他人事じゃない!乳がんについて

2年8か月の闘病生活を経て歌舞伎俳優の奥様が34歳でお亡くなりになりました。

ここ数年で多くの芸能人ががんをカミングアウトしており、なかでも女性に乳がんを患う方が増加していることがわかります。もちろん一般人女性も同じ、乳がんは壮年層(30歳~64歳)における死亡原因の1位、もはや他人事ではありません。

今回はどの女性にも患う可能性がある乳がんについてまとめます。

乳がんになりやすい人

原因がはっきりとしているわけではありませんが1970年代と比較すると乳がん患者は8倍くらい増加しているので食の欧米化や女性の社会進出による晩婚化(出産年齢の高齢化)から卵巣より分泌される女性ホルモンが関係していると考えられます。
ここでは乳がんを患った女性を対象に統計調査を行い現段階で判明している危険因子を挙げます。

■出産経験がない
■40歳を超えている(全年齢層に増加傾向)
■初潮が早かった
■遺伝(親族に乳がんを患った人がいる)
■肥満気味
■過度の飲酒

数年前アンジェリーナジョリーさんも血縁者に乳がんを患った方がいるということで、がんを患ってもいない乳房を切除されましたね。
そこまでする必要はありませんが、上記に当てはまらなくても女性ならば起こり得ることと考えましょう。

乳がんの症状

乳がんは乳腺の小葉という部分にできる悪性腫瘍です。
大腸がんなどは血便が出たりするので医療機関へ行かれる方が多いですが、乳がんは心配になるような症状はなく痛みもないので見逃してしまい手遅れになるケースがあります。
しかしがんの中で唯一素人でも発見することが可能ながんなのです。
それは「しこり」の存在、自己診断でも医療機関でも乳がんの発見のきっかけの90%はしこりです。

こんな症状がでたらすぐに医療機関へ!

■乳房にしこりがある(0.5㎝くらいになると自分で触ってもわかります)
■円形のコリコリした塊がある
■乳房に覚えのないくぼみがある
■片方が引きつっている
■わきの下に違和感がある
■乳頭から分泌物がある(血液が混じっている)

痛みはないので見逃しがちですが、乳房周辺にこういった変化がある場合は医療機関にて早めに相談をしたほうがよいです。
乳腺症や乳腺炎の可能性もありますが自己診断はとても危険、乳がんを放置したらリンパ節や肺などに転移し命を落とす可能性があります。

早期発見ならば生存率が高い!

早期ならば乳房を温存しながら最小限の切除手術でがんを取り除くことができます。
例えば触診で2㎝以下のしこりが見つかりがんと診断された場合(ステージⅠ)、他に転移していなければ90%以上の方が5年後も元気に過ごされています。
たとえ再発しても投薬療法などで治療を続け長く生きることができます。
つまりどの病気でも同じですが何より大事なのは早期発見なのです。

早期発見のために必要なこと

★月1回の触診

これはご自身で行います。生理が終わった5日後くらいが適当で、毎月のルーティーンにすることが大事です。

【準備するもの】

■枕(バスタオルでも可)
■ハンドクリーム

【やり方】

  1. 指にハンドクリームかオイルを付けて仰向けに寝転び背中あたりに枕を当てます。片方の腕を上げ、上げたほうの乳房に対して指を揃えて滑らせるように触ります。内側・中央部等まんべんなく触りましょう。反対側の乳房も同じように行います。
  2. 起き上がり指を揃えて脇の下に入れ同じようにしこりの有無を確認しましょう。
  3. 乳頭をつまんで分泌物がないか確認します。
  4. 鏡の前に立って万歳し胸が引きつっていないか、左右形がいびつでないか確認します。

★定期検診を受ける

医療機関で定期的に超音波やマンモグラフィーによる検診を受けましょう。
超音波による検査は乳腺が密な比較的若い方の診断に有効です。
超音波による検査の際には医師の触診もあるので乳房について気になることはこの機会に聞いておくと良いです。

「忙しいから」「恥ずかしいから」は禁物

触診等でしこりが見つかった場合、乳腺炎等かもしれませんが放置は危険です。
検査に時間を取られたくない、胸を触られたりするのがイヤ等の理由で医療機関へ足は遠のきがちですが乳がんは早期発見でほとんど治せます。

そのことを頭に入れ月1回の触診と定期検診へ行くようにしましょう。

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