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2020年の世の中(2)春分図に観る『世界と日本の関係』は軍事的緊張状態
■春分図では「国防」「外交」の部屋に山羊座の火星冥王星を含むステリウム
西洋占星術で特定の国の一年間の運勢を観るのには、その国の首都がジャスト春分を迎える=その都市の緯度経度で太陽が牡羊座0度に入った瞬間のホロスコープを出すのね。年の区切りはその年の春分から次の年の春分の前日まで。だから、これは2020年3月20日から2021年3月19日までの日本の運勢ってことね。
※2020年の春分は3月20日の、日本の首都・東京都千代田区(うちでは霞ヶ関と皇居があるから千代田区にしてるわ。新宿都庁にしてる占い師さんもいるかもだけど)では12:50がジャスト春分。
★2020年の日本は外交交渉で強行姿勢を取らざるおえない困難期
まず、すごく心配なのが国の防衛体制から国際関係、外交交渉までを司る6室・7室に、軍事的緊張状態……で済めばいいけど一触即発で何かあれば攻撃も辞さなくなる強権的な天体が集まってること。
まず、ほかとは少し離れてるけど、6室の始まりのところに山羊座4度のドラゴンテイル。国のカルマ、みたいなものがあるとしたらこのドラゴンテイルがその噴出口。
独立した一つの国が自国を守るために防衛体制をきちんとしておくのはごく当たり前のことよね。でも、日本は過去に第二次世界大戦で戦犯国扱いになってるから、同じことを二度とできないようにって、軍を持つことができないことになってる。だから、飽くまで防衛のためだけの組織として自衛隊があるわけだけど、それに対しても「自衛といいつつ、また戦争をするつもりだろう」ってもうかれこれ近隣の国からは批判され続けてる。過去に触れずにいたくても、国の防衛を強化しようとすると、必ず過去が蒸し返されてくる。2020年は特にその傾向が強くなるのかも。
それから、同じ6室に少し離れて21度から24度まで、パラス火星木星土星、そしてDSCに山羊座29度の冥王星が合していること。火星は軍神マルスで、そのまま戦争を始めたくなるような対立、怒り、攻撃的なエネルギー。パラスも戦いの女神だから、なんというかこのあたりは妙に現代的というか……。戦争を始めるのは男で戦うのも男、が近代までの戦争の常で、今でこそ女性自衛官もいるけど世界でもまだまだ軍関係は男の世界よね。
でも、この2020年には女性でも自国を守るために闘うことを選ぶ人達が増えるレベルじゃなく「国防や国益を守るための闘いに性別は関係ない」という考え方が火星世代より下の人達(45歳以下)には当たり前になってるのかもしれないわね。
で、そのパラス火星だけだと暴動やテロで終わる可能性もあるけど、木星土星冥王星も合だから、大規模に組織化して予算もきっちり組んで国家レベルで行動に移そうと思えば移せてしまうわね(汗)木星はその時期の世の中のムードも司るから「もう、外国に牛耳られるのは懲り懲りだ。国を守るために徹底的に闘おう」とパラス火星土星冥王星が決意して行動を起こそうとするなら、木星はそれを実行する側を煽りつつ国民の感情も煽っていく。
ただ「闘う」はかつてのように本当に爆撃し合うんじゃなくて、ほかのもっと狡猾なやり方になる可能性のほうが高い。ミサイル落としてほかの世界各国から非難轟々になるより、経済や社会インフラに大打撃を与えて国力を弱らせるやり方ね。
2019年11月末の時点ですでに日米FTA(自由貿易協定)が締結されて、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ理事には「日本は消費税を15パーセントまで引き上げるべき」ローマ教皇には「移民の受け入れを」なんて内政干渉もはなはだしい言われっぱなし状態な日本に、これ以上何を仕掛けてくるのか。
国内で対立が生じれば外国が攻めるまでもなく相討ちして弱るから、日本人同士の分断を煽ってくるやり方、自分達の傀儡にできる人間を日本のトップにしておくやり方もあるでしょうね。ってかすでにしてるけど民衆には気付かれないよう隠してきたのがばれて、国もその怒りをおさめるために、諸外国に対して毅然と行動しなきゃになるとかね。反撃として、日本もどこかの国に対して経済制裁したり、過去に結んだ同盟や協定を離脱したり、それくらいはやるかも。
ま、もうちょい穏やかなところではスポーツの競争なんかも管轄するから、オリンピックで熾烈なメダル争いでそれぞれの国の応援団が熱くなり過ぎてちょっと問題が起きたり、競技のルール変更、くらいで済むといいんだけどね。