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過去記事はこちら:通貨リセット
バンク・オブ・アメリカが『米ドル暴落の警告』を発する
まず、『バンク・オブ・アメリカ』は、アメリカの大手銀行で、日本でいうと三菱UFJ銀行やみずほ銀行のような大手のメガバンクに相当するメガバンク。アメリカの銀行ランキングでは、JPモルガンチェースに次いで時価総額で2位に位置していて、そのアメリカ国内での規模と影響力は非常に大きい。
そんなバンク・オブ・アメリカが『米ドル暴落の警告』を発したと、2024年3月6日時点で話題になっている。
翻訳:
アメリカの国家債務は2023年以降、100日ごとに1兆ドルずつ増加している。制御不能な債務は、アメリカだけでなく、世界中を大混乱に陥れる金融災害につながる可能性がある。BRICSやその他の発展途上国は、米ドルの債務によって自国の経済が破綻することを懸念している。米ドルを外貨準備として保有し続けることは、長年にわたる金融の安定を根底から覆しかねない脅威と見なされるようになった。
ドル建ての国家債務は34兆4000億ドルと過去最高を更新し、かろうじてコントロールされている状態だ。国会議員や連邦準備制度理事会(FRB)の役人たちは、増え続ける負債を抑えることができないでいる。
経済が乱高下するなか、バンク・オブ・アメリカは米ドル暴落の可能性について警告を発した。
さらに、これによってBRICSは脱ドル構想を世界に広めることができる。
BRICSが貿易のためにドルを捨てた場合、米国の多くのセクターにどのような影響が及ぶかは、こちらをお読みいただきたい。米ドルの下落は、BRICSが他の発展途上国を脱ドルへと導くことを可能にする。
バンク・オブ・アメリカは最新の記事で、米ドルと経済は2024年に「大打撃の年」に直面すると警告した。
国家債務の増大が、米国経済が下降線をたどる主な理由である。「バンク・オブ・アメリカのチーフ・ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は、「アメリカの国家債務は100日ごとに1兆ドルずつ増加している。
翻訳元:BRICS: Bank of America Issues Warning of a US Dollar Collapse