通貨リセット(3)国際金融システムの終焉を加速させる『BRICS』とは?【Kuの社会勉強】

通貨リセット(3)国際金融システムの終焉を加速させる『BRICS』とは?【Kuの社会勉強】

通貨リセット(3)国際金融システムの終焉を加速させる『BRICS』とは?

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通貨リセット(1)最近よく聞く『ペトロダラー』ってなんのこと?【Kuの世界の動向】
通貨リセット(2)迫り来る『通貨リセット』とは?【Ku】

待ち望まれるアメリカ主軸の『国際金融システムの終焉』にはペトロダラーの弱体化が不可欠

ペトロダラー

国際金融システムとペトロダラーには密接な関係がある。

1970年代の始めに、エネルギー資源の売買にペトロダラーが採用されたことで、石油を含む商品の取引においてドルが支配的な通貨となり、世界中の国々がドルを保有するようになった。ドルが世界的な準備通貨として認められたことで、国際機関や中央銀行がドルを保有することが一般的となった。

だけど2023年4月時点ではすでに、ドル以外の通貨も国際決済に使用されるようになってきている。国際金融システムにおいても複数の通貨が存在することが一般的になってきた。この状況下で、ペトロダラーの影響力が弱まることは、すでにあちこちから崩壊が始まっている国際金融システムの崩壊をも意味する。

ずっとペトロダラー打倒には力不足と言われていたBRICSがついに強さを増してきた

※ペトロダラーは、石油取引において米ドルが世界の主要通貨として使用される現象

これまで……。それこそ1年前、2022年まではまだ力不足でアメリカ覇権を倒すことなど無理だと言われていた『BRICS』加盟諸国がそれぞれに力をつけてきて、2023年に入ってからはさらに加盟する国が増加している。特にこの3-4月は石油産出国や天然資源の豊富な国々も加盟、あるいは加盟の検討段階に入っている。

とりわけ、BRICS諸国は自国通貨でのエネルギー取引を推進していて、ペトロダラーの存在感が薄れることを望んでいる。自国通貨でエネルギー取引ができれば、アメリカドルを常に保有している必要がなくなるからだ。

BRICSとは?

ブリックス

BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5か国からなる新興国グループ。この5か国の頭文字(Brazil、Russia、India、China、South Africa)から名付けられている。

BRICS諸国は世界の中での経済的・政治的地位の向上を目指して、BRICS加盟国同士で、自国通貨で貿易や投資を促進することで、互いの経済発展を支援し合っている。

すでにBRICS構成国のGDPはG7やEUを追い抜いた

2023年4月22日時点のメディア記事によればBRICS構成国5か国のGDPはすでにG7やEU各国のGDPを追い抜いているそうだ。

BRICSの構成国であるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカは、世界経済における社会総生産の総シェアで、G7の構成国であるカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカ、EUを追い抜いた。現在のBRICS5カ国は、世界のGDPの31.5%を占めており、G7のシェアは30%に低下しています。

国際金融システムからロシアを遮断した米国 自らドルを破滅の淵へ

BRICS諸国は、アメリカだけではなくEU諸国を含めた、ざっくり言えば『西側』諸国よりも、すでに世界経済に大きな影響力を持つようになっている。その影響力はこれまで長い年月アメリカとの関係性を重んじるがゆえに決済通貨をドルに限定していた国々に、その方針を転換させる理由ともなっている。

ペトロダラー終焉まではすでにカウントダウン?

サウジアラビアや他の数カ国が石油の取引をドルのみで行う「ペトロダラー」を放棄すれば、米国は悲惨な影響を受けることになる。

各国がペトロダラーを放棄すれば米国は影響を受ける=米国の専門家

天然ガスやその他の資源も産出国も重要ではあるけれど、やはり世界最大の産油国・サウジアラビアの動向は気になるところだ。サウジアラビアの方針には基本的に周辺アラブの産出国も右向け右、で従うことになる。

そのサウジアラビアが、ついに、

世界最大の石油輸出国サウジアラビアのジャドアーン財務相は17日、ドル以外の決済通貨を使った貿易に関する話し合いにサウジはオープンだと明らかにした。

  ジャドアーン氏はスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「ドルやユーロ、もしくはサウジ・リヤルであろうと貿易決済方法について協議することに問題はない」と説明。「われわれが世界の貿易改善に寄与する議論を拒んだり、除外したりしているとは考えていない」と述べた。

ドル以外の通貨での石油貿易決済、サウジはオープン-財務相

『ドル以外の決済通貨を使った貿易』に関する話し合いにオープンとのこと。これは2023年1月18日時点のニュースだけど、着々とペトロダラー終焉への道筋は整ってきている。

続く。

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