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【芦屋道顕】守護神とは(1)生まれたときの守護神は必ず入れ替わる!?【現代の呪】
前回の続きじゃ。
守護神は入れ替わると話したが、今回はより詳しく話そうぞ。
■生まれたときの守護神とは?
★多くは「家系の縁」の存在ですぐに入れ替わる
オギャーとこの世に生まれたときに見守っている守護神は、実はその赤ん坊そのものの魂よりも、その産みの母の魂と縁(えにし)を結んだ存在であることがほとんどじゃ。
が、これも本来はそれほど変わった存在でなく、その母と子が住む土地の神、詣でている神社の祭神であることが多い。
そして、子供が自我を持ち始める頃には、その子供自身と縁の深い存在と入れ替わる。
しかし、この段階ではやはり親の影響は強く、親が引っ越してその土地で神社参りをしていれば、その御祭神と眷属が守護者となることが多い。
★生涯変わらぬ守護者がいるのは特別な使命の持ち主
中には、いわゆる前世からの縁で、この魂の生涯を見守ると決めて、揺り籠から墓場まで共にいる存在もあるが、それはこの世全体に影響する使命を持った魂のみ。
多くの、ごく普通の人生を送る魂には、そのような存在はおらぬ。
これを、特別扱いでないのかとがっかりすることはない。この特別扱いは、言うてみれば生まれてから死ぬまで、片時も離れないシークレットサービスには見張られているようなもの。
頼りにはなるが、窮屈であろう?
あまり軽々しくわしのような者が口にすることではないが、一例を挙げれば国の威信に関わる方々であれば、日本の創世神話に出てくるような神々が生涯を見守っておられる。
他にも、時代に大きく関わってきた政治家や経済界の大物、偉業を成し遂げた方々、これから成し得る方々にも、やはり強力な守護神がおられる。
が、もしこれを読んでいるおぬしが、そのような「自身の幸せよりも国や世界の変化のために生きる」と誓って行動しているわけでないならば、そこまでの神々がついていることはなかろう。
万が一、そのようなことを言う霊能者がいれば、それはいわゆる「リップサービス」であるぞ!!