スキンケア成分でよく見かける「ヒアルロン酸」と「セラミド」はたらきの違いとは?【保湿とバリアと】

スキンケア成分でよく見かける「ヒアルロン酸」と「セラミド」はたらきの違いとは?【保湿とバリアと】

スキンケア製品におけるヒアルロン酸とセラミドの違いとは?

ヒアルロン酸もセラミドも保湿を目的としたスキンケア製品の成分として配合され、どちらも不足するとシワやたるみの原因となる点は同じですが、それぞれのはたらきには大きな違いがあります。

◎ヒアルロン酸
角質層に守られた「真皮層」に存在し、肌に与えられた水分が蒸発してしまわないよう、抱え込む「水分保持」のはたらき

不足すると?
角質層の細胞間を満たすクッションのようなはたらきをしているため、加齢などで減少すると肌がしぼんでハリが失われシワもできやすくなる

→スキンケア製品で外部から補うことで、肌のハリや潤いを保つ

◎セラミド
皮膚の一番上の層「角質層」に存在。肌内部への外部刺激や水分の蒸発を防ぐ「バリア」としてのはたらき

不足すると?
角質層の細胞の結合が弱まり、バリア機能が低下。外部からの刺激に反応して肌荒れを起こしやすくなり、肌の水分が蒸発して乾燥しやすくなる

→外部から補うことで、肌のバリアを復活。肌荒れも乾燥もしにくい肌に

ヒアルロン酸で保湿だけをしてもバリア機能が低下していればせっかく補った水分が蒸発してしまい、セラミドでバリア機能だけ補っても、肌が水分不足では乾燥したままになってしまいます。

ヒアルロン酸もセラミドも、肌のハリと潤いを保つうえではどちらも必要な成分。もし、どちらか片方だけ補っていて、肌の乾燥がまだまだ気になるという方はもう一方の成分を含むスキンケア製品を取り入れてみてもいいかもしれませんね。

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