ベビーフードコンサルタントが教える!意外と知らない幼児食の基本

ベビーフードコンサルタントが教える!意外と知らない幼児食の基本

女性が体験する「妊娠」という未知の世界。初めてのことばかりで恐らく不安と勉強の毎日でしょう。ベビーフードコンサルタントとして、そんな初めての育児に奮闘するお母さんたちに知っておいてもらいたいことをお伝えしたいと思います。

*幼児の心と体を食事で形作る!ベビーフードコンサルタントとは

乳幼児期の心身の発育の関心が高まっている今、すでに知っているという方もいるのではないでしょうか?耳慣れない言葉で初めて知った方も多いと思います。
ベビーフードコンサルタントとは、言葉の通り、幼児食の栄養や献立の基本的な知識をはじめ、赤ちゃんの発達に合った食事や正しい食事の進め方の知識を持ち、「食事」を通して、将来豊かな食生活を営む指導ができるプロフェッショナル、それがベビーフードコンサルタントです。
ここでは、筆者がベビーフードコンサルタントの資格で得た知識や意外と知らない幼児食の基本についてお話していきたいと思います。

*赤ちゃんの初めての食事と授乳の大切さ

幼児、特に新生児の赤ちゃんは生まれて間もないこともあって体がまだ十分に発達していません。それは、見た目や筋肉だけの話ではなく、内臓、消化器官も同じです。今までお腹の中で栄養をもらっていたので、すぐに自分で栄養を摂り入れることはできません。
なので、赤ちゃんが初めて口にするのはお母さんの「母乳」です。
まだ外の世界に慣れていない赤ちゃんのために、体が十分成長するまでは授乳で生活を送っていきます。これは食事を行う為だけではなく、親からの暖かな受け入れと安心感を得るための行為でもあります。そうすることで赤ちゃんはお腹だけではなく心も満たされるのです。

この感覚が育まれることでお母さんへの信頼感が生まれ、口に物を入れる、食事をする感覚を育んでいきます。
しかしこれはお母さんが慈愛の心を持って、赤ちゃんが安心して食事をとる事が前提になります。逆にお母さんが焦りやイライラの感覚を持って行うとその感情は赤ちゃんにも伝わっていき、食事を楽しいものではないと認識してしまいます。

感受性の高い時期とされる乳幼児期にこのような認識を持ってしまうと、その考えを変えるのはなかなか難しくなり、成長していく程にその難易度は上がっていきます。そのため食事は良い事、楽しい事だと認識させるためにも、お母さんが赤ちゃんを安心させることができる環境を整えることが非常に重要となります。

*幼児期の赤ちゃんは気分屋グルメ?!

赤ちゃんの頃の授乳で食事がいい事だと認識してもらえたとしても、様々な要素でその気持ちは変動します。更に感情のコントロールがまだできない幼児期の場合は、その現象が如実に表れます。
いつもは大人しく食事をする子供でも、見慣れない初めての場所だとぐずって食べてくれないことや
体調の変化などで食事に集中してくれないなど、その日の気分によっても食事に対するモチベーションは変わってきますし、味や食事をする場所、食器、作法など、様々な面でも心に大きな影響を与えます。

*幼児期の赤ちゃんは気分屋グルメ?!
この感情の起伏を安定させるためにも地道な努力と工夫が必要なのです。毎日同じ味にならないようにレパートリーを増やす、食事する場所や座席を決めておく、子供用の食器をそろえる、他人に迷惑をかけない作法を楽しく学んでもらうなど、食事に対する教育という面で必要な要素は多くあります。そしてこれらを全て成し遂げるのは極めて困難な道のりでもあります。
ですが、これらを一つ一つ改善していき、子供自身が成長の過程で学習していくことによって、子供も自分に合った食事や好み、作法を身に付けていきます。これらをすぐに習得することはできません。長い年月をかけて学習していくことになります。そのため両親にとって大切なことは、焦らず、心の余裕を持つことです。長い目で子供の成長を見守りながら根気よく教えていきましょう。

*幼児食のマナーとは?子どもの口と心の繋がり

先ほどお伝えしたように子どもにとって食事を「楽しい事」と認識することは重要なことですが、ある事との差別化を行わなければなりません。それは「遊ぶ」ことです。子供にとってどちらも楽しいことであり、食事中に食べ物で遊んだり、おもちゃを口に入れて食べようとするなど二つの行為を混ぜて行ってしまいがちです。
どちらも子供自身にとっては大切な仕事なのですが、これら二つの混同は危険が伴う場合もあるため注意して差別化を行わなければなりません。その上で食事のマナーを学習していき、遊び心を開放していきます。
また、心が不安定な時期には過食や少食、指しゃぶり、爪噛みなど、口に基づく癖が現れてきます。これらの癖には心の状態が現れていることを認識してください。逐一心がけて子供の心のケアも合わせて行っていきましょう。

*意外と知らない子どものにおいと味の感覚

私たちは日常的に感じる匂いや味を嗅覚や味覚によって認識しています。これは人間だけではなく多くの動物に備わっていて、本能的に栄養になる物、毒になる物を選別することができるのです。

そして長い進化の過程で得たこの知識は遺伝子レベルで組み込まれて、学習すると同時に生まれつき発現してくるのです。そうして自分の身を守ろうと自然に生まれてくる感覚なので、生後すぐに機能し始めます。
生まれたばかりの乳児は、お母さんの胎内に宿ってから目を閉じていたため光が入らないことから視覚が十分に発達していません。同じく聴覚もまだまだ十分な能力は備わっていません。その不自由な五感の中で、生き抜くために大切な「食」に関わる機能は嗅覚と味覚なのです。匂いでもの識別して、母乳の味を感じることで安心感を得ます。

*意外と知らない子どものにおいと味の感覚

胎児の嗅覚と味覚に関する期間は妊娠初期の頃から形成され、口ができ始めるのは7週目を過ぎたくらいから、8週目あたりになると鼻の形が形成されていきます。20週目くらいまでには舌や口腔内の感覚ができているため、この頃には味を感じたり匂いを嗅ぐ能力も発達しているといわれています。さらに28週目あたりでは「甘い」と「苦い」などの違いを認識し、甘味を好み傾向があることも分かっています。そのため、妊娠初期のお母さんが食べていた食事などは赤ちゃんが生まれてからの味覚や好き嫌いのを左右する要素の一つでもあります。ある調査では妊娠中糖質ばかり摂取しているとアレルギーを持つ子供が多い傾向にあったとの報告もあります。

また、実験によって得られた結果としてもこの二つの感覚の発達は驚異的です。生まれてすぐの赤ちゃんに砂糖水を少し入れるとにこやかに口を動かしますが、酸っぱいクエン酸を入れると顔をしかめて嫌そうな表情したという結果があります。味覚と嗅覚は私達大人でも個人差がありますが赤ちゃんや子供でも鋭い子やそうでない子もいます。ただ本能的なものは共通しており「甘味」を好み「酸味」「苦味」「辛味」を嫌がる傾向をもちます。また、匂いで自分のお母さんの母乳を嗅ぎ分けたという実験結果も残っています。
このような五感の発達と共に少しずつ学習していき食べ物の好みが決まっていきます。初めて食べるものには警戒して、匂いを嗅いで少し味見をしたりして安全かどうかを確かめます。これらの警戒をくぐって初めて食べて安全だということが認識できると、2回目以降躊躇なく食べることができるのです。

ですが、この頃から自分の好みに合わなかったり食べたときに体調が悪くなったりすると同じようなイメージが付きまとってその食べ物を食べなくなる場合もあります。

このように自分の好きな食べ物を学習して見つけることを「味覚嗜好学習」、嫌いな食べ物を見つけることを「味覚嫌悪学習」と呼びます。

*幼児期の食事の基本とは?幼児食の重要性

近年コンビニエンスストアやファミリーレストランなど、いつでもどこでも食べ物が得られるようになりました。一見便利になったように感じられますが、この食文化の変化により青少年の食の乱れ、偏った食事が問題視されています。私の身の回りのお母さん方の話を聞いても晩御飯をファーストフード店で済ませたり、共働きの家庭は朝ご飯を作る時間がないなどの理由で菓子パンやお菓子を渡してしまうなど、幼児期の食事の基本、本来の目的である栄養を摂る幼児食とはかけ離れたものです。

これらは、食事を得られる「場所」が増えただけでなく食の「質」の変化、さらには幼児食に肉や油、強い香辛料が使われたことも原因の一つに挙げられます。
時代とともに大人の食事のバリエーションは増え、その環境で育った子供たちもおのずと両親と同じ食べ物を食べるのです。

*幼児期の食事の基本とは?幼児食の重要性

ですが、忘れてはいけないのは子供の舌は大人が感じる味覚よりも敏感で、たとえ大人が薄いと感じる味でも十分に味わうことができます。逆に大人と同じような味では刺激が強すぎるのです。

しかし、その感覚を無視して濃い味を多く与えていると、その味が基準となり成長するとより強い味を求めるようになってしまいます。
味覚の機能はおおよそ3歳ごろで完成してしまいます。これにより過食や塩分過多などの現象が起こり、食の乱れへと繋がっていきます。
このような事態にならないためにも、幼児期の食事、幼児食には十分に気を配り正しい知識を習得してください。

*最後に

いかがでしたか?
今回は乳幼児期の食事の基本と意外と見落としがちな知識と食事の大切さを何か感じ取っていただけたなら幸いです。

「十月十日」自分のお腹の中に命を宿す、この神秘的な体験。実はベビーフードコンサルタントである筆者も妊娠真っ最中です。結婚し子育てに励む友人や両親からは幸せな子育て話が多く、実際の子育ての苦労というのはなかなか想像しづらいものでした。誰しも自分の失敗や苦労した出来事はなるべく話したくないものです。時間が経ってしまうとその時に感じた新鮮さや記憶が曖昧になることが多いためだとも言えるでしょう。未知の体験でもあった妊娠、そして出産の苦痛を乗り越え初めて顔を合わせる我が子との対面は今まで感じてきた苦労を一瞬にして消し去ってくれる程の幸福感があることでしょう。母親だからこその幸せだと思います。

ところが、幸せな時間もあっという間に過ぎて自分と旦那さん二人のだけの穏やかな生活も一変し、育児に追われる日々が始まりました。
妊娠して出産して自分の体調と相談しながらの子育ては本当に大変です。とにかく頼れる方の助けを借りながら何でも一人で抱え込まずに親としても子供と一緒に成長していきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

miiko

一児と一羽のママです。ベビーフードコンサルタント、食事栄養コンサルタント、スポーツフードスペシャリストの資格を生かしてみなさんにより良い子育てと食育について発信していきたいと思っています!