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(1)太陽星座占いが当たらない
※この記事は「西洋占星術初心者」で、自身のホロスコープを出せる方、ご自身のアセンダントや土星の星座、アスペクトなどが分かる方向けです。
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世の中に一定数、絶対に「星占いが当たらない」人がいるのよね。西洋占星術じゃなくて、飽くまで太陽星座だけの12星座占いに限った話だけど。
で、「当たらないから信じない」という人はこれ読んでないと思うから、今回は
「太陽星座占いが当たらないけど、西洋占星術の勉強をしている」
「太陽だけじゃなく水星/金星も◯◯座なのに(この3つは同じ星座になることが多い)◯◯座の幸運期はむしろひどいことが起きる、注意期は意外に穏やかで嬉しいこともあったりする」
「25歳より歳上です」
※24歳までは金星の年齢域で、金星の星座や金星の持つアスペクトのほうが優位に運勢にでる
という人向け。
いくつかあるけど、単純な話だからざっと箇条書きしていくわね。
■太陽星座占いが当たらない人のホロスコープ
★太陽とトラサタがスクエアまたはオポジション
太陽とトランスサタニアン(土星・天王星・海王星・冥王星)のどれか一つでもスクエアやオポジションを組んでる場合。トランジットで太陽に何かしらの天体や感受点が合するときは、同時にトラサタも刺激されるわけね。
例えば、昔はラッキースターの代表扱いだったトランジット木星が、太陽星座に入る時期が「12年に一度の幸運期になるとは限らない。むしろ忙しくて大変な時期」とは最近では知れ渡ってきたわよね。でも、「やっぱり木星期には格別にいいことがありました」「忙しいけど楽しい忙しさでした」って人もたくさんいる。
幸運なはずの星が太陽に合したとき、幸運を実感できるか否かを分ける要因が、ネイタルで太陽がほかのどんな天体や感受点とアスペクトしてるかなのね。
ネイタルの太陽と土星がスクエアやオポジションのハードアスペクト持ちの人は、トランジット木星が太陽に合すると、ネイタルの太陽土星ハードの葛藤が木星パワーで増幅することがあるわけね。
ネイタルだけなら、年齢にもよるけど「持って生まれた環境」だから、慣れちゃって平気だったり、常に何かしら問題が起きていたとしても「いつも通り」だから粛々と対応できるのよね。
太陽土星スクエアの人が、例えばすごく厳しい父親に育てられてるとする。他人から見れば過酷な家庭環境でも、本人が他の父親を知らなければ、自分の父親が人一倍厳しいのかどうか分からない。生まれてこのかた、一応それでも死なずに家庭崩壊せずにやってこれてるなら、それはそれでいいわけよ。
★トランジット木星はハードの天体も意識させる
ところが、そこにトランジットで木星がやってきたとする。太陽に木星合のときは、これは飽くまで単純化したうえに木星の一側面だけの話だけど、「甘やかしてくれる・気前のいい」人が周囲に増えて、本人も気が大きくなる。
そうなると、生まれてこのかた、当たり前だと思ってた父親の厳しさに疑問が生じる。それまで「耐えている」感覚がなかったものが木星の甘やかし作用のせいで耐え難いものとして認識される。
誰からも夜遊びに誘われないときは、門限が20時でもなんてことない。でも、夜遊びに誘われまくるときには門限がすごく人生の楽しみを阻害してるように感じてしまう、そんな感じ。で、門限破って楽しんだら、ものすごくお説教されて、しばらく外出禁止でお小遣いなしにされて「散々な目に遭った!」となる。
木星は一つの星座にだいたい一年しか留まらないし太陽合になる期間はもっと短いけど、それでもいったん太陽にハードアスペクトを取る天体を意識してしまうと、しばらくは意識しっぱなしになる。でも、だんだんとまた元の「門限20時だけど夜遊びに誘われないから特に気にならない」日常に慣れていく。「木星期っていいことなかったな。厳しい父親が余計厳しくなっただけだった」って記憶だけ残る。
そして、次に木星が来るのが楽しみじゃなくなっちゃうのよね。
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