なんかさ、アタシ以前からすごく気になってるんだけど、「占いは信じない」って言うのになぜか「仏滅」と「大安」だけは妙に意識する人って多くない?手帳やカレンダーにも未だに結構載ってるし。
■結婚式は「大安」でも離婚する??
例えば、人生の晴れ舞台の結婚式なんてさ、別に結婚相手なんて占いで決めたわけでもないくせに、なぜか日取りだけは「大安で」とか。 結婚する二人にとって都合がいい日にしようとしたら、仏滅だからって理由で、「次の次の土曜日に」なんて、先延ばしにされるとか、経験してる人多いでしょ?・・・ここはまだ結婚してない人が多いから未経験かもだけど・・・。多いのよ。
はっきり言って、
大安も仏滅も、意味ないから。
これこそ、迷信っ!迷信なのよっ!
それでも、式場も大安を薦めてくるところ、いまだに多いんじゃない?あとは、親が、おばあちゃんが、親戚の叔母さんが 「仏滅に結婚なんて縁起悪い!それで離婚したらどうするの?」 って言うんでしょ?でもね~。
大安に結婚したって離婚する人なんていくらでもいるのっ!!
うちのバツイチのスタッフがまさにそうよ。
※事実です。親戚と式場の圧力に負けて挙式は大安にしましたが、離婚しました。ちなみに、入籍も大安でした。(スタッフより)
■六曜の起源は不明な上に、決め方を知るとさらに疑わしくなる
で、大安も仏滅も、本来は「六曜」って言われてて、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類が順番に回ってくることになってるの。 で、起源は中国の三国時代でみんなの大好きな諸葛孔明が作ったとか、色々言われてるけど、全部怪しいのよ。
アタシの知識不足だったら申し訳ないんだけど、でも多分、未だに本当のことは分かってないんじゃないかしら。 それでも後世に色々研究されてしっかり受け継がれて「当たる!」って思える事実が積み重なってるならいいと思うんだけどさ、六曜についてはなんにもないのよ、「状況証拠」たるものすら。(研究してる占い師さんいらしたら、ごめんなさいするから是非名乗り出て!)
で、たとえ、本当はしっかりした理論があって、昔は確かに当たってて守る意味があって、実際にこの6パターンの運気がグルグルしてるとしても、してもよ?
実はこの六曜って、旧暦に基づいてて、旧暦の毎月1日はコレってのが決まってるの。旧暦自体は、月の運行をベースにしてるから占い的な意味もあるんだけど、この六曜だけはクセ者なのよ。
例えば、1月1日と7月1日は「先勝」から始まって、6月1日と12月1日は「赤口」からで、そこから「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の順番通りに並べていくわけよ。だから、そのせいで六曜が順番が飛ぶことがあるわけ。
例えば、5月31日が「先負」だとしたら、6月1日は順番通りなら「仏滅」になるけど、この暦の決め方だと、仏滅になるはずの6月1日は「赤口」になるわけよ。 ・・・これが占いだとしたら、なーんかおかしいでしょ?
まあ、そういうわけだから、六曜は気にしないこと。
もしアンタ達がめでたく結婚が決まったら、入籍も式の日取りも、二人で好きな日に決めちゃいなさいな。
日取りまで占いに頼る必要ははっきり言って「ない」からね。結婚が決まってウキウキしてるようなときっていい運気に乗ってるんだから、結婚相手を信じたように、自分でこれ!と思う日を決断しちゃって!
ってことで、もう結婚決まって見てるアンタも、いつになるやら分からないけど、いずれ結婚するつもりで見てるアンタたちも、どうかお幸せにね。