■自己満足して初めて人は他人に優しくなれる
自己満足でいいから、とにかく自分に自信を持てるようになると、自然と人って「わがまま」になるもの。
まあ、その段階を超えて本当に心の底から満たされると、今度はもう「自分のことはいいから、愛する人のため、みんなのためっ!!」ってなれるのよ。
でも、そこに至るまでは時間かかるけど。それでも、人生はなんだかんだいって長いんだし、自分に劣等感抱えて他人に対しても卑屈な態度のまま死ぬまで過ごすより「今から変わったってあとは老後しかない」って年齢だとしても、変われるものなら変わったほうがいいじゃない?
「もう遅い」と思っても、40歳から変わろうとして完全に自分に満足できるのが50歳だったとしたって、残り30年は聖母マリア的な慈愛の心で生きられるのよ?これって何もせずウジウジしてるのとは、大きな違いじゃない?
で、いつかそうなるためにも、一時的に「愛されるわがまま」を言える時期って必要なのよ。それが人によっては数十年かかるかもしれないけど。
■自己満足からくる「わがまま」を言える女は愛される
何が本当に大事かというと、そんな慈愛の人になるより以前に、まず自分が幸せになることだし、そうじゃなきゃ努力する意味ないわよね。
で、自己満足のなにが素晴らしいかって、わがままになるだけなら「嫌われるんじゃ?」って思いがちだけど、逆で、これはみんなも気付いてるかもだけど、
「自分自身を大好き!」なわがまま女を愛する男は多い
「自分自身が嫌い」なわがまま女は男から嫌わがち
まあ、男だけじゃなく、女も同じような理屈で同性を好いたり嫌ったりするけどね。「あの子のわがままはなんか許せるけど、あの子のわがままはウザい」ってことが残酷だけど起きるじゃない?
その原因はちゃんとあるのよ。
★愛されるわがままと愛されないわがままの違い
愛されるわがまま女は、自分が大好きで自分が心地よくいるためにわがままを言う。
だから、わがままなんだけど、だいたいはニコニコしてあっけらかんと「甘える」ようにしか見えないから男は「も~!こいつは、わがままだな~。俺に甘えてるんだな、かわいいやつ!」ってなる。
愛されないわがまま女は、自分が嫌いで、周囲を「こんな私、嫌いでしょ?……嫌いじゃないなら、受け入れてくれるよね?」と、試すようなわがままを言う。
それって、相手に何か犠牲を払わせることで、自分の価値を確認しようとする言動や行動なのね。だから、そのわがままって男が一番キライな「気持ちを試される」わがままだから嫌われるわけ。
同じわがままでもベクトルが違うのよ。
例えば、同じように「今度の休みは温泉行きたい」って希望を言うにしても、愛され女は「あなたとイチャイチャしたいから♪あったかいところで♪ね~、いいでしょ?」
って感じで、ラブラブしたオーラが漂ってるから、それが媚薬のように効いて、男は「もう~!本当は仕事でクタクタだから家にいたいんだけど……。そんなに俺が好きならしかたないな!(かわいいなこいつ!)」ってなる。
愛されないわがまま女は、同じことを言うにもその動機が「彼が最近、仕事仕事でかまってくれなくて、気持ちが離れてるに違いない。この土日、私の希望を叶えてくれないなら、きっともう終わりなんだ……。彼の希望に合わせることもできるけど、あえて嫌がりそうなことを言って、受け入れてくれるか試さなきゃ」みたいなドロドロした重さをその言葉に乗せて伝えちゃうのよ。
だから彼のほうも「うわ、こいつ、俺が疲れてて嫌がるの分かってて、わざとそんなわがまま言いやがる!面倒くさい、重い」ってなっちゃうのよ。
万が一「世の中では『わがままなくらいのほうが愛される』っていうのに、私はわがままを言うとすぐに嫌われる!」って思ってる人がいたら、ちょっとばかり辛いだろうけど、自分のこれまで拒否られたわがままと、その背景にあった気持ちを思い出してみるといいかもね。