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職場で働いていると、女子社員にセクハラをしてくる男性に遭遇する確率が高くなります。セクハラの被害にあうのは嫌だけれど、同じ職場で働く上司だから強気なことも言えないし、もしバレたら会社に居づらくなってしまうから相談できないという女性も多いかと思います。しかし、ずっと黙っていても被害を受けるのは代わりありません。ストレスでうつになってしまう人もいるため、早めの対処が必要になってきます。そもそもセクハラの定義とは何でしょうか?どこからがセクハラになるのでしょうか?今回はセクハラの定義、セクハラする加害者の心理や、セクハラ被害にあったときの対処法などについてご紹介していきたいと思います。
セクハラとは
セクハラとは「セクシャルハラスメント」の略称です。
性的な嫌がらせを意味する言葉で、体を触られたり、言葉によるものもあります。
セクハラの定義
一般的にセクハラの定義としてあげられるのは、対価型と環境型です。
対価型というのは性的な言動や行動に対して拒否をすると、減給や解雇という理不尽な扱いのことを指します。
早い話「言う事聞かなかったらクビにするよ」ということです。
環境型というのは、セクハラによって対象者の仕事に支障が出ることを指します。
セクハラによる意欲低下、職場内で嘘の噂を流される、ヌード写真を社内で提示され苦痛を感じるといったことが当てはまります。
どちらにせよ、セクハラをされている側が日常生活に支障が出るくらい困っている場合、法的措置を使って対抗できるので安心してください。
どこからがセクハラなのか?
では、一体どこからがセクハラなのでしょうかを詳しくご紹介していきたいと思います。
基本的に仕事をする上で関係ない性的言動や接触がセクハラの対象となります。
具体的な例は以下の通りです。
- 「きみの彼氏、夜の方はどうなの?」「相変わらずエロいね」といった言動
- 太ももに手をおく、抱きつくといった行為
- 執拗に関係を迫るメールやLINE
常識の範囲外でこういった行為をする場合、セクハラと判断できます。
そこまで悪質ではないけれど、されて嫌な場合は会社の人事部などに相談するようにしましょう。
セクハラする加害者の心理とは
では、そもそもなぜ男性はセクハラをしてしまうのでしょうか?
ここでは加害者の心理について詳しくご紹介していきたいと思います。
セクハラする加害者の心理①自信がない
セクハラをする男性は基本的に自分に自信がありません。
すこしでも自分に自信を付けたいという心理が間違った方向に働いた結果、セクハラをしてしまうのです。
家庭内で満たされていない、寂しい思いをしている男性こそこのような行動を起こしがちです。
セクハラする加害者の心理②関心を向けさせたい
誰にも相手にされないという寂しさから関心を向けさせるためにセクハラをする場合もあります。
承認されたいという心理が過剰なまでに働いた結果、セクハラという形でしか自己表現することができないのです。
セクハラする加害者の心理③男ゆえの特権願望
「女は男の言うことを聞くもの」という古びた価値観を持ってセクハラをしてくるケースもあります。
「男だから何でもしても良い」
「女が言うことを聞くのは当たり前」
という心理状態が働いているため、セクハラをしてくるのです。
このような男性は基本的に罪悪感を持っていません。
故にセクハラとして訴えようとしてもなかなか自分の非を認めないのです。
ですが、証拠さえあれば徹底的に裁判できるので、LINEやメールなどの証拠は残しておきましょう。
セクハラする加害者の心理④女性への勘違い
「僕の理想の女性はセクハラをしても怒らない」という荒唐無稽な勘違いを抱いてセクハラをしてくる男性もいます。
女性への扱いが慣れていない、相手の感情に共感できない男性がこのような心理状態に陥り、セクハラ行為をしてくるのです。
拗らせてくれるとストーカー化する危険性もあるため、早めの対処が必要になってきます。
セクハラ被害にあいやすい女性の特徴とは
では、セクハラをされる女性の特徴とは一体何なのでしょうか。
セクハラされる側が決して悪いわけではありません。
ですが、下記のような特徴を持っていると加害者の標的になってしまうので注意が必要です。
セクハラ被害にあいやすい女性の特徴①誰に対しても人当たりがよく、常に笑顔
誰に対しても人当たりがよく、常に笑顔な女性ほど性被害に遭いやすいです。
セクハラ加害者は基本的に人当たりのいい人物を標的にする傾向があります。
職場では愛想笑いをしていても大丈夫ですが、少し怪しそうな人がいたらあまり関わらず、適当に流しておきましょう。
セクハラ被害にあいやすい女性の特徴②露出がやや多い格好をしている
スカート丈が短かったり、生足を出している女性はセクハラ被害に遭う可能性が非常に高いです。
セクハラ被害に遭ったのにもかかわらず、いざ相談してみたら「君がいつも露出高い格好しているからじゃないの?」という心もとない言葉を言われ、更に傷付く可能性があります。
そういったことを防ぐためにも、あまり露出の多い格好はしないほうがいいでしょう。
万が一セクハラの被害者になった場合はどう対処したらいい?
では、万が一セクハラをされてしまった場合はどう対処すればいいのでしょうか。
ここでは具体的な対処法をご紹介していきたいと思います。
セクハラ被害の対処法①他の上司や人事部などに相談
直属の上司にセクハラをされている場合は、他の上司や人事部などの窓口で相談するようにしましょう。
大手の会社の場合はそういった窓口があるため、被害を相談しやすいかと思います。
どれくらい被害にあっているのか、具体的に何をされたのかなどを伝え、証拠も提出しておけば確実に対処してくれるはずです。
セクハラ被害の対処法②外部機関に相談
会社が小規模すぎて相談できないという方は外部機関に相談するようにしましょう。
労働基準監督署やNPO法人の支援センターなど使えるものは徹底的に使っておくといいでしょう。
ただ、この場合個人ではなく会社との戦いになるので精神的にきてしまう場合があります。
逃げ場所はあらかじめ確保しておきましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はセクハラの定義とセクハラする加害者男性の心理、セクハラの被害者になってしまったときの対処法についてご紹介しました。
セクハラは断じて許されることではありません。
自分がされて、日常生活にも支障が出るなら早めに対処をしておきましょう。