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スピリチュアルな視点からすると、睡眠中、私たちの肉体に「幽体離脱」の現象が起き、魂がスピリチュアル・ワールドに帰っていくと考えます。そして、スピリチュアル・ワールドで経験してきたことと、「夢」が深く関係していると考えられているのです。スピリチュアル・ワールドとは、私たちが生まれる前にいた世界ですね。そして、死後に再び帰る世界です。このことは、いったい何を意味するのでしょう?ここでは、私たちの睡眠中、肉体に起こっていることをスピリチュアルな視点から解き明かしていきたいと思います。
スピリチュアルと夢の関係①幽体離脱について
「幽体離脱」という言葉を見ると、怖い世界をイメージする人も多いことでしょう。
ですが、スピリチュアルな視点からすると、私たちがエネルギーを補給するため、そしてあちらの世界で経験を積むために欠かせないものだということがわかります。
私たちの肉体は「霊体」と「幽体」というスピリチュアルなエネルギー体が重なりあっています。
霊体とは、私たちの魂を指し、幽体(オーラ)とは、霊体と肉体の中間に位置するものを指します。
睡眠中は、魂が幽体とともに、肉体から離れます。
これが「幽体離脱」の現象ですね。
私たちの肉体が休んでいる間、魂がスピリチュアル・ワールドに帰っていき、エネルギーを補給しているのです。
すなわち、魂にスピリチュアルなエネルギーを補給するために私たちは睡眠をとっているということです。
私たちが「眠い」と感じるのは、エネルギーの充電が必要なサインだということがわかります。
スピリチュアルと夢の関係②肉体の意識と魂の意識の関係
睡眠中、幽体離脱によって、霊体(魂)は幽体とともに、スピリチュアル・ワールドへ行きます。
その間、私たちの意識は、肉体から魂へと大きく傾きます。
これは、睡眠中、魂の意識が肉体から自由になっているためです。
睡眠中は誰もが、霊能者と同じくらい魂の意識が強くなっているのです。
波長や、スピリチュアルな世界を信じる気持ちが高いとき、そして魂が澄んだ状態のときは、魂の意識の比率がより高くなります。
そのため、スピリチュアル・ワールドで知恵を授かりやすくなります。
また、スピリチュアルな世界を全く信じない人でも、スピリチュアル・ワールドとの回路が細々と繋がっており、時としてインスピレーションが授けられることがあるわけです。
このように私たちは、スピリチュアル・ワールドで、様々なことを聞き、そして見て、時にはアドバイスを授かることもあるのです。
これが「夢」なのです。
ただ、そうした経験の多くを私たちは忘れてしまいます。
それは、睡眠中は肉体の意識が薄れてしまっており、記憶することができないためです。
目覚めが近づくと、夢が記憶しやすい状態になっていくため、肉体の意識の比率が増え、頭の働きが復活すことによって、夢で見た重要なメッセージを思い出せることがあるのです。
スピリチュアルと夢の関係③夢の種類は波長によって決まる
睡眠中に私たちが見る「夢」は、眠りの質と深さ、そして魂の波長によって決まると考えられています。
夢の種類は大きく三つに分けられます。
「肉の夢」とは、睡眠中に肉体に何らかの刺激を受けているときに見る夢のことを指します。
例えば、暑苦しい・騒音がうるさい・ふとんが重いといった刺激です。
このような肉体が感じる不快感がそのまま夢に反映されるのです。
「魂の夢」は、心の中にあるストレスや「思い癖」によって見る夢です。
悩みや不安など心の状態がそのまま夢に反映されます。
「霊の夢」は、別の名を「スピリチュアル・ドリーム」とも言います。
霊体が里帰りしているときに見る記憶が夢に反映されます。
私たちは波長が低いときは悪夢を見てしまい、波長が非常に高いときは美しく、神々しい夢を見るのです。
忙しい日々に追われる現代人は、魂の夢を見る傾向が高いと考えることができます。
とはいえ、どのような夢にも魂を成長させるヒントがあります。
夢によって、今の自分の心境を知ることもあるでしょう。
そして自分自身の考え方や魂の在り方や偏りを改めるきっかけにすることができるのです。
そうすることによって、波長は高まり、良い夢が見られるようになるのですね。
最後に
これらのことから、夢は睡眠環境の悪さや、魂の思い癖を知らせるメッセージであるということがわかります。
そして、美しく、神々しい夢を見るためには魂を磨くことが大切です。
見た夢を覚えておくことができなくても心配はいりません。
重要なメッセージは、はっきりと記憶・自覚できるようになるまで何度も夢として繰り返し送られてくるからです。