【真夏の怪談】ある男の突然死の前に起きた幾つもの怪異【芦屋道顕】

【真夏の怪談】ある男の突然死の前に起きた幾つもの怪異【芦屋道顕】

「会社で慕ってくれてる新卒に、冬のボーナスの使い道を『通夜にはグレーのスーツ、告別式には喪服を社会人なら揃えとかなきゃだぞ』なんてアドバイスしちまった。そいつ、その日のうちにスーツ専門店でグレースーツと喪服、数珠や薄墨ペンまで揃えたって。『よし、これで俺の葬式で恥を欠かせないで済むな』『死ぬ予定あるんすか 笑』なんて変な会話をしてしまった」

「飲み会の集合写真を同僚が『これじゃSNSにアップできない』と個別に送ってきた。みんな普通に映ってるのに、俺の顔の上だけ赤い光が横切ってた。ごくふつうのスマホカメラで撮ったのに」

「ベランダで洗濯物を干してたら、真正面にカラスが降りてきて『カッ』と一鳴きだけして飛び去った。これが一番、怖かった」

これらが死の約1週間前から立て続けに起きていたそうじゃ。どれも、一つや二つならばただの出来事であるが、これほど重なるとやはり予兆だったのやもしれぬのう。

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夏の余興記事★真夏の怪談シリーズ
芦屋道顕の真夏の怪談

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『辛口オネエの開運占い』メンバー、辛口オネエ・芦屋道顕・久賀原鷹彦(Ku)の3名の共同アカウント。【免責事項】開運占い軍団の記事はオカルト・スピリチュアルに興味がある方向けのエンターテイメント目的としております。記事に掲載されている情報を利用することで発生したトラブルや損失、損害に対して、当方は一切責任を負いません。予めご了承ください。