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過去記事はこちら:新型コロナワクチンの話
新型コロナワクチンの被害に対する世界の対応は?
2024年3月現在、新型コロナワクチンの被害が明らかになってきていて、世界の対応は以下のようになっている。
1. 健康被害の実態調査と補償制度の設置
多くの国で、ワクチン接種後の健康被害の実態調査が行われ、重篤な副反応が確認された場合の補償制度が設けられた。補償金支給の基準や手続きは国によって異なる。
2. ワクチンメーカーへの法的責任追及
一部の国では、ワクチンの有効性や安全性に関する情報の不十分な開示などを理由に、製薬会社を相手取った集団訴訟が起こされている。しかし、多くの国でメーカーには法的責任が問えないよう免責措置が設けられている。
3. 予防接種の任意化や中止
深刻な副反応報告が相次いだことから、一部の国ではワクチン接種を任意化または中止する措置が取られました。しかし、WHOなどは引き続きワクチン接種を推奨している。
4. 安全性向上に向けた研究の促進
副反応の原因究明や、より安全性の高いワクチンの開発を目指した研究が、政府や製薬企業によって推進されている。
総じて被害者の救済と補償、安全性向上への取り組み、接種義務化の見直しといった対応が各国で講じられているものの、やはり被害の深刻さや対応の遅れについて批判の声も上がっている。
日本の新型コロナワクチン被害への対応は?
日本における新型コロナワクチンの被害への対応は以下のような課題が指摘されている。
1. 健康被害実態調査の遅れ
政府は2022年4月に初めて副反応実態調査に着手したものの、ワクチン接種から1年以上が経過した後だった。諸外国に比べて実態把握が大幅に遅れたと指摘されている。
2. 補償制度の不備
重篤な障害が残った場合の給付金は最大4,000万円と決められたものの、障害の程度による支給基準が不明確で不十分との批判がある。また、因果関係の立証が被害者側に求められる点も課題視されている。
3. 製薬企業への責任追及の欠如
ワクチンの有効性や安全性に関する情報の不開示について、製薬会社への法的責任追及がほとんどなされていない。
4. ワクチン接種の強制に近い実態
予防接種法改正で事実上の接種義務化がなされ、重篤な副反応リスクが判明した後も、高齢者施設で入居者の接種拒否が実質困難であるなど、また、職場によっては職域接種を断ると仕事を辞めざるおえなくなる、同調圧力が強いなどで、ほとんど強制に近い状況があっても是正されなかった。
5. 安全性向上への取り組み不足
副反応の原因究明や、新たなワクチン開発への具体的な施策が乏しい状況が続いている。
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総じて、日本はワクチン被害の実態解明、被害者救済、製薬企業への責任追及、任意化の検討、将来への備えなど、多くの課題で他国に後れを取っているのが実情と言えます。情報公開の遅れや制度の不備が大きな問題視されている。