そろそろ、男性美容師に片想いをする女性が知りたいことの核心に近づいていこう。
■そもそも男性美容師はやっぱり「女好き」なのか?
まず、前提として「女性が嫌い、苦手な男の美容師はいない」同性愛者でない限りは。
これは、仕事で接する相手のほとんどが女性、という職業であれば美容師以外も同じだけど。もちろん、職業を選択しようとしたときに、「自分もいずれこうなりたい!」と思えるめちゃくちゃにかっこいいカリスマ美容師に出会えて、その道を選んだとか、
『それぞれに、美容師を選んだ真っ当な理由はあるはずだ。だけど、その手前か後かは分からないけれど、女性に興味があって、女性を美しくしたいという思いが必ずある。男性相手だけなら理容師でいいんだから』
■自己研鑽+圧倒的多数の出逢いで、美容師は自然にモテるようになる
まず、美容師を目指す時点で、ある程度は自分の腕や将来性だけでなく「容姿が、ファッションセンスが優れている」つまりはイケメンだから、センスがいいから当然のようにファンがつくはず……という自信を持っている男もいるそうだ。
そして、実際にイケメンぶりに拍車をかけるように自身の容姿のブラッシュアップを怠らず、最先端の流行を常に把握し、むしろ自身が流行を生み出す側になるべく、自己研鑽に励む。
これだけでも、一般女性から見て「美容師っておしゃれでかっこいい」がまず成り立つようになる。
さらに、カットモデルやサロンモデルと接したり、同僚におしゃれな女性美容師がたくさんいたり、お客様として素敵な女性が来店したり、イベントでは芸能人の女性たちと縁ができることもある。
やはり、男性美容師は普通の男に比べて、圧倒的に多くの女性に囲まれている。女性と付き合うチャンスに恵まれていて、それだけ女性の扱いもうまくなる。どう褒めたら、どうお願いしたら相手の気持ちが動くのかが自然に理解できるようになって、自然に相手の心をくすぐる行動ができるようになる。
これだけ条件が整えば、やはり本人がどう言い訳しようとモテる。
■色恋するのは全体のごく一部、ほかはみんな真面目
もちろん、モテるけれど結婚して家庭第一、恋人がいて恋人一筋の美容師も多い。
だけど、ごく一部ではあるものの「せっかくモテるんだから」そのスキルを活かして売上を上げようと考えて、あるいは店側からノルマを課されてしぶしぶではあるものの担当となった女性客に「自分に恋愛感情を抱かせて、それを利用して貢がせる」
『ホストのような営業をする美容師が存在するんだよね』
■ただのサービス?熱意?恋愛感情??
具体的には、すごくベタだけれどボディタッチや会話の中で「彼女がいない、ほしい、君はタイプ」と匂わせる、「君だけ特別」な扱いをする。(実は色恋ターゲットにした女性客みんなにしているけれど)店販品を自腹で(かどうかは、分からないけれど)買ってプレゼントしてくれる。
そして、何より個人的な連絡先を交換し、食事などに誘ってくる。
「店には内緒」と言いながら、実はオーナーにけしかけられていることすらあるし、オーナー自身が色恋をしていることもある(苦笑)
ただ、ここまでに挙げた行為のうちで、ボディタッチや連絡先交換じゃなくて、単に店で親切丁寧だったりおまけをしてくれる場合は、すごくサービスのいいお店や、顧客満足度を上げようという熱心さということもある。繁盛店を作るための秘訣、接客なんかを学んでいる向上心のある人も多いよね。
あとは、これが一番うれしいと思うけど、それらは君だけに特別にしていること、その原動力は純粋な恋愛感情ということもある。
……とはいえ「好みのタイプだから、あわよくばHしたい」という下心から、もあるから注意したほうがいいらしいよ。その場合は分かりやすく「ボディタッチが多い」「飲みに行ったら迫られた」で見抜けるはず。
■色恋営業の見分け方
さて、そういった微笑ましい理由ではなく、独身あるいは人妻(!)の心を翻弄して財布を開かせる、最悪な「色恋営業」の場合について。
それは、ここまでに挙げたような行為だけじゃなく「その女性の美を磨くため」ではない「おすすめ」が増える。
「髪はまったく傷んでいないのに、高いトリートメントを勧めてくる」
「家にもうあると言っているのに、高いスタイリング剤を買わされた」
「来店しろとしつこい」
『その女性が自分から興味を持って、欲しそうな素振りをしたならいいんだけど、お金がないと言っているのに、ドライヤーや美顔器のような、トリートメントよりさらにゼロが一桁多い美容家電をすすめるとかね』
ただ、店販の高額商品を勧めても、それが本気でその女性に役立つと思っている場合は「市販で買ったほうが安いから●●●●(通販サイト)で探してみて」と言ったり、購入しないからといって、態度が変化することもないそうだ。
色恋営業の場合は、彼は売上を上げたくて「恋人みたいな優しさ」を示してるわけだから、その女性が思うようにお金を落としてくれないと、急に手のひらを返したように冷たくなる。
あるいは「ノルマがきついんだ。頼む」と、泣き落としをしてくる。もっとホストに近いメンタリティになると「あと少しで、店のナンバーワンになれる」なんて言い出すこともあって、『うぶな女性は騙されてしまうから注意して』だってさ。
■色恋営業に気付いたら?
残念ながら、不幸にして熱心に応援しているつもりの担当が色恋を仕掛けてきているだけと思えてしまったら、店を変えたほうがいい。気に入っている店でも、他の美容師にいまさら指名替えをするなんて、恐らくできないだろうし、店ぐるみでやっていることもあるから。
そして、寂しくなるだろうけど「でも、もしかして本気かも」という一縷の望みにすがらずに、交換した連絡先は消して「店にも行かない、店外でも会わない」ようにしよう。
色恋営業だったなら、その担当はしばらくは大切な「金づる」を取り戻すために、連絡してくるかもしれない。けれど、実際のホストと違って売掛金があるわけでもないから、意外とあっさりと諦めてくれるだろう。去っていった客1人を追う労力を、新しい金づる探しに振り向けるだろう。
続く。