(2)8月:街頭で主張を叫ぶ→会議室でネゴる【2021年下半期と近未来/辛口オネエ】

(2)8月:街頭で主張を叫ぶ→会議室でネゴる【2021年下半期と近未来/辛口オネエ】

(2)8月:街頭で主張を叫ぶ→会議室でネゴる

■7月末に木星が水瓶座に戻り、火星は乙女座へ。主張を叫ぶ場の変化

7月は(1)で話したように、日本の場合はいよいよステルス侵略に気付いた人達が明るく正々堂々と自分達の国を守るべくして声を上げる時期になるかもで、さらに7月末になると、5月に魚座入りした木星が水瓶座へ戻って、良い意味でまた「感情的に同調・共感する」段階から、「感情に振り回されずに、論理的に」物事を判断して、行動を起こしていく人が増えていく時期。

権力が強くてしっかり統制できていた頃(山羊座木星土星期)が過ぎて、もはや個々の、生き延びるための本能と直結した好奇心が抑えきれなくなってくる。上が「これこれはこういうことです。ですから、皆さんはこうしてください。破ると罰則があります」と、何かの解釈や行動を強制または禁じても、もう言うことを聞かない人達が増えていく。

「なんか違う。上の人達は何か隠している。なんだろう?ペナルティ?禁止?それも彼らのルールでしょ?ルールも私達で変えればいい」と、なるわけね。で、まあ今のところはまだ、人民解放軍に連行されないから、ノーマスクで夜のお店行っても、怒られて議員なんかなら騒がれるけど、一般人なら「まだ」顰蹙買うだけで済む。

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★閑話休題★土星が新しい星座に移ると?

土星の1星座での滞在期間は約2年半だけど、土星ってその約2年半で、前の土星星座の時代に作られたものを「壊し」はしないんだけど「否定して改善改良する」のよね。

でも、改善改良といいつつ、それより「建て直したほうが楽だな」と思えば「リノベーションです」と言いつつ「おいおい、土台壊し始めたぞ?ルール違反じゃ?」「いいえ、土台からのリノベーションです」と詭弁でガンガン既存の仕組みを変えていくこともある。
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そういう「あえて、お上の御達しを破る」のも、その行動一つで世の中が変わるはずも、お上が考え直すことにも繋がらないわよね。いわゆる「パフォーマンス」と捉えられて終わりがち。だから、推し着せのルールに反発したい人で、声が大きい人は、じゃあ、「みんなでやりましょう!」と、周囲に声を掛けていく。

あらゆるムーブメントが起きるときに、そこに参加する母数を増やすためには知り合いから知り合いへ、それから現代ならネットのSNSなんかを介して、多くの人達と「気持ちを分かち合う」ことはとても大切。なんだけど、往々にして「分かり合えた」だけで満足して、仲間内で慰め合ってそれで終わりになることがあるのよね。

だから、オールドメディア(テレビとか新聞とか)は、昔からそれを分かってて、大衆に寄り添う意見を出して大衆を扇動したり、あえて「◯◯を許さない!」という声が上がるように「この、政府の/企業の不祥事や法案の情報を流せば、今ならこの規模の反対の声が上がる。声が大きくなったら、謝罪や撤回をして、彼らに勝ったと思わせる」みたいに、コントロールしてきたのね。よく「ガス抜き」って聞くでしょ。みんなで団結して、ネットで騒いで、目先の目的が例えば企業の一つの活動方針の撤回や変更や、議員の辞任だったりして、その目的が達成されれば満足して、その団結した仲間は別に「解散!」と言われたわけじゃなくても、自然に団結している意味が薄らいで、いつのまにかみんな、散開してたりする。

でも、木星が水瓶座に戻ると感情的にはガス抜きができていても、冷静に「目先の目的は達成できたけど、あれは氷山の一角で、水面に出ている部分を熱で溶かせただけ。まだまだ、水面下にある氷山を壊さないと」と、仲間が集った本来の理由に立ち戻れる。そして、感情的にならず、淡々と「では、今の私達にできることは?」と、考えられるようになる。

そして獅子座の金星火星で誰もが明るく正々堂々と自分が正しいと思うことを口にした時期から、金星は7月22日に、火星は30日に乙女座に進んで、8月になると一転して「声」は小さくなるかもしれない。いや「小さくなる」わけじゃなくて、それまでが街頭で不特定多数の大勢を前に演説してたとしたら、今度は同じ主張を、約束を取り付けて、しかるべき人達が席に着く会議室ですることになるような変化ね。

そして、ある程度は「忖度」もするようになる。それができる人達が選別される。「声が大きいだけじゃ、いくら一般に人気があっても」結局ガス抜き役で終わる主張者と、多少は「え、そこ譲歩するの?」「それ、相手の思うツボじゃ?」「結局妥協するの?」なんて、熱くてまっすぐで、理想だけで世界を変えられると思ってる「仲間」達とは心の距離どころか、関係性にヒビが入ることもあるし、外から見れば「あの団体、分裂した」となるかもしれない。

でも、世界はどれだけ時代が変化しても、星がどんなふうに巡っても、やっぱり「仲間内で理想論を叫んでいるだけ」じゃ何も変わらなくて、既存の権力や資源のあるところに、働きかけていく人達が変えていく。劇的な変化はなくても、この下半期の8月を迎える頃から、少しずつとはいえ「確実なやり方で」かつてあまり力を持っていなかった人達の間で、街頭で叫ばれていたことが、それを実現する力を持った人や団体によって約束されて、実行されていくはずよ。

続く。

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