山羊座 神話と星座の話

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  1. 山羊座は神の国へ行く門

    黄道第10番目の星座である山羊座は、他の星座とは違い少し地味な星で構成されています。特別に明るい星があるわけでもなく、山羊座を形作る9つの星々はいずれも3等星以下なのです。そして笑った時の口のように大きな逆三角形の形をしています。この天に描かれた逆三角形を見てギリシャ時代の人々は「死者が神の国に向かう時の入り口」であると言いました。その後「神々の門」と呼ばれていたそうです。

    逆三角形の向かって右端の角を占める星をアルゲディと言います。このアルゲディは肉眼でも分かるくらいのはっきりとした二重星です。向かって左端の一角を占めるデネブ・アルゲディの近くでは、海王星が発見されました。1846年に活躍していたドイツの天文学者ヨハン・ゴットフリート・ガレが第一発見者となりました。

  2. 山羊座の神話


    山羊座の「やぎ」は羊と羊飼いの神パーンの姿であるとされています。パーンは頭に山羊のツノをはやし、上半身は人間で下半身は山羊という出で立ちです。母はニンフのドリオペという精霊ですが、父親はゼウス説やヘルメス説がありはっきりしていません。パーンは生まれた時からヒゲがあり、赤ちゃんでも年寄りのような顔つきをしていたため、母親も乳を飲ませるのがイヤになり逃げだしてしまったと言われています。

    ある時ナイル川のほとりで神々が宴を開きました。陽気な性格のパーンも葦の笛を鳴らして参加しました。神々はその笛の音に合わせて踊ったり歌ったりして宴は進行していきました。すると大いに盛り上がっていた宴に、突然巨大怪物のデュポンが大暴れしながら飛び込んできました。デュポンはその巨大さと凶暴さゆえにゼウスでさえももてあますような怪物です。恐ろしい怪物の出現に皆は大慌てです。パーンも急いで魚に変身してナイル川に飛び込みました。

    パーンはよほど慌てたためか、魚に変身できたのは下半身だけ。上半身は山羊の姿という滑稽な姿となってしまいました。それでもパーンは一生懸命に泳いで逃れます。それを見ていた神々は奇妙な姿に大笑いしました。ゼウスも喜んで、その姿を天に上げて星座にしたのです。山羊座の姿がどこか奇妙な形をしているのは、パーンが慌てたせいだったのです。そしてデュポンは「台風」という言葉の語源に、パーンは「パニック」の語源となりました。

  3. 山羊座の人の特徴とは?

    山羊座は黄道十二宮の中では一番てっぺんに配置されています。時計で言えば12の位置です。

    そのため到達意識が強く、達成するためなら努力をいとわない性格です。一見穏やかでおとなしいように見えますが、裏には激しい攻撃性があると言われます。怪しいものには近づかず、着実に歩みを進めます。几帳面で責任感が強く、忍耐強く推し進めるため、自己中心的で他者からの忠告やアドバイスには耳を貸しません。心を許す友が得られにくい一面があります。

    支配星は土星で、星座石はガーネット、ラッキーカラーは茶色、紫色です。相性の良い星座は同じ土属性のおうし座と乙女座です。

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ABOUTこの記事をかいた人

大柴あまね

タロットアドバイザー。12歳からタロットを始める。鑑定では心理学とタロットを組み合わせてアドバイスを行う。占いの他多彩な経験を活かし歯科医療やアクアリウム、風俗業の記事も執筆中。趣味はアメリカンヴィンテージと毛のないペット。