【悟り系恋愛論(4)】「裁かない」“judgemental”をやめると世界が愛しく見えてくる~前編~

【悟り系恋愛論(4)】「裁かない」“judgemental”をやめると世界が愛しく見えてくる~前編~

【悟り系恋愛論(4)】「裁かない」“judgemental”をやめると世界が愛しく見えてくる~前編~

 

瞑想を通じてワンネスと一体化する奇跡体験をしたハルカが語る、現実世界の常識から逸脱した究極の恋愛論シリーズ第4弾です。前編と後編に分けてお伝えします。 ※バックナンバーは記事の末尾にあります。

<その4>「裁かない」“judgemental”をやめると世界が愛しく見えてくる~前編~

■裁くと幸せは遠ざかる

日本でも大ヒットしたアラフォー女性の恋愛ドラマ”Sex and the City”では、会話の中で“judgemental”という言葉がたびたび出てきます。

これは、【judge】(裁く)と【mental】(心、精神)の造語で、文字通り「裁く心」を表しているようです。

自分の価値観や一般常識と照らしあわせて、相手の間違いを批判する。
善悪、正否、優劣…。自分が持っている判断基準で相手を裁き、相手の立ち位置や価値を決めてしまう。

自分ではそのつもりはなく、単純に遭遇した物事に対して、感想を抱いているだけかもしれません。ですが、何かや誰かを裁いてマイナス評価を与えるとき、そこには必ず「不快な感情」が生まれます。

世の中では、「ダメ出しをして、すっきりした!」「悪口を言って、さっぱりした!」と思う方々も、決して少なくはありません。

けれど、そういった方々は、どれほど経済的に恵まれたり素敵なパートナーができたりしても、またすでにそのような状態でも、ちょっとしたことで心は荒れやすく、「本当の幸せ」に安住することはできません。

何かをけなし、否定し、嫌うことは、「嫌な人」「絶対的に嫌いなもの」という不快を自分自身で生み出すことだからです。

そして、裁くことはその瞬間は、自分自身が上の立場になれるので、気持ち良くもありなかなかやめられなくなっていきます。そうなれば、やがて世の中は、自分が裁いた不快なもので溢れていくでしょう。

また、他人を裁く心は、必ず自分自身をも裁いていきます。「あの人のココがダメ」と否定した瞬間、自分の中に同じものがあれば、そんな自分をも同時に否定しています。これが「劣等感」や「罪悪感」に繋がって、自分自身を苦しめてしまうのです。

■裁かなければ、世界が愛しく見えてくる

ですが、「裁かない」でいると、あらゆる価値判断から自由になれます。そして、自分自身をも裁かなくなり、あるがままの自分を受け入れられるようになります。

目の前で起きる出来事から「間違ったこと、嫌なこと、許せないこと」が消えて、何もかもが「ただ、起きていること」になり、そこにストレスを感じなくなります。感じたとしても、その物事に意味付けをしなければ、その感情は心に留まらず流れ去っていきます。

本当は毎日そのような気持ちで過ごせればいいのですが、現実はなかなか「裁かない」と言ってばかりではいられないと思います。仕事であれば、「判断」しなければならないことも多いですよね。

その場合は、例えば家に帰ってから寝るまでの時間や、休日などに「今日は何も否定せず、競争や価値判断から離れてみよう」と意識してみるといいかもしれません。

そうして、波風の立たないとても穏やかな心でいられることに気付くと、そこからは自然に「何かを、誰かを裁く」気持ちは減っていくのではないかと思います。

世の中や自分に不満だらけ…という方がもしいらしたら、是非試してみてくださいね。

また、この「裁かない」心でいられるようになると、恋愛では特に、異性の言動や行動で許せないことが減り、関係が素晴らしく改善します。後編では、具体例を上げていきたいと思います。

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■Ku(クゥ)@恋愛コンサルKUGAHARA/久賀原鷹彦 2016年8月よりKUGAHARA(Ku)がメインで男性心理・本音を暴露。最近はオカルト・陰謀論メイン。 ※2016年8月以前の記事は辛口オネエスタッフ・はるかの単独執筆記事です。 ■Kuプロフィール IT企業を経て経営コンサルタントとして独立するかたわら、恋愛相談も受け付ける。バツイチ・アラフォー。