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■「私服がダサくて嫌」な男とは「生理的に」合わない可能性も
「私服がダサい」ことでなぜ多くの男性がそれ以外は恋人としても結婚相手としても申し分ないにも関わらず嫌われてしまうのか、以前の僕にはさっぱり理解できなかった。
そして「女性とは、なんて理不尽な生き物なんだろう!男なら、相手の顔がそこそこ好みなら、服なんてなんでもかまわないのに。男ほうがよっぽど単純明快でわかりやすい」と、恋愛対象が女性であることを密かに嘆いたりもした。(苦笑)
だけど、その後に人間の行動原理について学んでいく中で、なぜ男よりも女性のほうが服のセンスにうるさいのか、その原理を知ってなるほどと思えるようになった。
また生物の雄と雌の話になってしまうけど、男は「タネをばらまく側」で相手は複数いてもかまわないから、選択肢は広いし相手の細かいところ、特に生殖行為に関わること以外の好みや人間性、価値観やセンスの優劣まで気にかける必要はない。
しかし女性はその機会や意思があるとないとに関わらず、古来より妊娠出産・育児という命に関わる長期間のリスクを負う性だったことから、
現代でもやはり異性を選ぶときには自身の生命活動上のリスクを負う期間をしっかりと守れる有能な相手、その男の遺伝子を受け継ぐ子孫を産み育てる価値のある相手を選ぼうとするわけだ。