まず、彼らは基本的に非モテで、リアルでは同級生や同僚、何かしらで女性と関わる機会があっても、たいていの場合は見向きもされていない。もし、SNSがなかったら、彼らはミソジニー化する危険性をはらみながらも「俺はモテない」と自覚して、身近な女性が自分を褒めたり親切にしたり、そんなことは「こんな俺に親切にするなんて、さすが大人の女性だなあ」褒められても「社交辞令だな」と淡々と受け止めて、そこに謎の「相手女性の真意」なんて見出そうとしない。食事を共にしても、連絡先を交換しても「やむおえない事情だからだ」と理解できている。
だけど各種のSNSが登場して、彼らはリアルでは繋がれない異性とも簡単に繋がれるようになって、自分の価値を見誤るようになってしまった。
ちょうど「会いに行けるアイドル」が誕生して、それまで手が届かない存在だったアイドルが握手できるようになったように、それまでなら絶対に付き合えない相手ですら「付き合えるんじゃないか」という幻想を抱きやすくなった。相手が一般女性なら、なおさらだ。
そしてリアルではいかに非モテで周囲の女性から無視されている男でも、心のどこかでは「俺の周りにいる女達が、見る目がないだけだ。俺がこのままでも付き合える女はどこかにはいるはずだ」と思っているものだ。(思っていない男達は、そもそも趣味の集まりであれわざわざ女性とコンタクトを取って会おうとも、その後にせっせDMを送ろうともしないから、SNSで緩く出逢いを探している女性と関わることも最初からないだろう)
そして、これは(1)でもすでに話したけど、SNSではいくらでも「こう見られたい自分」を演出できるし(とはいえ、隠しきれず滲み出るものもあるけどね)非モテ男でも、何かしら得意な領域があり、その領域についての発信に限っては、多くの異性の支持を受けることがある。だからといって「自分がモテていて、褒めてくれる女性達がみんな、自分のことを好きになる」わけではないことに、あまりにも恋愛経験値の低い男は気付けないんだよね。
そして、一方的に自分に、ではなく飽くまで「自分が得意としている領域」「自分が発信していること」に反応してくれた女性を「自分に気がある」と思い込んで、そうでなないと分かると勝手に「裏切られた!」と思って、自分のプライドを守るために、おかしな行動に出る場合があるんだよね(苦笑)
続く。
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