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まず、最初に言っとくけど、確かに伝統的な西洋占星術ではゲイになりやすい配置、みたいのはあるんだけど、やっぱりそれだけじゃ判断はつかないのよ。
昔の西洋占星術の文献に記載されてる「ゲイになりやすいホロスコープ」みたいのって、かなり差別的な書き方で、偏見に満ちてて、公平性に欠けてるし、検証数も少ないはずだし。
医学的にもさ、これってなんにも解明されてなかったんで、たとえば「同性愛者は、脳が傷ついているから。母親の胎内にいるときに脳が傷ついたから」とか。
なおかつ、昔ってほら、今よりぜんぜんLGBTを世の中が認めてなかったじゃない?特にキリスト教圏では、ゲイバレしたら死罪とか、ひどい時代もあったのよ。
だから、ガチのゲイで、出生データが取れたはずの人でも隠し通して普通の結婚して社会生活送ってて、有名になった人とかもたぶんいて。そういう人の出生図が「こういう偉大な人のホロスコープ」って残ってて「うん?これってゲイの可能性アリアリじゃない?だけど、奥さんも子どももいたしゲイの噂もなかったのね……」とかもあるわけよ。
とはいえ、まあ天体位置の計算ソフトができてから早ウン十年、世界的にもLGBTに寛容な社会になってきたから、今現在進行形で、誰か密かにサンプルは集めてると思うし、昔より確かに判定ポイントは増えてきたのは確か。
……なんで、実はもうかなり多数、そういう「判定ポイント」みたいのはあるんだけど、全部公開して犯人探し的に身近な隠れゲイを暴こうとかする人が出てくると嫌だから、ここでは一部だけぶっちゃけるわねん。
■ゲイ判定ポイントのごく一部について
まず、これは一番古くからの判定ポイントだけど、「金星(愛に関わる)が傷付いていると同性愛者になりがち」とかってのがあるわ。
昔の西洋占星術の文献で「傷付いてる」って、『アフリクト』っていうんだけど。
どういうアスペクトかというと、スクエア、オポジション、それから第2種のマイナーだけどディフィカルトアスペクトと呼ばれる150度、45度のセミスクエアとかね。
金星に対して、土星以遠の天体がこれらの角度で関わっている場合、金星のアフリクトで「普通ではない恋愛」イコール同性愛?的な解釈ね。
■「ゲイかも?」の昔の例
ちなみにホロスコープに現れる「ゲイの特徴」とされてたものって、今だとゲイの「可能性」は多少アップするとはいえ、確定ではなくて、例えば
金星に土星がスクエア
火星土星合
太陽ノーアスペクト
って人がいたとしたら、昔ならゲイ認定されたかもしれない。理由は、
金星が土星にスクエア
→昔の言い方で『愛情面で傷ついている、傷つくことが多い』→普通の恋愛が叶わない
→ゲイかも?
火星土星合
→男性性が抑圧されている
→ゲイかも?
太陽ノーアスペクト
→男性としての主体的な人生を打ち出すことができない・男性性を発揮できない
→ゲイかも?
この3つの「ゲイかも?」が揃っている
→ゲイだ!!
って感じね。
でも、単純にこの3つが揃ってても異性愛者で、性格と運勢的に、女性に対して厳しい(金星スクエア土星)から嫌われがちだしストライクゾーン狭いしで「恋がうまくいきにくい」けどゲイじゃない。
火星土星合で、やっぱり男性として自信を持ちにくい、仕事のプレッシャーでいつもキリキリしてる、健康面で人より苦労が多い……。から、あんまり男性的な生き方をしているようにも、外見的に男性的にも見えない。けど、ゲイじゃない。
太陽ノーアスで、アイデンティティが本当はあるんだけど他人に伝える手段を持たず、内にこもりがち。他力本願的。お父さんと縁が薄かったんで、父性的な態度が分からない。だから、男性的な魅力が(本当はあるけど)周囲から観るとイマイチ。その変わり、周囲が投影してくる「君ってこういう人」「あなたにはこうあってほしい」をうまく演じられる。それってなんとなく、女性的じゃない?でも、もちろん、ゲイじゃない。
ってなるんじゃないかしら。
■その他の判定ポイントについて
あとは、めちゃくちゃ乱暴な話だけど、まああるっちゃある……のは、出生図の太陽・月・金星・火星に水瓶座が多くて、守護星の天王星がそこにからんでるか、土星・海王星・冥王星とアフリクトだと、同性愛とか、バイセクシャルとか、ほかにももっと細分化されるLGBT要素が出てくる可能性はちょい高まる。
水瓶座と守護星の天王星って、ずばり土星までの天体が「私のテリトリーはここまで」って厳格に決めて築いてる強固な壁を、ドッパーンッ!とぶっ壊して外に出ていくか、ビョーンと飛び越えてっちゃうのね。
水瓶座も天王星も革命・改革・未来みたいな意味があるけど、そういうわけで人間社会でそれまでみんなで築いてきた社会規範や常識に囚われない。当然、性別やその役割も平気で飛び越えられる。
火星水瓶座の男って、普通の占いでも「男女平等!甘えるな!雑魚寝しようぜ~手は出さないよ★」(チッ、本当に指一本触れてこなかった!)みたいなことがあるって話、アタシどっかでしたっけ。
なんだけど、その「男女平等」は性愛対象としても、別け隔てがないわけね。
そもそも水瓶座の神話って、ゼウスが宴会でお酌させるのに、人間世界から美少女を連れてこようぜ!って美少女を探しに行ったら、美少年のガニメデウスを見つけて、「ウホッ!美しい!男?男でも、まあいいや!」ってんでさらってきたって話だしね。
まあ、ざっとこんな感じ。
もうちょっと深い話は、今後するかもしれないししないかもしれないわ~。
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