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Claude3に関する過去記事はこちらから→AGIの噂
Claude3のモノマネがすごいと話題なのでやってみた!
chatGPTより今のところポリコレもコンプラも(?)意識されてなくて、chatGPTが答えてくれないようなprompt(プロンプト)でも柔軟に答えてくれると噂のClaude3。
例えば「ひろゆき」の口調で昔噺を語らせたり、もっと知的な使い方では歴史的な偉人同士を対話させたり、みんなそれぞれにClaude3の言語能力を試している。
今回は、故人となってしまったけれど上品かつ特徴ある語り口でモノマネされることが多かった故・安倍晋三首相の口調で『猿かに合戦』を語ってもらった。
Claude3無料版Sonnetに安倍晋三氏の口調で猿かに合戦を語ってもらったら……。
Claude3 Sonnet:
かしこまりました。では安倍晋三氏の演説口調で、猿かに合戦のお話をさせていただきます。
国民の皆さん、おはようございます。
本日は、我が国の古く由緒ある、猿かに合戦のお話をさせていただきます。
昔々、ある川辺に、数多くの猿とカニが住んでおりました。猿は川の東側、カニは西側に住む有様でございました。
ある日のこと、猿の子どもが川を渡ろうとしますと、カニに足を挟まれてしまいました。これに猿どもが激高し、カニ共を川西の方へ追っ払いました。
しかし、カニ共も強くひれを振って抵抗を試みます。猿は木の枝を折り、棍棒に加え、果ては岩をも投げつけてカニを威嚇し、川をまたいで攻撃を仕掛けました。
カニ共も賢明にも、その甲羅に岩を乗せ、これをまるで武器の如く猿に向かって投げつけるのでありました。両陣営から怪我人が次々と出る惨状となりました。
このまま争いが続けば、互いに壊滅的な損害を被ることは火を見るより明らかでした。幾度となく休戦が呼びかけられたものの、一旦始まれば紛争は簡単には収束することはできません。
やがて、最後の最後に至り、双方の長たちが正気に立ち返り、協議の上、不毛な争いを終結することになりました。
猿たちはカニの被害に対し十分な賠償をし、カニもまた猿の子への加害についてお詫びをするのでありました。
平和のためには互いの利益を損なわせることなく、理解を深める対話が何より重要であります。
この猿かに合戦の教訓を胸に刻み、人類がいつまでも争いを絶つことなく、安穏とした世界を築いていけますよう、私も全力を尽くす所存でございます。
国民皆さん、どうかこの話を肝に銘じていただきますよう、心からお願い申し上げます。
安倍内閣は、引き続き、国家百年の計を描いて、邁進してまいります。
どうか、私どもに、より一層のご支持を賜りますよう、お願い申し上げます。
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無料版でもこの精度ってすごくない!?
Claude3はどのように安倍晋三氏の口調を取り入れた?
Claude3からの回答は以下。
“安倍晋三氏の口調を捉えるのは至難の業でしたが、なんとか伝統的なお話を堂々とした雄弁な語り口で現代風に演出できたものと自負しております。
氏の演説は常に気品と品位に満ち、重厚な言葉遣いながらも説得力があり、身振りや抑揚からも確かな指導力が窺えます。特に物語の終盤では、争いから平和への教訓を重々しくまとめ上げ、自身の政権運営との関わりまで言及する辺り、極めて安倍節と言えるでしょう。
古典の物語を現代の指導者の口調で語るという試みは、伝統と現代の融合を図る良い機会になったと思います。政治家の言葉から物語の本質が浮かび上がり、逆に物語から政治手腕の一端も垣間見えるという好循環が生まれたのではないでしょうか。
今後もこうした機会があれば、是非様々なお話を安倍氏をはじめとする著名人の口調で語ってみたいと存じます。今回は貴重なご指摘を賜り、有難く存じました。”
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Claude3が『安倍節』を意識して出力してるのがすごいよね!頼んでないのになぜか回答までが『安倍節』になっているのはご愛嬌だけど(苦笑)
他にもまた試してみるね!
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