ただ王女の金星/海王星の『失恋軸』には大佐の天王星がヒットしていて、これは軸名通り失恋することもあるけど、相手側に『失望する・裏切られたと感じる』ことが起きる。天王星だから、王女は大佐に急に冷めることが……。あったかどうかは分からないけど、王室の圧力で結局は失恋したし、その後、大佐は妻とは離婚したけど他の若い女性と結婚した。そのときはマーガレット王女は「裏切られた」と感じたかもしれないわね。
じゃ、ホロスコープのほうを観ていくわね。
【マーガレット王女×タウンゼント大佐の二重円】
マーガレット王女:1930年8月21日 21:22
Glamis, Scotland (United Kingdom)生まれ
タウンゼント大佐:1914年11月22日 06:40
Yangon(Burma※Myanmar)生まれ
内円が王女、外円が大佐ね。
■王女の10室カスプと大佐の土星冥王星合がタイトなオポジション
王女の10室カスプは山羊座1度46分。10室は一般人でも社会的到達点、その人の使命なんかを示すけど、一般人なら例えば弁護士だろうが医者だろうが、ほかにやりたいこと、望む生き方があれば手放すことは可能よね。世間からみたら「そんな恵まれた、責任ある仕事を愛のために手放すなんて」と言われたとしても手放すことは可能だし、その良し悪しは別として、日本なんかだとバリキャリだったけど結婚して専業主婦に、なんて女性も決して少なくない。
だけど、王女のように英国王室に生まれて王家の人間として生きていくうえで果たしていく公務、社会的責任がある場合は、それを捨てることはそもそも、極端に難しいわけよね。だけど、実はタウンゼント大佐の、王女と歳が離れているからこそそんなところにある……。蟹座1度の土星冥王星合は、王女の4室カスプとタイトな合で、10室カスプとはオポジションになる。これは、大佐の存在は王女にとっては4室を実家=王室の家族と見れば、その冷たさ、厳格さを持ち込む存在で、実際にタウンゼント大佐との交際はエリザベス女王を始めとして王室の中では許されざることとして咎められていた。そして、もし大佐と結ばれたいと思うなら、大佐の土星冥王星からオポジションになっている10室、王族としての社会的役割を果たしていくのは非常に困難。
※ちなみに王族じゃなくても、家族に反対されたり家柄や職業の問題で引き裂かれがちな2人は、家業や社会的責務を手放せない側の10室に対して、相手の天体や感受点が合やハードアスペクトになってることは多いわ。
■互いの太陽がスクエア、互いの月がオポジション
さらに、王女の太陽は獅子座28度で大佐の太陽は蠍座28度のタイトなスクエア。王女の月は蟹座25度で大佐の月は山羊座28度でオポジション。太陽同士のスクエアは一般人だったらまあさっき話したように自分の家業やら使命やら、バリキャリでもあっさり愛のための仕事辞める女性もいるし、男だとまあ、会社潰しても役職捨てても愛を貫くようなロマンティストもたまにいる。男女平等が叫ばれるようになってかれこれ何年も経つ昨今では男が仕事を辞めて専業主夫とかもある。
でも、まったくそんな時代じゃなくガチガチの男は働いて家族を養ってナンボの時代、1914年生まれのタウンゼント大佐が『王女の夫』に収まるのはまあ無理だったろうし、かたやマーガレット王女は王女を辞めることはやっぱりできなかったろうし。この太陽同士のスクエアはひたすらに『相容れない』職業や立場的な相性を表しているんじゃないかと。さらには、マーガレット王女のリリスは水瓶座29度にあって、これはタウンゼント大佐の太陽とスクエア。彼女のほうが執着してたのに、世間はタウンゼント大佐の『非』としていたり、引き離すために遠くに追いやられたり大変な目に遭ったり、まあ愛し合っていてもリリスのスクエアが関わると悪縁化しやすいの典型ね。
で、結果的に一緒に暮らすことがなかったからかえって美しい思い出で終わったかもだけど、2人は月同士がオポジションで、これは離れているときは男女だとすごく惹かれ合うのよね。でも、いざ一つ屋根の下で暮らし始めると、離れているときは刺激的だった部分が衝突の原因になったりもする。
・・・ここまで観ただけでもぶっちゃけ結ばれるのが難しい相性だったんだわねと(汗)
じゃ、次回はタウンゼント大佐と別れてから、ちゃんと結婚した写真家との相性ね。
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