目次【開く】
水はカロリーがないため、水がダイエットに効果的だということをご存知な方は多いと思います。しかし、水を飲まなくてはいけないと思うと楽しくダイエットができなかったり、飽きてしまったり…。なかなか続かないものですよね。今回は効果的な水ダイエットのやり方について、効果があらわれるのはいつなのか、また飽きずに継続させるコツをご紹介します。
水ダイエットとは?どんな効果がある?
今回ご紹介する水ダイエットは、食事を摂らずに水だけを飲むという方法ではありません。食事制限はせずに、1日に決まった量の水を継続して飲むというダイエット法です。
まずは、いちばん知りたい、水ダイエットの効果についてご紹介します。
水にはカロリーがないから無理なくダイエットができる
小腹が空いたときや何か口に入れたいと思ったときに水を1口飲むようにしましょう。仕事や家事の合間にちょくちょくつまみ食いをしていた人は、それを水に変えるだけで、大幅にカロリー、糖質、塩分などを削減でき、気づけばサイズダウンしていますよ。
水を飲むことによって代謝が上がる
身体に水分が足りていないと血液やリンパがドロドロになって蓄積されどんどん酸化していき、それらはセルライトに変わります。
水分をこまめに摂ると血流やリンパの流れがよくなり老廃物をスムーズに出すことができます。また、消化器官から吸収された栄養を溶かして血液に取り込むのも水の役目です。
血行がよいと栄養と酸素を身体のすみずみまで運ぶことができるので、各臓器がするべき仕事を滞りなく行え、代謝も上がります。代謝が上がれば特別な運動をしなくても太ることはありません。だからダイエット上級者は水を好んで飲むのです。
水を飲むことによる便秘予防
前の項目でご紹介したように、代謝が上がり不要なものは汗・尿・便などに変えてどんどん排出されます。
個人差はありますが、水をたくさん飲む人は、1日に数回の排便する人もいますよ。
水を飲むことでターンオーバーを促進させる
代謝がよくなった身体はターンオーバーを促進させます。
水分が十分に足りているので細胞を乾燥などから守ることもでき、乾燥肌やバサバサした髪が改善、身体のなかから美肌・美髪になれるのです。
水を飲むと集中力がアップする
ダイエットをしている人の多くは食事制限をしていて、空腹や食べる妄想から集中力がなくなり仕事の効率が悪いと感じた経験があるはずです。
水ダイエットは食事制限をしないので日中お腹が空いて仕方がないということはありません。
適度な水分補給はパフォーマンスによい影響を与えることが研究でもわかっています。特に「ここぞ」というときは炭酸水(無糖)を飲むのがおすすめです。頭がスッキリ、気分転換にもなって効率よく作業をこなせます。
お菓子を食べない代わりに水をちょくちょく飲むのは理にかなった行為なのです。
水ダイエットのやり方は1日2リットルの水を飲むだけ?
水ダイエットのやり方は簡単、体格に合った量を飲むだけです。
一般的には1日2~2.5リットルと言われていますが、あなたがどれくらい飲めばよいかというと、体重1kgあたり水40mlで計算します。
例えば60kgの方なら、2.4リットルになりますし、45kgの方なら1.8リットルです。
ただ、水分は水以外の食事でも摂るので体格に合った量をきちんと飲まなかったからといって効果が出ないということはありません。
つまり量をこなすというよりは飲む習慣をつけるほうが大事です。また体格によって飲む量が変わってくることをお知りおきください。
水ダイエットの効果があらわれるのはいつ?期間はどれくらい続ける?
体重を1kg減らすには7200キロカロリー消費しなくてはなりません。
水ダイエットでいちばん効果が出やすい人とは、間食をたくさんしていた人でしょう。仕事の合間に甘い飲み物やお菓子を食べていたのを水に変えるようにしてください。
例えば1日500キロカロリーぶんを水に変えた場合、単純計算で半月で1kg減ります。
水をよく飲むのを継続していれば代謝が上がるので、食事の質や食べ順、さらには意識して歩くなどを続けていれば3か月で3~4kgは減量できるでしょう。
これまでの生活習慣が乱れていた人ほど効果が得やすいダイエットと言えます。
万年ダイエッターでよい生活習慣を心がけている人は、水ダイエットと合わせて筋肉(脂肪燃焼効果・血行促進効果)を増やすとより効果的です。
水ダイエットを飽きずに続けるおすすめの方法
水を飲むだけですが、飽きずに継続させる方法をとらないと、水を飲むのが苦痛になっていきます。水ダイエット成功のポイントは継続、おすすめの方法をご紹介します。
水は体温に近い温度にする
内臓を冷やさないために、常温もしくは体温に近い温度の水を飲むようにしましょう。冷たい水を飲んであえて冷やして身体をもとの体温に戻す力を利用するという水ダイエットの方法がありますが、この方法よりも内臓を冷やさない水の飲み方をしたほうが継続的な効果が得られます。
朝いちばんに白湯を飲む
朝の決まった時間に消化器官を刺激し活動させると体内時計が整います。効果を実感する時期には個人差がありますが、毎朝の白湯を続けていると同じ時間に排便があり、身体が軽くなります。また、朝いちばんの白湯で消化器官が活発に働き基礎代謝も上がり一石二鳥です。
30分毎に1口、水を飲む
水は一気に飲むのではなく30分毎に1口、少しずつ飲むようにしましょう。仕事中も少量飲むくらいなら誰も気にしないですし、少量ずつ水分補給することで尿意もそれほど感じないでしょう。
何より、少量なので飲むのが苦痛にならないからちょくちょく飲むのは水を摂取する習慣づけになります。
入浴前後や就寝前に水を飲む習慣をつける
積極的に水を飲まなくてはならないと思うと構えてしまう人もいるでしょうが、少し多めに飲むのは入浴前・入浴後・就寝前・起床後・食事前(約1リットル)です。あとはちょこちょこ飲むだけ、お伝えしたように目標値に到達しなくても問題はありません。下記は一例ですが、ルーティーン化すると当たり前のように水を飲めるようになります。
- 起床し歯磨きを終えた後(コップ1杯)
- 出勤前
- 出社後すぐ
- 就業中は30分毎
- 昼食前(コップ1杯)
- 帰宅後
- 夕食前(コップ1杯)
- くつろぎタイム(ちょこちょこ飲む)
- 入浴前(コップ杯)
- 入浴後(コップ1杯)
- 就寝前(コップ杯)
起きたばかりの口腔内は最悪の環境と言われていて、このまま水を飲むと細菌を身体に取り込むことになります。白湯は歯磨きをしてから飲みましょう。
水ダイエット中、食前には炭酸水がおすすめ
水を飲むだけでもお腹はある程度膨れますが、水ダイエット中は炭酸水を飲むとより効果的です。
食事をする20分くらい前に糖分の入っていない炭酸水を1杯噛むように飲みます。食後の血糖値の上昇を抑制させるために、食事は食物繊維の多い海藻や野菜類から食べ始めイモ類や穀物は食事の最後に食べましょう。
水ダイエットは水道水でOK?
自治体に問い合わせると水道水は飲めるという答えが返ってきますが、頻繁に飲料水にする場合は加熱したり浄水器を介して飲んだりすることをおすすめします。
水ダイエットにおすすめの水
- 炭酸水
- レモン水
- ショウガ水
- ミネラルウォーター
メリハリある水ダイエットがしたい方には、気分によって水の種類を変えて飲むのがおすすめです。ミネラルウォーターでもメーカーや原産国によって成分や味が異なりますし、レモン汁やショウガ汁を加えれば気分転換にもなります。
水ダイエットに麦茶やコーヒーはダメなのか?
水ばかりでは飽きてしまうから、私たちはほかのカロリーのない飲み物で代用できないかと考えてしまいます。たしかに、カフェインレス(例えば麦茶)なら問題はありません。しかし、ダイエットに活用するのは水がおすすめです。
気持ちが緩むきかっけを与えてしまう
水以外でもいいというルールにすると、人はどんどんハードルを下げます。たしかに常温の水よりもホットミルクのほうがほっこりしますよね。「身体があたたまったほうがいい」と、よい解釈をします。しかし、水の代わりにカロリーのあるものを飲む習慣をつけてしまうと(ちょくちょく飲む癖だけは残る)間違いなくリバウンドします。
カフェインの利尿作用に注意
コーヒーなどカフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、水で溶かした栄養を細胞に浸透させる前に体外に排出してしまいます。
コーヒーダイエットもありますが、効率良く基礎代謝をアップさせる方法は水ダイエットです。
水ダイエットで太る人の落とし穴
SNSを見ていると、水ダイエットをして逆に太ったという人もいます。
水の飲みすぎで身体がむくんだ
水にカロリーがないのになぜ太ってしまうのかというと、水の飲みすぎで身体がむくむからです。はじめのほうでお伝えしましたが、体格によって飲む量は変わってきます(40ml×体重)。モデルが2.5リットル飲んでいるからといって真似をする必要はなく、体格に合わせた値を目標に飲めばよいです。
ゼロカロリーの炭酸は「炭酸水」ではない
ゼロカロリーの炭酸をダイエットに用いる人がいますが、たくさん飲むと、むくみます。カロリーがなくても塩分が思っている以上に含まれているからです。
水ダイエットで痩せた人の口コミ
水ダイエットを成功させた人の口コミをご紹介します。
- ダイエット成功のコツは水の種類を変えて合うものを見つける
- 飽きる前に水の種類を変える
- きっかけごとに1口飲む
- 水ダイエットは効果や期間を気にせず続ける
口コミをまとめると、色々なメーカーを飲んでみて自分好みの味を見つける、味を変えてメリハリを与えながら飲み続けることが大事なのです。
最後に
今回ご紹介した水ダイエットは、水を飲む以外にルールはありません。間食代わりに水を飲んでいたら、数か月後には美肌・美髪のスレンダーボディになっているでしょう。誰でもできるダイエットなので、気軽に始めてみてください。