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オカルトな日常（2）家族が夢で「私の未来の夫」と会っていた
オカルト、と言っても今回は夢のある夢の話。
「予知夢」「正夢」呼び方はなんでもいいけど、後に現実になる出来事を夢で見ることって、ごくたまにだけどあるわよね。
で、意外にも「自分の未来に起きること」を夢で見ることはないのに「自分と関わりのある他人の未来に起きること」は、実は結構見てたりするのよね。
「なんで自分の未来の夢すら見れないのに、他人の未来の夢なんか見るの？」って理不尽に思ってたんだけど、その理由というかメカニズムが最近ようやく、いくつも似たような例が集まったおかげで納得できたのよ。
■他人についての予知夢を見る理由は「そのほうが正しく伝わりやすい」から
西洋占星術の占い師ではあんまり聞かないけど、タロットとか霊感系の占い師はよく「自分の未来は占えない。願望や不安が入って正しく読めないから」っていうけど「予知夢」も同じことみたいね。
Aさんが受け取ることになるスピリチュアルなメッセージがあるとして、Aさんに直接それが夢で降りてきたとしても正しく解釈できる可能性は低いのね。
だったら、Aさんが信用してるBさんがそのメッセージを受け取って、Aさんに伝えるほうが効率がいいわけよ。
だから、まったく縁もゆかりもない赤の他人の人生に関わることを夢に見ることはまずないけど、身内とか親友とかのことは、見る可能性があるわけね。特に「仲の良い身内」の未来に起きること、出会う人のことは、夢に見ることがちょいちょいあるみたいよ。
■実母や祖母の夢には「娘・孫の未来の夫」が出てくることがある！？
身内の中でも母親や祖母と仲が良い場合は、まだ自分が出逢っていない「未来の夫」が夢に出てきたなんてこともあるみたいよ。
ある女性の場合は、母親と一卵性親子なんて言われるほど仲が良くて、なおかつ母親が娘の結婚相手が見つかるようにって本気で願ってて。娘と一緒に出雲大社にまでお参り行ったほどだから「夢に貴方の未来の旦那さんが出てきたのよ！」なんて言い出しても「私がなかなか結婚相手が見つけられないから、お母さんの願望なんだろうな」って思ってたんですって。
でも、お母さんが夢を見てから数ヶ月して、お母さんとは関係なく友達の集まりで知り合った男性と交際することになって。ついに両親に紹介することになったら、なんとお母さんが彼に「あれ？どこかでお会いしたことがありましたっけ？」って。お母さんが日記付けてる人で、数ヶ月前の日記を見たら夢で見た娘の夫の似顔絵が特徴つかんでたって。
別の女性の場合は、自分をとても可愛がってくれていたお祖母さんが大病で入院してて、あるときお見舞いに行ったら「◯◯（有名男性アイドルの苗字）と結婚してる夢を見たけど、付き合ってるのかい？△△△って呼んで、仲が良さそうだったよ」って。薬の副作用かしら、入院中でテレビしか観られないからかしら、生きてる間に花嫁姿見せてあげたいけど無理よね……。なんて、むしろ悲しく思ってたって。
で、残念ながらお祖母さんはその後しばらくして亡くなったんだけど、それからまたしばらく経って知り合った男性が、お祖母さんが夢で見た有名男性アイドルと苗字とあだ名が同じだったんですって。それも、木村とか松本とか村上みたいな、日本人の苗字ベストに入るようなたくさんいる苗字じゃなくて、どっちかというと珍しい苗字だったって。
その彼の見た目は彼女の好みじゃなくてアイドルとも似てなくて、お祖母さんの夢のことがなかったら気にも止めない相手だったけど、苗字と周囲から呼ばれてるあだ名がお祖母さんの夢の通りだったから「もしや」って思って、自分から少し積極的に関わっていったら、すごくいい人でどんどん仲良くなってめでたく結婚することになったって。
で、その彼はお祖母さんの三回忌か何かに列席したとき、遺影見て「ずいぶん前だけど、このおばあちゃんに『あの子をよろしくね』って手を握られた夢を見た」って。
ほかにもいくつか似たような話はあるけど、みんな、本人もその母親も祖母も特に霊感があったわけじゃないのよね。（厳密には、みんな気付いてないだけで霊感的なものはデフォルトで持ってるんだけど）それでも、人生の重要なときにはメッセージを受け取れちゃうものみたいね。
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