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みんな違ってみんなダメ。ダメな私で大丈夫◆努力家のあなたへ(2)
※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。古い日付や内容、リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。
(1)はこちら↓
これから世の中は「自他共にどうでもいい」人達が増えていく◆努力家のあなたへ(1)
■みんな違ってみんないい。は理想だけどもうすぐ現実になる
建前上は2019年現在だって「みんな違ってみんないい」はずなのよね。特に植民地でもなく独裁政権でもなく、戒律が厳しい宗教が国教なわけでもなく、自由な国民がいて運営されてる国では。
だけど、日本だけじゃなく世界的にすでにそうなっちゃってる「みんなと違うと、とても生き難い」時期がかれこれ何年か続いてるわよね。日本はいつの頃からなのか、かなり昔から「連帯責任」「団体行動」だらけの社会で、むしろみんなと同じであることに心地よさを感じてる人がまだまだ多いみたいよね。
そんな2019年末の時点では、まだ多くの人にとってポエムでしかないけど、綺麗事じゃなく本当に「みんな違っていい」世の中になっていく。
さらにはタイトルにしたけど「ダメでもいい」と思えるようになっていく。それは世界や人間の堕落の始まりじゃなくて、めっちゃ胡散臭い言葉になるけど人間という種族全体として、また一段階高次元に進化するプロセスの一環なのよ。
自虐で「私、ダメだなぁ」じゃなくて。他人を見下して安心するために「あの人もあの人もダメじゃん。だったら私はまだ大丈夫」でもなくて。
例えが誤解を招きそうで怖いから動物にしとくわね。人間が高次元に進化すると話した矢先に動物の話というのもどうかと思うけど(汗)
・・・種類の違う動物が一緒に暮らしているとする。それぞれ見た目も食べるものも生活習慣も役立ち度も、みんな違う。でも、それで動物同士では劣等感を抱いたり、見下したりはしないと思うのね。
鳥は空を飛べるけど海に潜れない。亀を見て「泳げていいなぁ。でも、亀は空飛べないから鳥のほうが価値がある」なんて、絶対に思ってない。逆もまた同じ。
人間同士もこれから「同じ人間同士なのに、どうしてこんなに不平等なの?分かり合えないの?」「あの人ができることが、なんで私にはできないの?」「私には簡単にできるのに、なんであの子は『しない』の?できないなんて言い訳。怠け者なだけでしょ」みたいな感情を抱くことはだんだん減っていくんじゃないかと。
■「みんなダメ」が許容されるまでの流れ
みんなダメで私もダメだけど大丈夫、な世の中になるまでは……。決してそれは制度じゃないけど、新制度に例えるなら、
2020年の時点で新制度への移行の告知。
2021年から2025年が移行期間。
2026年から逆戻りナシの本番運用開始。
の、流れ。
「自分にも他人にもとても厳しく、出来ないことやちょっとのミスでも徹底的に責める」「連帯責任の名のもとの相互監視・密告が横行する」全体主義みたいな時期は、まだまだ続いていく。
と、アタシはどっちかというと最悪を想定してそれに備えるタイプだから、世の中についてはまず、悲観的な見通しを立ててはいるのね。
でも、陰極まれば陽となるのが世の常で、星回りも星座が一つ進むと「前の星座の成し遂げたことを踏まえて、より良いやり方(と、信じている)自分の星座のやり方を遂行して、時代を変えていく」もの。
だから、近年続いてる「みんな違ったらみんなが困る。違う人は標準に合わせろ」なギスギスした世相にうんざりしてきた人達から「みんな、違うのが当たり前」「人の能力や得意分野、好きなこと、できることもできないことも100人いれば100人それぞれ」と、心底納得したうえで自分も好きなようにするし、だからこそ「あなたも好きにすればいい」と、思うようになっていく。
過渡期はどうしても「好きにしていいよ」と言っておきながら、好きに振る舞う人を炙り出して排除する動きもあるかもしれない。就職の説明会で「服装自由」と書いてたけど鵜呑みにしてお気に入りのワンピースで会場についたらほかはみんなリクスーで、やっぱり自分だけさっさと落とされたとか、そんなこともまだまだあるでしょうね。
そして「やっぱり、長い物には巻かれろなんだな」と、ワンピースを着て行った子は次からはいくら「好きにしていい」と言われても「みんなはこんなとき、どうする?上の人達は何をヨシとする?」って空気を読むこと、忖度w することを覚えていく。自分がそんな目に遭ったからこそ、下の世代にはそんなら想いをさせない、というよりむしろ「私も受け入れたんだから、貴方達も受け入れなさい」になっていく可能性が高い。今なら、ね。
でも、2020年末に木星と土星が揃って水瓶座入りしたあとは、「亀は空飛べないよね。亀だから」「鳥は潜水できないよね。鳥だから」そこには自分や誰かの「できないこと」を直視して、それを当たり前のことと思えるようになる。問題視したり「頑張ればできるよ!」と無駄に鼓舞したり、そういうことはどんどん、なくなっていくはず。
気付いたら、ずいぶん生きやすくなっていて「私は相変わらずダメだけど、それでも楽しく生きて、幸せになっていいんだなぁ」と、誰もがこの世界で寛げる、そんな時代はちゃんとやってくるわ。
続く。