目次【開く】
世界線の話(4)私達は皆パラレルワールドを行き来している
パラレルワールドなんて本当にSFの中の話みたいだけど、そんな概念を知らなくても、スピリチュアルに興味がなくても、移動しようと頑張らなくても、
私達は知らないうちにパラレルワールドを行き来してる
って話ね。
■私達は日々、パラレルワールドを行き来している
実はみんな、気付かないだけですぐ隣り合った世界線にはちょいちょい移動してるのよ。そして、そこにいる昨日とまったく同じに見えて異なる世界で、同じ顔で人格に見えるけど違う人達と接してるのね。
たまに、共有してるはずの過去の記憶が誰かと食い違うことってないかしら。自分か相手のどちらかが記憶違いしているだけかもしれないけど、もしかしたら「自分または相手が、その記憶の当時とは異なる世界線にいる」からなのかもしれないわ。
隣り合った世界線では、本当に間違い探しレベルで細かいところが違っていても、ほとんど一緒。それに、些細な違いしかない隣の世界線からは、すぐにもとの世界線にも戻れるし気付いたら戻ってたりもする。
例えば「留学するためにお金を貯めて、英語も勉強をしよう」と決意した時点で「決意せず、そのままの生活を続ける世界線」から、すぐ隣にある「決意してお金を貯めつつ英語を勉強している世界線」に移動する。でも、数週間で「やっぱりやめた」と貯金も勉強もやめると、元の世界線に戻るのね。
ほんの少しの選択の違いは「誤差の範囲」として、元の世界線に戻される。
卑近な例えをするなら「10kg痩せる」と心に誓って、今日節制と運動で1kg痩せられたけど、翌日はまた食べまくったら1kg増える。これを繰り返していると「トータルでは10kg減らせたのに、相変わらず痩せない」元の体型のまま、みたいなこと。
でも、留学の例えでいえば、数ヶ月貯金して勉強も続けて、留学の申し込みをして留学したあとで「やっぱりあまり意味がないな。帰国したら普通に働こう」と決意したとする。
その時点では、表面的な生活は、留学前の「留学しないまま、それまでの生活を続ける世界線」の延長にあるように見えるけど、でも「留学後にまたふつうの生活に戻った世界線」が生まれて、その先に進むことになるのね。
人生を変えるためには、失敗してもいいから本当にやりたいことにはトライするほうがいいし、失敗しても元の木阿弥じゃなくて、トライしたぶん、ちゃんと自分の糧になっている、人生は理想に近づくと言われているのは、実はこれが理由なのかもしれないわ。