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2024年★第96回アカデミー賞☆受賞結果一覧
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※誤字誤記載ご容赦。追って修正。
※2024年3月11日14:00時点
バービーは原爆投下をおちょくって『バーベンハイマー』なんてやらかしたからはっきりいって応援できないけど……。
すでに13部門でノミネートされている『オッペンハイマー』は渡辺謙を起用しまくりで日本リスペクトなノーラン監督作品だから注目しているよ。なんて僕の個人的な想いはどうでもいいんだけど、とにかく本日開催中のアカデミー賞授賞式のニュースを追いかけていくよ!
日本の作品が2つも受賞!
なんと、今回は日本の作品が2つも受賞している。ゴジラ-1.0と、君たちはどう生きるかだ。日本のお家芸の特撮映画とアニメが世界で評価されるのは嬉しいね。
第96回アカデミー賞【長編アニメーション映画賞】
君たちはどう生きるか
あらすじ:母親を火事で失った少年・眞人が父とともに東京を離れ、「青鷺屋敷」と呼ばれる広大なお屋敷に引っ越してくるところから始まる。新たな母親になった夏子に対して複雑な感情を抱きながら、孤立した日々を送る眞人が、不思議な世界に迷い込み、成長していく様子が描かれる。
第96回アカデミー賞【視覚効果賞】
ゴジラ-1.0
日本作品で初の受賞!
あらすじ:映画『ゴジラ-1.0』は、太平洋戦争終結直後の日本を舞台にした作品。戦争で多くを失った日本が、焦土と化している中、主人公の敷島浩一は両親を失い、一人で強く生きる女性、大石典子に出会う。戦争を生き延びた人々が復興を目指す中、謎の巨大怪獣ゴジラが出現し、圧倒的な力に人々は抗うすべを模索する。
この映画は、戦時中に特攻隊員だった敷島が、ゴジラとの遭遇という新たな試練に立ち向かい、戦後の日本の復興と個人の葛藤を描いている。敷島と典子の関係や、ゴジラに立ち向かう人々の姿が、戦後の混乱と希望を象徴している。戦争の傷跡が生々しい時代背景を背に、人間ドラマと怪獣映画の要素を融合させたストーリーを展開。
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第96回アカデミー賞【国際長編映画賞】
関心領域
『関心領域』は、第二次世界大戦中のナチスドイツ支配下のポーランドを舞台に、アウシュヴィッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々を描いた映画。マーティン・エイミスの同名の小説を原作とし、ジョナサン・グレイザーが監督を務める。
主人公はアウシュヴィッツ強制収容所の所長ルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)で、彼とその妻ヘートヴィヒ(ザンドラ・ヒュラー)は収容所の隣に建てた新居で理想の生活を築こうとする。しかし、その壁の向こうでは多くの人々が苦しんでおり、映画はそんな彼らの暮らしと、収容所で起こっている恐ろしい出来事との対比を描いている。
映画は2023年にカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、グランプリとFIPRESCI賞を獲得。第96回アカデミー賞では国際長編映画賞を受賞。
第96回アカデミー賞【短編アニメーション映画賞】
War Is Over! Inspired by The Music of John & Yoko
短編アニメーション映画「War Is Over! Inspired by The Music of John & Yoko」は、第一次世界大戦の架空の現実を舞台にした作品。この11分間の短編は、ジョン・レノンとヨーコ・オノの平和のアンセム「Happy Xmas (War Is Over)」に触発されており、デイブ・マリンズが監督、ショーン・オノ・レノンがストーリーを共同執筆。
映画では、戦場を横断してメッセージを運ぶ勇敢な伝書鳩が描かれる。二人の兵士が、互いに相手が誰であるかを知らずにチェスの対局を行い、そのチェスの手を伝書鳩が届ける。戦いとゲームがエスカレートする中で、彼らはチェスの手を交換し続け、どちらが勝っても戦争に勝者はいないことが確かとなっていく…….。
第96回アカデミー賞【短編実写映画賞】
ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語
※Netflixで配信
映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は、ロアルド・ダールの短編小説「奇才ヘンリー・シュガーの物語」を基にしたウェス・アンダーソン監督の作品。この映画は、大金持ちでありながら働いたことがないヘンリー・シュガーが、目を使わずに物を見ることができる透視能力を持つ導師の技術を学び、カジノでのイカサマに利用しようとする。
第96回アカデミー賞【長編ドキュメンタリー賞】
実録 マリウポリの20日間
第96回アカデミー賞【短編ドキュメンタリー賞】
The Last Repair Shop
あらすじ:映画『ラスト・リペア・ショップ』は、アメリカ・ロサンゼルスで公立学校の生徒に無料で楽器を修理するサービスを提供する職人たちのドキュメンタリー。この映画は、職人たちの生い立ちや、彼らが楽器を修理する過程、そしてその背後にある様々な社会的テーマを取り上げる。
第96回アカデミー賞【作品賞】
オッペンハイマー
原子爆弾の開発に関わった物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画。1954年の赤狩りの時代に始まり、オッペンハイマーがスパイ容疑で追及される場面から物語が展開。彼の若き日の学生時代、原爆開発に至るまでの経緯、そして原爆投下後の葛藤と苦悩が描かれる。
映画では、彼が原爆の父として賞賛される一方で、その行動がもたらした結果に深く苦しむ姿を通じて、科学と倫理、戦争と平和の問題を掘り下げている。
第96回アカデミー賞【監督賞】
『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン
https://x.com/nytimes/status/1767014546747564208?s=46&t=RCgCoL8Sj_NXdGLPdxeppQ
第96回アカデミー賞【主演女優賞】
『哀れなるものたち』エマ・ストーン
あらすじ:映画『哀れなるものたち』は、天才外科医によって蘇生された若き女性ベラの物語。自殺した女性に胎児の脳を移植し、新たな人生を歩み始めるベラは、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われ、世界を自分の目で見るための旅に出る。時代の偏見から解放されたベラは、平等と自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。
前評判で「グロい」と言われているので苦手な人は要注意。
第96回アカデミー賞【主演男優賞】
『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー
第96回アカデミー賞【助演女優賞】
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
あらすじ:映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は、1970年代の冬を舞台にしたコメディドラマで、ニューイングランドの全寮制寄宿学校で起こる出来事を描く。この学校では、クリスマス休暇に家に帰れない生徒たちが残される。主人公は、生真面目で皮肉屋の教師ポール・ハンハム(ポール・ジアマッティ)で、彼は休暇中に学校に残る生徒たちの監督を任される。そこには、母親が再婚したために家に帰れない生徒アンガスと、自分の息子をベトナム戦争で亡くした給食の料理長メアリーも加わる。彼らは、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことでお互いの孤独感や共通項を見出し、心を通じ合わせていく。
第96回アカデミー賞【助演男優賞】
『オッペンハイマー』ロバート・ダウニー・Jr.
第96回アカデミー賞【脚本賞】
『落下の解剖学』ジュスティーヌ・トリエ&アルチュール・アラリ
『Anatomy of a Fall』
あらすじ:『落下の解剖学』は、人里離れたフランスの山荘で起きた不可解な転落死を巡る法廷スリラー。ドイツ人作家の妻サンドラが夫の死に関連して殺人容疑で逮捕されるところから始まり、裁判ではサンドラと夫との確執や、死の前日の激しい言い争いが明らかにされる。サンドラは、現場にいた11歳の盲目の息子を唯一の証人として立て、自らの無実を証明しようとする。
観客が真実を追い求める中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物それぞれの「真実」が描かれる。
第96回アカデミー賞【脚色賞】
『アメリカン・フィクション』コード・ジェファーソン
あらすじ:売れない黒人作家モンクが、出版社から「黒人らしさが足りない」と指摘されたことに嫌気が差し、酔った勢いでありとあらゆる黒人のステレオタイプを詰め込んだ小説を執筆する。冗談のような小説が予想外にベストセラーとなり、モンクは思いがけない名声を得てしまうという皮肉に満ちたストーリー。
第96回アカデミー賞【編集賞】
『オッペンハイマー』ジェニファー・レイム
第96回アカデミー賞【美術賞】
『哀れなるものたち』James Price, Shona Heath, Zsuzsa Mihalek
第96回アカデミー賞【音響賞】
『関心領域』ターン・ウィラーズ,ジョニー・バーン
第96回アカデミー賞【撮影賞】
『オッペンハイマー』Hoyte van Hoytema(ホイテ・ヴァン・ホイテマ)
第96回アカデミー賞【作曲賞】
『オッペンハイマー』ルドウィグ・ゴランソン
第96回アカデミー賞【作曲賞】
『オッペンハイマー』ルドウィグ・ゴランソン
ルドウィグ・ゴランソンはスターウォーズのドラマ版で『ベビーヨーダ』が可愛くて要注目の『マンダロリアン』の曲や、marvelのブラックパンサーの曲も手掛けているよ!
第96回アカデミー賞【歌曲賞】
『バービー』What Was I Made For?” — Music & Lyrics by: Billie Eilish O’Connell, Finneas O’Connell
第96回アカデミー賞【メイクアップ・ヘアスタイリング賞】
『哀れなるものたち』ナディア・ステイシー、Mark Coulier、 Josh Weston
第96回アカデミー賞【衣装デザイン賞】
『哀れなるものたち』ホリー・ワディントン
【参照元一覧】
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