占いは元気になるポジティヴな内容がいいと言いつつ、本当に嵐の日に「嵐に見えるけど本当は晴れてるからさあ!帆を張り直してどんどん進みましょう!揺れてる?揺れてないと思えば揺れてない☆」って励ましたら、転覆するかもしれない。
だったら「今、嵐の真っ只中にいるのでとにかく転覆しないようにできることを。目的地から遠ざかって流されてる?沈みさえしなければ、遅れたっていいじゃない」「嵐で船が揺れまくってるから、ゲロ吐きそうで当たり前。みんなはもう、吐いて少しはスッキリしてるわよ?」ってことね。
(でも本当に運気的に「絶対晴れてて、その見えてる嵐は幻術士が見せてるだけよ!」ってときはそう伝えるけどね。この7月は17日頃までは本当の嵐の真っ只中よ)
で、本当に辛いときにはその状況を肯定したうえで「あとどれくらいで風が吹いて船はまた動き出しますよ。今は嵐で揺れるけど収まりますよ。東はあっちで懐かしい港町。西はあっちで本来目指してた交易地。ですが、本来の航路よりもだいぶ流されたので現在地の一番近くには小さな島と漁港がありますよ」って聞けたら希望も持てるようになるんじゃないかしらって。
■やる気も調子も出なくてOK!そんな時期だもん
そんなわけで、この7月は17日の月食頃までとにかく嵐の真っ只中。風は逆風。水星逆行も影響はしてるけど「やる気が出ない」「調子が出ない」のはむしろ「みんなのデフォルト」だと思っちゃってOK。
(ちなみに今、すこぶるうまくいってる人はキャプテンマーベル女子か、逆行ウェルカムな生まれつき逆行持ちの嵐の申し子のどっちかね。もしそうなら、この記事は人間女子の気持ちや状況を把握するために参考として読んでねん)
で、今って水星が逆行してる時点でまず、考えがふだんよりまとまりにくいでしょ。いいアイデア!と思ってもちょっと真剣に考えると「いや、こんなデメリットが、リスクが、ここが穴で……」ってネガティヴ要素がボロボロ見つかるでしょ。やろうと思っても他人の協力が必要なことなら、周囲の説得がいつもより大変でしょ。周囲も「やる気なし」になってたり体調崩してたりするかもだし。
さらに今回の逆行は山羊座の土星ドラゴンテイルの合と蟹座太陽のオポジションの時期とも重なってて(7月3-12日くらいは影響するかしらね)いい面では「反省」「過去に臭いものに蓋をした、その蓋を開けて中身をちゃんと処分する」のにはすごくいいのね。
ただ、人によっては大々的に過去を振り返ることになって、一生レベルで封印しておこうかしらって黒歴史や、組織なんかだと何十年と放置されてきた根深い問題と向き合うことにもなりやすい時期。
で、その「向き合わなきゃ」な憂鬱さや不安感はその実態を見極めて対処するまではずっと頭では忘れてるつもりでも心の深いところではもう思い出してるから、なんとなく重苦しい気持ちになるし、それは周囲にも伝播するのよね。