助産院と病院の違いは?助産院出産の流れをご紹介

助産院と病院の違いは?助産院出産の流れをご紹介

皆さんは、助産院と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?おばあちゃんが子供を産んだ場所と言った一昔前のものと言ったイメージでしょうか?それとも、非科学的で安全性が低そうだと思っているでしょうか?あるいは、考えたことがなくて、イメージすら沸かないと言う方もおられるのではないでしょうか?私は二人子供がいますが、二人とも助産院で出産をしました。途中、病院に入院したりもしたので、病院の雰囲気も知っています。そんな私が助産院とはどういうところなのか、みなさんに紹介しようと思います。

助産院とは

そもそも、助産院とは何なのでしょうか?
辞書を引くと、助産師が運営する出産するための施設とあります。
つまり助産院では、助産師が妊娠中の検診から出産までを見てくれると言うことです。途中、血液検査など病院でないと出来ないことは、病院での検診を受けることもありますが、基本的に医師の出番はありません。

助産院と病院の違い

助産院と病院との大きな違いは、医療介入があるのかないのか、です。助産師は看護師資格は有していますが、もちろん医師ではないので、医療行為は基本的に出来ません。なので、会陰切開や吸引などもすることなく出産します。
それって、大変じゃないの?と、思われるかもしれませんが、それらのことをしなくても本人の力だけで産むことが出来るようにとサポートをしてくれるのが助産師なのです。
助産院での、妊婦と助産師との信頼の絆はとても深くて、その事が重要だと私は思っています。助産師を信頼しているからこそ、妊婦はすべての力をお産に発揮できるのです。

助産院での出産を選んだ理由

現在の日本ではほとんどの方が病院で出産をしています。私の周りのママ友もほとんどが妊娠したときに病院以外の選択肢は思い浮かばなかったと言っています。
そんな中、なぜ私は助産院を選択したのかと言うと、初めは助産院を舞台にした小説に憧れたからでした。ですが、実際に助産院に話を聞きに行き、病院での診察も体験してみて、絶対に助産院での出産が良いとおもうようになりました。
病院での診察は、私には苦痛でしかありませんでした。長い待ち時間に短い診察時間、聞きたいこともろくに聞けない忙しさ。乗るのも楽しくない分娩台。それに対して助産院では、待ち時間はなく、ゆったりと診察をしてもらえ、不安なことはしっかりと相談にのってもらえる。診察もごく普通のベッドの上でした。毎回の診察を心待ちにして、助産師との会話を楽しみにしていました。
旦那も初めは医療行為の出来ない助産院での出産に難色を示していましたが、一緒に話を聞きに言って、医療行為が出来ないのは危険ではないと、理解してくれて、助産院での出産を承諾してくれました。

助産院での出産の流れ

では、実際の出産はどのように助産院では行われるのでしょうか?ただし、今から私が述べるのは、私が出産した助産院ではどうだったのか、と言う話です。
助産院では当たり前のことから、助産院によって特色があるものまで、あると思います。

まず、病院との大きな違いは、分娩台を使用しないこと。おそらくこれは、多くの助産院では当たり前のことだと思います。
では、どこで出産をするのかと言うと、私の場合は産後入院する部屋にあるベッドの上でした。
なので、陣痛が始まり、助産院にやってくると入院する部屋のベッドへと案内されます。
そうして、出産の進み具合を確認してもらいます。そこで、あんまり進んでないようなら、助産院の周りを散歩したりすることで陣痛を促進します。
陣痛が辛くなってくると、足湯をしてもらったり、マッサージをしてもらったりして、リラックス出来るようにとしてくれました。
いざ、出産の時は、そのときの自分が楽な姿勢で産むことが出来ます。
よくドラマとかで見る、今は力まないで~とか、今力んで!!とか、一切ありません。自然に力むときと力まないでも良いときは分かるものなんです。

助産院で出産した感想

そんな感じの出産ですが、私の感想は、ごく普通の生活の延長線上に出産があるのだと、感じたと言うこと。
十月十日一緒に乗り越えてきた助産師と普通の部屋のような入院室で、旦那や子供に囲まれての出産。
出産に対する緊張も恐怖も気負いも何もなく、二回の出産を経験できたのは、とても素晴らしいことだったと思います。
産後も、おっぱいマッサージや背中のマッサージまでもしてもらえ、赤ちゃんのお世話だけをしていれば良い環境を用意して貰えて、とても満たされた入院でした。

助産院で出産するデメリット

ここまで読んでいただけたら、助産院での出産の次場らしさは分かってもらえたかなと思います。ですが、もちろん、デメリットもないわけではありません。
何よりも、医療介入は出来ないため、正常な妊婦でないと助産院では出産できません。なので、助産院に通っていたけれど、途中で何らかのトラブルが生じた場合は、提携の病院へと転院になります。提携しているところが近ければ良いのですが、遠いと言うことも考えられます。
さらに、医療介入を必要としないためには、妊婦自身も自らの体調管理には、おそらく普通の病院以上に気を使わなくてはいけません。

最後

助産院の出産について、理解してもらえたでしょうか?ほとんどの妊婦が病院での出産を選ぶのが現状ですが、助産院の良さを知って貰えて、少しでも助産院での出産を視野にいれるかたが増えると嬉しいなと思います。

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