいですが、食べ過ぎると舌がピリピリするような刺激があるので苦手という人もいると思います。これは酵素が原因によるもの。
ドライフルーツには酵素が少ないため、舌がピリピリする感触はなく、食べやすくなります。しかし、生のパイナップルには豊富に含まれるビタミンCも、ドライパイナップルには少なくなります。
風邪予防や美容目的の場合は、ドライパイナップルでは栄養面では物足りないかもしれません。ドライパイナップルは運動後や疲れた体の疲労回復の目的で食べるのが栄養面から言ってもおすすめと言えるでしょう。
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パイナップルの食べ過ぎによるデメリットとは?
程よい甘さと酸味のあるフレッシュなパイナップル。みずみずしく美味しいですが、食べ過ぎによるデメリットもあるので、確認しておきましょう。
パイナップルの食べ過ぎによるデメリット①舌がピリピリする
先ほどもご説明しましたが、パイナップルを食べ過ぎると舌にピリピリとした刺激を感じやすくなります。
これはブロメラインと呼ばれるタンパク質分解酵素が原因です。酵素自体は加熱すると無くなるので缶詰のパイナップルなどを食べ過ぎても舌がピリピリすることがないのはその為です。
しかし、ブロメラインにはお肉を柔らかくする働きがあったり、消化不良や胃もたれを防ぐ効果、美容やダイエットにも効果の高い酵素やビタミンCも豊富なので、食べ過ぎにだけ気をつけながら食べると良いですね。
パイナップルの食べ過ぎによるデメリット②下痢
パイナップルを食べ過ぎるとお腹が痛くなったり下痢を引き起こすといった症状がでるようです。
これはもともとゴム製品等によるアレルギーを持っている人の半数近くの人が果物アレルギーを発症すると言われていて、パイナップルだけでなくキウイなどのフルーツを食べ過ぎるとアレルギー反応から腹痛や下痢を引き起こすことがあるそうです。ゴム製品でアレルギーを持っている人は気をつけた方が良さそうです。
パイナップルの食べ過ぎによるデメリット③太る
パイナップルだけではありませんが、フルーツには果糖が含まれているため、やはり食べ過ぎると太る原因になります。特にシロップ漬けにされている缶詰のフルーツは生食以上の糖分が入っていて太る原因になるので気をつけましょう。
パイナップルを使ったダイエットのやり方と効果
パイナップルダイエットをご存知ですか?
リンゴダイエットや朝バナナダイエットなど、これまでフルーツを使ったダイエットが流行りましたが、ここ最近はパイナップルダイエットがブームになっているそうです。パイナップルダイエットは30年ほど前にアメリカで流行ったダイエットですが、ここ日本でじわじわ注目を浴びています。
では、パイナップルダイエットをご紹介する前にパイナップルのカロリーと糖質を確認しておきましょう。
パイナップルのカロリー
パイナップルのカロリーは100gあたりで約51㎉で、パイナップル全体(約1200g)でも約260kcalくらいなので低カロリーフルーツなのです。比較するために、他のフルーツの100gあたりのカロリーを載せておきますね。
・りんご:約61kcal
・バナナ:約86kcal
・アボカド:約187kcal
ではダイエットを左右する糖質はどうでしょうか。
パイナップルの糖質
パイナップルの気になる糖質は100gあたりで約12gです。パイナップル全体(約1200g)だと約71gの糖質になります。こちらも比較するために他のフルーツの糖質量を載せておきます。
・りんご:約13g
・バナナ:約21g
・アボカド:約1.3g
パイナップルだけでなくフルーツ全般に果糖が含まれているのでカロリーは低くても糖質は低いとは言えないようです。アボカドだけはとても低糖質なのでダイエット向きかもしれません。
パイナップルダイエットの効果
糖質高めのパイナップルですが、パイナップルには糖の代謝をサポートするビタミンB1が豊富に含まれているため、上手に食べればダイエット向きのフルーツです。
ビタミンB1は糖が脂肪に変わってしまう前に体外に排出してくれる働きがあるので体に脂肪がつきにくくしてくれます。他にも、食べ過ぎると舌をピりつかせる原因でもあった消化酵素「ブロメライン」がタンパク質の吸収を助け、基礎代謝を上げてくれる効果に期待できるので、太りにくく痩せやすい体作りを手伝ってくれます。
また、パイナップルに含まれるカリウムによって、体に溜まった余分な水分を排出し浮腫みを除去してくれたり、食物繊維が腸内環境を整えることで便秘の予防・改善を助けてくれたりと、ダイエットに心強い栄養や成分がパイナップルには含まれているのです。
パイナップルダイエットのやり方
パイナップルダイエットのやり方は朝か夜の食事をパイナップルに置き換えるというもの。
朝に置き換えるメリットとしては、朝は体がデトックスする時間帯なので、パイナップルを食べることで消化器官が働き、便通をスムーズにする効果や、カリウムの働きによってむくみが軽減するという効果に期待できます。
一方、夜に置き換えるメリットとしては、1日の中で一番活動量の減る時間帯にパイナップルを食べることで体に負担をかけず、消化酵素ブロメラインが寝ている間に消化を促し脂肪燃焼を助ける効果に期待できます。
朝と夜、どちらかの食事をパイナップルに置き換えることで、ダイエットの成功率は高くなってくれるでしょう。
パイナップルダイエットの注意点
とても簡単にできるパイナップルダイエットですが、注意点もあります。
パイナップルはできれば生のパイナップルを食べましょう。缶詰は手軽に食べれて便利ですが、シロップ漬けになっているので余計な糖質を摂ってしまうことになり、むしろ食べ過ぎると太る原因になります。
また、冷凍のパイナップルは脂肪燃焼効果のある消化酵素ブロメラインの恩恵は受けれたとしても、冷凍によりダイエット効果に期待できる成分や栄養が死滅してしまっている可能性もあります。
ダイエット効果のあるパイナップルの栄養をしっかり摂りたい人はやはり缶詰でも冷凍でもなく生のパイナップルが理想です。
最後に
いかがでしたか?今回は、パイナップルの効果や効能、パイナップルダイエットのやり方、ダイエットする上で把握しておきたいパイナップルのカロリーや糖質もご紹介しました。また、生のパイナップルとドライパイナップルの効果の違いやパイナップルを食べ過ぎると舌がピリピリする原因など、パイナップルについてご紹介しました。1年中スーパーで手に入るパイナップルにはたくさんの嬉しい効果があったんですね。参考になれば幸いです。
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