銀杏にはどんな栄養がある?効果や調理方法を紹介

銀杏にはどんな栄養がある?効果や調理方法を紹介

秋の風物詩でもある黄色いイチョウの葉、そこに生る実が銀杏です。銀杏は、好きな方、苦手な方と意見が分かれます。今回は、そんな銀杏の栄養に注目して銀杏の効果や調理方法に至るまでまとめてご紹介します。一方、銀杏には注意点もあるのでそちらも一緒にチェックしていきましょう。

銀杏の栄養をチェック!

まずは今回の本題でもある銀杏の栄養をご紹介します。銀杏には、たんぱく質、脂質、ミネラル類、ビタミン類など豊富な栄養が含有。その中から代表的な栄養を3つお届けしていきましょう。

銀杏の栄養をチェック!

銀杏の栄養①βカロテン

βカロテンは、カロテノイドの一種であり、にんじんやかぼちゃ、ブロッコリーなどの色の濃い野菜に含まれている栄養です。体内に入るとビタミンAに変わる働きを持っています。しかし、ビタミンAに変わるのは必要量だけで、3分の1は小腸で吸収されるのです。

銀杏の栄養②ビタミンC

銀杏の中に含まれているビタミンCは、美容に大きく関わりのある栄養です。主に未調理の野菜や果物に多く含まれており、水溶性の成分のため、水に溶けてしまう特徴があります。さらにコラーゲンの構築にも一役かってくれるところが魅力。

銀杏の栄養③カリウム

銀杏に含まれているカリウムは、細胞内液に存在し、体内のナトリウムのバランスを整えてくれる役割があります。ナトリウムの摂り過ぎは、高血圧の原因になったり、むくみの原因に。そのナトリウムを取り除いてくれるのがこのカリウムです。

銀杏の栄養効果とは?

次は、銀杏の栄養が持っている効果効能をご紹介します。銀杏は、意外に多くの効果効能を持っており、その種類はバリエーションが豊富です。そんな銀杏の栄養効果をチェックしていきましょう。

銀杏の栄養効果とは?

銀杏の栄養効果①疲労回復

銀杏の栄養効果には、疲労回復効果があげられます。それに関連している栄養が、ビタミンB群やナイアシン・パントテン酸です。さらにビタミンEにも血行促進効果があるので、体内への栄養補給をスムーズにしてくれます。

銀杏の栄養効果②むくみ改善

銀杏の栄養効果には、むくみ改善効果があります。むくみの原因になっているのが、ナトリウムです。ナトリウムが体内に増え過ぎると、血液の中に水分が多くなり、外に溢れ出すことでむくみに繋がります。その体内にナトリウムを排除してくれるのが、銀杏に含まれているカリウムです。

銀杏の栄養効果③美肌効果

銀杏の栄養には、美肌効果もあります。ビタミンCやビタミンEなどの効果で、メラニンの生成を抑えて活性酸素を取り除き、細胞の酸化を防いでくれます。細胞を元気にしてくれるのが、ビタミンC。さらにビタミンEの働きで血行を促進してくれて、代謝が良くなり、お肌のターンオーバーを促す手助けをしてくれます。

銀杏を拾う時に覚えておきたいこと

銀杏は、道を歩いていると落ちているところを見かけます。しかし、銀杏を拾う時にはいくつか注意点があることをご存知でしたか。銀杏の調理方法の前に、拾う時の注意点を覚えておきましょう。

銀杏を拾う時に覚えておきたいこと

①軍手を使って拾うこと

銀杏を拾う際は、その土地を管理している人や土地の私有者に許可を取る必要があります。許可をもらって銀杏を拾う際も、軍手をして拾うようにしましょう。これは、銀杏に含まれているギンコール酸というアレルギー成分により、手がかぶれてしまうためです。素手で触ると被れるので、軍手やビニール手袋をして触るようにしましょう。

②強烈な匂いがある

イチョウ並木を歩いていると道に銀杏が落ちていて、強烈な匂いを感じたことがある方も多くいます。銀杏拾いをしていると強烈な匂いを嗅ぐことになる可能性が。そのため、持ち帰る時は袋を何重にも重ねながら匂いが漏れないように注意しましょう。

銀杏の調理方法を教えて!

続いては、銀杏を調理する時の方法をご紹介します。銀杏の剥き方や調理法を中心にチェックしていきましょう。

銀杏の調理方法を教えて!

銀杏の剥き方

ペンチで剥く方法

ペンチで剥く時は、ペンチの奥の部分に殻付きの銀杏を入れてグッと潰して殻を割ります。銀杏の殻をペンチで割る時は、平面ではなく、上下の筋の部分を挟むことがポイントです。ぱちっと割れたら手で殻を剥きましょう。

キッチンバサミで剥く方法

キッチンバサミで剥く時は、ハサミの先の方ではなく、ギザギザの楕円形になっているところに銀杏を殻ごと入れて挟み、グッと潰しましょう。力を入れ過ぎると実が潰れるので注意する必要があります。

薄皮の剥き方

薄皮を剥く時は、銀杏がお湯に全部浸かるくらいのお湯を沸騰させて、薄皮のついた銀杏を入れます。網じゃくしなどで銀杏をコロコロと転がしながら薄皮を取りましょう。薄皮を取りながら2分ほど茹でたら完成。

銀杏の食べ過ぎに注意!?

銀杏は、たくさん食べればいいというものではありません。これは、銀杏には中毒性があるからです。最後は、銀杏の中毒性と摂取量をご紹介しましょう。

銀杏の食べ過ぎに注意!?

銀杏は中毒性がある食材

銀杏には、ギンコトキシンやメチルビリドキシンが含まれています。ギンコトキシンを摂り過ぎると興奮状態が上がって、鼻血が出たり、痙攣症状を起こしてしまうのです。さらにメチルビリドキシンは、ビタミンB6の作用を妨げてしまうので、痙攣などの症状を誘発してしまうので注意が必要。銀杏の中毒性は、5歳未満の子どもに危険を及ぼしてしまい、7〜150粒、大人では40〜300粒で中毒症状が出ると言われています。料理の中に、1粒や2粒であれば問題ないのですが、銀杏の塩ゆでやアヒージョになってくるとそれ以上食べたくなることがあります。

おつまみとして食べる時は、より注意するようにしましょう。

最後に

銀杏には、いろいろな栄養や効果があることがわかりました。しかし注意するところもいくつかあります。調理方法を覚えておくと同時に、拾う時の注意点や食べる時の注意点を覚えておくことで、銀杏をより美味しく楽しむことができます。ぜひ、参考にしながら銀杏料理やおつまみを食べて栄養効果を摂り入れてみましょう。

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