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寒くて風邪の季節になってくると、俄然気になってくるのが、加湿器。私も毎年、気になっているものの、買うところまでいっていません。一応、空気清浄機に加湿器が付いているから、どうしても欲しいときはそれを使っている感じです。
でも、やっぱり、気になる!と言うことで、加湿器を使うことによって得られる効果や種類について調べてみました。
加湿器で乾燥対策
冬の室内は、暖房を付けたりすると湿度が20%とかまで下がります。
適切な湿度は40%から70%と言われているので、それを大幅に下回っています。
湿度が低いと、暖房の効きも悪く感じます。同じ温度でも、湿度が高ければ温かく感じます。分かりやすい例だと、梅雨の時、気温は高くなくても湿度が高いだけで、暑く感じますよね。それと同じです。
加湿器を使うことで、室内の体感温度を上げることができるのです。
湿度を上げることで得られる効果
では、湿度を上げると実際にはどのような効果があるのでしょうか?
まずは、鼻や喉の乾燥対策になります。鼻や喉は粘膜があり、本来はそこでウィルスの侵入を防ぐのですが、乾燥すると、粘膜が十分に働けなくなり、風邪にかかりやすくなります。なので、乾燥対策は風邪予防の効果があるのです。また、ウィルス自体が、乾燥した低い温度の場所を好むため、湿度を上げることでウィルスの活動そのものを抑制する効果も期待できます。
また、空気が乾燥すればお肌や髪の毛も乾燥するため、湿度を上げることでお肌や髪の毛の乾燥を防ぎ、乾燥することによって起こるさまざまな弊害を予防する効果があります。
他にも、冬場の嫌な静電気を抑制する効果もあるそうです。
加湿器の選び方のポイント
これだけ嬉しい効果があると、加湿器がどんどん欲しくなりますよね。
ですが、実際に売り場に行ってみると、あまりの種類の多さに、何を選べば良いのか分からなくなり、買うのを諦めてしまうことも。
そんな方のためにも次は、加湿器を選ぶ際のポイントと種類について、書いていきます。
加湿器を選ぶ際に、ポイントにしたいことは5つあります。
1. どのぐらいの時間、どこで使用したいか
2. 小さい方がいいのか
3. 電気代を安くすませたいのか
4. お手入れが楽なものがいいの
5. アロマオイルを使いたいか
買いに行く前に、これらの事をどれを優先したいのか決めておくことをおすすめします。
加湿器の種類とそれぞれの特徴
では、実際に加湿器の種類を見てみましょう。加湿器には大まかに四種頼あります。
1. スチーム式
2. 気化式
3. ハイブリッド式
4. 超音波式
です。
それぞれメリットやデメリットがあるので、1つずつ説明しますね。
1. スチーム式
沸騰させたお湯の湯気で加湿をします。つまり、やかんのお湯で室内の湿度が上がるのと同じ原理で、加湿してくれます。
メリットとしては、水を沸とうさせるので、カビや雑菌が空気中には出てこないため、衛生的なこと、加湿がスピーディーであることです。さらに、比較的安価です。
デメリットは、消費電力が多めであることや、湯気が熱くなるので、ヤケドの可能性があることや、どんどん加湿をするために、使い方によっては部屋の中にかびが生えるなどの過加湿になることがあります。
これは、やけどの可能性があるのと、加湿をしすぎる可能性があることから、子供がいて、24時間加湿したいと言うかたには不向きです。代わりに、仕事から帰ってきてすぐに加湿をしたいと言う方にお勧めです。
2. 気化式
水を含ませたフィルターに風をあてて、湿った空気を放出し、加湿します。洗濯物を室内干しして加湿効果を得るのと似ています。
メリットとしては、湯気が出ないので、ヤケドの心配がなく、電気代が安くすみます。さらに、気化現象を利用しているので、加湿しすぎることがありません。
デメリットとしては、加湿用の水を沸騰させないので、手入れをきちんとしていないと、菌が繁殖し、空気中に放出することになることです。また、動作音が比較的大きめなものが多いです。それと、スチーム式に比べて、加湿速度はゆっくりめです。
こちらは、熱くならないこと、長時間付けておきやすいことから、子供がいる家庭にお勧めです。
3. ハイブリッド式
その名の通り、スチーム式と気化式の両方を併せ持っているのが、ハイブリッド式です。
湿度が高くなるまでは、スチームで、そこからはヒーターの電源を切り、気化式に切り替えてくれます。なので、消費電力と加湿速度のバランスが売りになります。
ただし、デメリットとしては、二つの機能を備え持つため、本体が大きくなりその分価格も高価になりがちであること。そして、気化式の機能を持つので、お手入れが欠かせません。
これは素早く加湿ができる点は、スチーム式と同じなので、予算が許す方にはおすすめです。
4. 超音波式
超音波振動で水の粒子を空気中に飛ばすことで、加湿をします。
メリットは、消費電力が少ないこと、電源投入直後から湯気のような水煙で加湿が始まることです。しかも湯気ではないため、スチーム式のように熱くならないので、やけどの心配はありません。さらに、価格が安価で小型なものが多いのも特徴です。
アロマオイルを水に垂らして使いたいのなら、このタイプがお勧めです。他のものも使えるものもありますが、専属の部品が必要となりますので、購入の際に注意が必要です。
また、デメリットは、放出される水の粒子が大きいために、うまく加湿できず、そのまま落ちてしまい床を濡らしたり、窓を結露させてしまったりすることがあることや、手入れをきちんとしないと菌が繁殖しやすいことです。
このタイプは、小型で持ち運びが楽なので、自分の周りだけ加湿をしたいと言う方にお勧めです。
終わりに
いかがでしたか?加湿器を選ぶ際の参考になったでしょうか?
今年の冬はお部屋を加湿して、心地よく過ごしましょう。