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パセリは、脇役になったり、毛嫌いされてしまう野菜の1つです。しかしパセリには、効果的な栄養がたっぷり詰まっていることをご存知でしたか?今回は、パセリの栄養素を中心に、その効果効能、おすすめの調理法などをご紹介します。さっそく、パセリに潜んでいる嬉しい栄養をチェックしていきましょう。
パセリって何?
サンドイッチやスープなどを頼むと添えられてくるパセリ。パセリは、鮮やかな緑色が印象的なセリ科一種の二年草です。
原産は、地中海沿岸で日本では縮れたパセリが主流。食べると苦くて香りが強い印象があります。それもそのはず、香りづけとしての働きはもちろん、パセリは昔、薬草として重宝されていました。
食中毒予防や腸内を整えてくれる効果が期待されていたという話もあります。
パセリの栄養素
次は、パセリの中に含まれている栄養素をご紹介しましょう。パセリの中には、想像している以上の栄養素が含まれています。果たして、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?
パセリの栄養素①βカロテン
パセリの栄養素の中には、健康や美容に効果的なβカロテンが含まれています。βカロテンは、色の濃い緑黄色野菜に含まれる栄養素で体内に入るとビタミンAに変化。活性酸素を除去して、細胞の酸化を防いでくれる効果を持っています。
パセリの栄養素②クロロフィル
パセリには、クロロフィルという栄養素も含まれています。この栄養素は、葉緑体に含まれている緑色の成分で、体内に入ると細胞にまで酸素を送ってくれる優秀な働きを持っているのです。さらにミネラルと結びつくことで、貧血予防にも繋がりますよ。
パセリの栄養素③ピネンとアピオール
ピネンとアピオールもパセリの欠かせない栄養素で、パセリの香りの基になっています。ピネンには、腸を整えてくれる働きがあり、女性におすすめの栄養素。さらにアピオールは、口の中にある雑菌の繁殖を防いでくれるため、口臭予防にも繋がります。
パセリの栄養から得られる効果
次は、パセリの栄養から得られる効果をチェックしていきましょう。さまざまな栄養素が含まれているのであれば、その分いろいろな効果を持っています。パセリには、どんな効果があるのか見ていきましょう。
腸内環境を整えてくれる
まずあげられるのは、パセリに含まれているピネンと食物繊維の相乗効果によって得られる腸内環境の改善効果です。腸の中にある有害な細菌の繁殖を抑え、食物繊維の効果で、腸の働きを促します。腸内環境が整うと、老廃物がスムーズに排出されて、身体にもお肌にもプラスに働いてくれますよ。
美肌効果
パセリには、ビタミンCやβカロテンなどの美肌に関する効果もあります。βカロテンは、ビタミンAに変わることで皮膚や粘膜を強化してくれる働きがあり、肌の乾燥から肌を守って改善してくれるのです。さらに活性酸素を排除し、シワやシミ予防にもなります。
むくみ改善効果
パセリの中には、むくみにも効果を発揮してくれるミネラルもたっぷり含まれています。さらにパセリには、身体を温めてくれる効果も持ち合わせており、冷え性に悩む女性におすすめです。
口臭改善効果
パセリの嬉しい効果の中に、精油成分にもなっているアピオールに含まれる口臭改善効果があります。口臭は、目に見えませんが、気になる方も比較的多いもの。人と話していると気になってしまう口の臭いを予防してくれるのです。
パセリの栄養素を活かす料理方法は?
最後にご紹介するのは、パセリの栄養素を活かす料理方法をご紹介します。パセリの便利な保存方法やおすすめレシピをチェックしていきましょう。
ドライパセリが便利
ドライパセリは、いろいろな料理に使えるおすすめの保存方法です。用意するのは、お好み量の生パセリです。まず洗ったパセリの水分をキッチンタオルを使ってしっかり拭き取ります。茎の部分は切って、耐熱皿の上にキッチンタオルを敷いて、その上にパセリを並べましょう。
ラップはかけずに550Wの電子レンジで2分半加熱し、乾燥したら完成です。そのままキッチンタオルに包んで、揉んで細かくしたら容器や密閉できる袋に入れて保存しましょう。
おすすめレシピ「プチトマトのソテー」
材料
プチトマト15個、パセリのみじん切小さじ1、オリーブオイル大さじ1/2、塩こしょう
作り方
へたを取ったプチトマトを用意します。フライパンにオリーブオイルを敷いて、中火で熱しましょう。そこへプチトマトを入れて炒め、皮がはじけてきたらパセリと塩こしょうを加えて炒めながら混ぜたら完成。
おすすめレシピ「ツナそぼろの混ぜご飯」
材料
温かいご飯どんぶり4杯分強、ツナ1缶、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1、卵3個、砂糖大さじ1と1/2、塩少々、パセリのみじん切り1/2束分
作り方
厚手の鍋にツナを汁ごと入れてしょうゆ大さじ1と砂糖大さじ1を加えて弱めの中火で汁がなくなるまで炒めましょう。炒め終わったら一度別のお皿にあげておきます。ボウルに卵と砂糖大さじ1と1/2、塩を入れて解きます。鍋に卵液を流し入れて、菜箸を6本ほど使いながらポロポロの細かい炒り卵を目指しましょう。大きめのボウルにごはんを入れて、炒めたツナとパセリのみじん切り大さじ5を入れ、さっくりと混ぜたら器に盛りつけます。上に卵そぼろを乗せたらパセリのみじん切りを飾ったら完成です。
最後に
パセリの栄養素を一部紹介しましたが、女性に嬉しい効果を多く持っていることがわかりました。今まで残していたパセリは、生で食べるよりも乾燥させてから料理した方が使いやすくて栄養もたっぷり摂れます。彩りも良くなるので、パセリが主役の料理を覚えて、ぜひ、レパートリーの幅を広げていきましょう。