大根の栄養って?栄養ないってホント?本当は凄い大根の栄養成分

大根の栄養って?栄養ないってホント?本当は凄い大根の栄養成分

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年中食べれる大根はどんなメニューにも使える使い勝手の良い野菜です。しかし、あのみずみずしい感じから、大根には栄養がないと思っている方もいるのではないでしょうか。実は、大根に栄養がないというのは全くの嘘で、それどころか大根は栄養たっぷり、もたらす効果もたっぷりの優秀な野菜ということがわかりました。そこで今回は、大根の栄養や効果についてご紹介します。

栄養ないとは言わせない!大根の素晴らしい栄養成分

アブラナ科ダイコン属の越年草である大根。主に根の部分をメインに食用として用いますが、葉も栄養豊富で同じく食用として用いることができ、余すことなく使い切れる野菜です。また、葉の部分は緑黄色野菜、白い部分である根は淡黄色野菜として分類されます。太くて大きい根をもっているため大根と名付けられたそうです。そんな大根ですが、その色目から何となく栄養がないと思いがち。しかし、実は大根にしかない栄養成分もあり、大根には素晴らしい栄養効果が期待できるのです。

栄養ないとは言わせない!大根の素晴らしい栄養成分

大根の栄養成分①消化酵素ジアスターゼ

大根の栄養の中でも特に代表されるのがジアスターゼと呼ばれる、でんぷん分解酵素です。これは消化吸収を助ける働きがあり、胃腸の機能を上げてくれる効能があります。また、高い解毒作用もあり、胃酸を中和してくれる効能も持っています。

大根の栄養成分②辛味成分ラファサチン

大根おろしにした時の辛味成分ラファサチンは、おろすことで酵素と反応して分解され生成されます。このラファサチンは発がん抑制作用や抗菌作用があります。焼き魚に大根おろしが付くのは焼き魚の焦げた部分に含まれる発ガン性物質を抑えるためです。

大根の栄養成分③カリウム

生きていくのに必要なミネラルの一種であるカリウムも大根には豊富に含まれています。カリウムはナトリウムを排出する働きがあるため、塩分の摂り過ぎを調節してくれます。

大根の栄養成分④ビタミンB1、B2

ビタミンB群は水溶性のビタミンで代謝に深く関わり、糖質や脂質、タンパク質を体内でエネルギーに変換するなどの多くの役割を担っています。不足すると成長の抑制や口内炎などになりやすいとも言われています。

大根の栄養成分⑤ナイアシン

こちらも水溶性のビタミンの一種で糖質や脂質、タンパク質から細胞でエネルギーを生み出す時に働く酵素を助ける作用があります。

大根の栄養成分⑥カルシウム

こちらは大根の葉に含まれるミネラルの一種で、カルシウム豊富で有名な小松菜に匹敵するほどの量が大根にも含まれています。身近な健康食材でもあるほうれん草などと比較すると、ビタミンは約5倍、鉄分は約1.5倍、カルシウムは約5倍も多く含まれています。

この他にも、大根には葉酸やビタミンKなども含まれており、根の部分だけでなく緑黄色野菜でもある葉の部分もしっかり食べることで理想的な栄養を摂ることができます。
このことからも、「栄養ない」と思われがちな大根は、それどころか栄養豊富な野菜だということがわかりました。

大根の栄養にはどんな効果が期待できる?

では、栄養たっぷりの大根を食べることで得られる効果について見ていきましょう。

大根の栄養にはどんな効果が期待できる?

大根の栄養効果①ダイエット

大根はダイエットに励む女性の味方になる野菜といっても過言ではありません。昔から「大根おろしダイエット」は有名ですが、大根をおろした時に生まれる消化酵素が余分なエネルギーを分解することでダイエットの強い味方になってくれます。

大根の栄養効果②胃腸機能を助ける

消化酵素たっぷりの大根は食べたものの消化吸収を助ける働きがあるので、胸焼けや胃もたれなどを防いでくれる効果があります。トンカツに大根おろしがついているのは、とんかつの油で胃もたれしないためです。他にも、大根を食べると、胃酸を中和してくれるのでゲップや胸焼けを緩和してくれる効果があります。

大根の栄養効果③食中毒の予防

辛味成分ラファサチンの殺菌作用で食中毒を防いでくれる効果にも期待できます。刺身のツマに大根が添えられているのは生の食べ物で食中毒を起こさないためのもの。このように、付け合わせで大根がよく使われるのは理にかなっていたのですね。

大根の栄養効果④むくみの解消・便秘の改善

大根の栄養にはどんな効果が期待できる?-2

ミネラルの一種であるカリウムがむくみを解消してくれる効果があります。それだけでなく食物繊維が便通を促進する効果があるため、大根を食べることで体がスッキリするデトックス効果にも期待できます。

大根の栄養効果⑤美肌効果

大根の辛味成分には抗酸化作用もあり、老化の原因にもなる活性酸素を除去する働きもあります。そのため、大根を食べることでお肌のコンディションを整え美肌へと導いてくれる効果があります。アンチエイジングや美肌への意識が高い女性にはおすすめの野菜と言えますね。

大根の栄養を活かす効果的な食べ方は?

栄養豊富で様々な効果が期待できる大根ですが、その栄養成分を活かすための効果的な食べ方をご紹介します。

大根の効果的な食べ方①消化酵素は加熱に弱い

大根の栄養を活かす効果的な食べ方は?

大根を代表する栄養素である消化酵素ジアスターゼやその他の消化酵素は熱に弱いという性質があります。そのため、加熱するとせっかくの栄養が失われるため、効果も半減します。大根の効果を最大限に得たい場合は加熱せずに生食で食べるようにしましょう。

大根の効果的な食べ方②おろしたらすぐに食べる

ダイエット効果を狙うなら大根おろしにして食べるのが最も効果的。そのときにポイントになるのが食べる直前におろすということ。前もっておろしてしまうと成分が変質し、十分な効果が得られないので作りおきNGということです。

大根の効果的な食べ方③皮を捨てると勿体ない

大根の栄養を活かす効果的な食べ方は?-2

大根に含まれる栄養成分のうち、食物繊維などは皮の近くにたっぷり含まれているので、皮を捨てるのはせっかくの栄養が台無しに。皮はきんぴらにしたりと上手に工夫することで余すことなく使えます。

栄養たっぷり!おいしい大根の選び方

では最後に、おいしい大根の選び方をご紹介します。一年を通してスーパーなどで手に入るので、選ぶ際は以下のことに気をつけてみましょう。

栄養たっぷり!おいしい大根の選び方

おいしい大根の選び方

大根を持ったときにずっしりと重みがあり、まっすぐになっているものを選びます。また、根の部分は緑味が少なく白味が強いもの、皮のキメが細かくツヤとハリがあるものが美味しい大根を見分けるポイントです。ちなみに、なるべくひげ根は少ないものを選びましょう。

大根の保存方法

大根はその長さからいっても冷蔵庫にそのまま入れるのは難しい野菜。その場合は大根を2つに切り、乾燥しないようにビニール袋などに入れて密封してから冷蔵庫に保存します。このとき、なるべく横にせずにまっすぐ立てておくのがポイント。これは畑で生えていた時の状態と同じようにするためです。また、大根に葉がついている時は、葉と根を切り分けて別々に保存します。切り分けずに保存すると葉の方から水分蒸発が進み、みずみずしさが無くなってしまうので注意しましょう。

最後に

いかがでしたか?今回は大根の栄養や効果についてご紹介しました。また、栄養たっぷりの大根の効果を引き出す効果的な食べ方や美味しい大根の選び方・保存方法もご紹介しました。ダイエットやアンチエイジング、胃腸の働きを整えたりと大根にしか期待できない優秀な効果もたくさんありましたね。季節を問わず一年を通して手に入れることができる大根をたくさん食べて美と健康を目指しましょう。

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