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子供から大人まで、日本人に最も愛飲されているお茶と言っても過言でない「麦茶」。麦茶に含まれるカフェインがどれくらいなのか、ご存知でしょうか?実は、麦茶のカフェインはゼロ。麦茶にはカフェインが含まれていないため、赤ちゃんや子供、妊婦さんも安心して飲めるお茶だと言われています。今回は、麦茶にカフェインが含まれないというのは本当なのか?緑茶やほうじ茶など他のお茶とのカフェイン量を比較したり、カテキンはどうなのか?麦茶の栄養についてもご紹介します。
麦茶がカフェインを含まないのはなぜ?
では早速、麦茶のカフェインから見ていきたいと思います。
お茶=カフェインというイメージがありますが、麦茶は本当にカフェインが含まれないカフェインゼロのお茶なのでしょうか?
麦茶以外の一般的なお茶に含まれるカフェイン含有量
まずは参考のために、麦茶以外のお茶に含まれるカフェイン量を確認してみましょう。
麦茶:0mg(カフェインゼロ)
ほうじ茶:20mg
玉露:160mg
ウーロン茶:20mg
煎茶:20mg
玄米茶:10mg
番茶:10mg
抹茶:64mg
このように見るとやはりお茶には少なからずカフェインが含まれていることが分かります。
同じお茶なのに、なぜ麦茶にはカフェインが含まれないのでしょうか?
麦茶がカフェインゼロな理由
麦茶もウーロン茶やほうじ茶と同じお茶の一種です。それなのに、麦茶だけなぜカフェインが含まれないのか気になりますよね。
実は、お茶のなかでも麦茶にだけカフェインが含まれてない理由は、その原料にあります。麦茶の原料は六条大麦と言われる「稲(イネ)」の一種です。一方、緑茶など、他のお茶の原料は「茶葉」です。
茶葉にはカフェインが含まれるため、茶葉から成分を抽出するお茶にはカフェインが含まれます。しかし、麦茶の原料である六条大麦にはカフェインが含まれないため、麦茶はカフェインを含まないカフェインゼロのお茶なのです。カフェインゼロなので、小さなお子様が麦茶をゴクゴク飲んでも気にする必要は全くありません。
他にもある?ノンカフェインなお茶
カフェインを含まない飲んカフェインなお茶は、麦茶以外にもいくつかあります。ノンカフェインのお茶とは、つまり茶葉以外が原料となるお茶のことです。
・タンポポ茶
・黒豆茶
・ルイボスティー
妊婦さんは特にカフェイン摂取量が気になりますよね。妊娠中は、麦茶を中心にカフェインレスなお茶を飲むのがおすすめです。
また、麦茶以外にもほうじ茶や玄米茶、番茶やウーロン茶はカフェイン含有量が少ないお茶です。飲み過ぎなければ問題ないと言えるでしょう。
カフェインは飲みすぎると夜眠れないなどの症状があらわれることがありますので、妊婦さん以外でも、小さな子供やお年寄りなど、お茶を飲む量には注意が必要です。
カフェインにはメリットもある?
カフェインは、緑茶やウーロン茶などのお茶だけでなく、コーヒーやチョコレートにも含まれています。実は、カフェインは絶対に摂取してはいけないというものではなく、メリットもあるのです。
適度なカフェインは朝や仕事中の休憩時などに摂ると頭をスッキリさせてくれます。これはカフェインによる覚醒作用の働きで集中力を高めたい時や記憶力を高めたい時などに飲むと効果が期待できます。他にも、アルコール代謝を高める効果もあるので、アルコールを飲む前に緑茶やウーロン茶、ほうじ茶などを飲んでカフェインを摂っておくと二日酔いの予防にもなります。ちなみに、カフェインは血管を拡張させる働きもあるので頭痛薬などにも使用されているほど。
ただ、飲みすぎると覚醒作用により夜眠れなかったり血圧が上昇したりの副作用が出るので、カフェインは1日400mg(コップ3~4杯)程度に抑えておきましょう。
海外にはない?日本を代表するお茶「麦茶」
ローストした大麦の香ばしい香りと味が日本人に好まれる麦茶ですが、麦茶は日本発祥の飲みものです。
当然アメリカやヨーロッパなどの海外に麦茶はなく、その存在すら知らないという外国人も多くいます。海外の人にとってお茶=Green tea=緑茶のイメージが強いので、蒸し暑い夏を乗り切るための日本人にとって欠かせない麦茶はまさに日本を代表するお茶と言えるのです。
麦茶の栄養は?
普段何気なしに飲んでいる麦茶ですが、実は体に良い栄養成分がたっぷり!
そもそも麦茶は穀物の一種である「大麦」から抽出されるお茶で香ばしい味が子供から大人まで飲みやすく常飲している家庭も多いでしょう。そんな日本人にとってメジャーな麦茶の栄養は次に通りです。
麦茶の栄養①抗酸化酵素
麦茶には抗酸化酵素が含まれています。抗酸化酵素には、ストレスなどで発生した活性酸素を除去し、お肌を酸化から守ってくれる働きがあります。活性酸素は老化を早める原因になるので麦茶を飲んでアンチエイジングしましょう。
麦茶の栄養②ミネラル
麦茶を代表する栄養素と言えばミネラル。ミネラルの一つであるカリウムは麦茶には豊富に含まれており、むくみの予防・改善に役立ちます。夏場にゴクゴク飲んでもカリウムのおかげでむくみにくいのも麦茶の特徴と言えるでしょう。
麦茶の栄養③GABA(ギャバ)
ギャバは最近注目されている栄養素で血液を良質なものに変えてくれたり、血流を上げる効果があります。そのことから中性脂肪やコレステロールを抑えたりする効果に期待できます。
麦茶にはカテキンも入ってない?!
麦茶がカフェインゼロで、かつ栄養豊富なお茶だということは分かりましたが、お茶ということで、カテキンは入っていないのか気になった方もいるのではないでしょうか。
実は麦茶にはカテキンも入っていません。カテキンは緑茶など色が緑色のお茶によく含まれている栄養成分で、茶色の麦茶やほうじ茶にはカテキンは入っていないのです。
最後に
いかがでしたか?今回は麦茶のカフェインをテーマにまとめてきました。麦茶にはカフェインもカテキンも含まれていないため、子供から大人まで安心して飲むことができますね。麦茶の栄養について知るとますます麦茶が美味しく感じられるのではないでしょうか。参考になれば幸いです。