生霊体験（1）自分が生霊になって飛んでいるとき起きること5選【芦屋道顕】

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これまでにも生霊の話はしてきたが、生霊に憑かれた側の話や、生霊を飛ばしていてもその自覚はなく、後から体調が悪くなっていたと思い出した話などが多かった。

なかなか「僕、私、生霊飛ばしてた！」という話は聞けなかったが、ようやく何件かそういった『自分が生霊を飛ばしていた側』の、さらに『生霊になって飛んでいる間、こうなっていた・こういう経験をした』という証言が出揃ってきたゆえ、今回はその話じゃ。

自分が生霊になって飛んでいるとき起きること5選

※生霊が飛ぶときは、自分の表層意識では気にしているつもりはなくとも『執着している相手』のいる場所に飛んだり、相手の無意識や夢の中に飛び込んでしまう。『執着している相手』は、愛ゆえもあれば、憎しみもある。

（1）寝不足でもないのに、本来なら起きている時間帯に急に眠くなり眠ってしまった／執着している相手の身に不幸なことが起きた

通常は起きているとき、顕在意識が働いているときは潜在意識の力は働きにくく、生霊も飛びにくい。しかし、相手への想いがあまりにも強いと、起きているときでもふとしたときに生霊が飛んでしまう。

「ふと、日中に眠くなって短時間眠ってしまうことが増えた。あとから、もう会っていない元彼のSNSの投稿で、まさに私が眠ってしまった同じ時間に事故に遭っていたと知った」

「あるとき、滅多にそんなことないのに通学中の電車の中で爆睡して降りるはずの駅で降りられず、乗り過ごした。学校に遅刻して着いたら、ふだんイジメをしてくるクラスメイトも遅刻していた。その理由が、私が爆睡していた同じ頃、怖い目に遭っていた。（ここには書けない、えげつない目に遭っていた）」

（2）ふと気付いたら、自分がそれまでいた場所とは離れた場所にいる『執着している相手』の近くにいた

夢遊病のようであるが、意識がない状態でいつのまにか相手の近くに移動していることがある。これは生霊として文人が飛ぶのではなく、生霊化した自身に本体である自分の身体が操られ、相手のそばに行ってしまうのじゃな。相手がいる場所など知りもしないのに、なぜか近づけてしまう。これは、生霊たる己の分身のなせる技。肉眼の目では見えず知り得ない情報を生霊は霊界通信で知り、本能のまま近づいてしまうのじゃ。

（3）朝起きてはっきり覚えている夢があり、その中で『執着している相手』を見たり関わったりしていた

これは生霊が飛ぶ一番あるあるのパターンじゃな。眠っていて顕在意識が邪魔をしないゆえ、潜在意識の想いが力を持ち形となる。生霊を飛ばした側も飛ばされた側も夢の中という異界では遭遇し、何らかのやりとりをしているやもしれぬ。

ただ、憎しみであればもちろん、愛によるものでも生霊が飛ぶほどの強き念は、相手にとっては恐ろしい魔物に見える、感じることが多い。相手の夢に出る方法などもあるにはあるが、美しく優しい己のイメージを届けようとしても、相手には怨みの念でじっとりとした姿が伝わってしまいがちじゃ。生霊として夢で会った後から、それまでよりも相手が逃げる、怖がることになるやもしれぬ。

（4）執着している相手のことを考えていた／その相手から連絡が来た

これは想念の波動が伝わったゆえじゃ。生霊、というても最も軽いものじゃな。しかし、相手はふとおぬしを思い浮かべただけでなく、姿を見た、声が聞こえたなど不思議な体験をして「これは、彼女に連絡しないとやばいかも」と焦った可能性もあるのじゃ。

（5）愛であれ憎しみであれ執着していた相手のことを「もう、忘れた・許した」つもりで月日が経った後、相手の身に不幸なことが起きた

これは執着を手放すことで、握りしめていた相手への想いという矢が相手に向けて解き放たれ、それが忘れた頃に相手に刺さるようなもの。実際の体験談で「会社でイジメに遭い、すごく首謀者を恨んでいたけれど、転職して忘れたつもりでいた。転職から数年後、そのイジメ首謀者と取り巻きが全員、不祥事事件に巻き込まれていて」・・・ここには書けないような、「そこまでの仕返しは望んでいなかったのに（汗）」とイジメられた側が慌てるような悲惨な出来事があったそうな。

『是非とも生霊になって、許せないアイツに仕返しをしたい！』と思うなら、あえて「許す、自分では何もしない」でいると、握りしめていた『許せない！あいつが憎い！』の念は、タイムタグはあれど相手に飛んでいくのじゃな。自らの手を汚すより、そのような視えない力の発動を信じてみるのもよいやもしれぬぞ。

続く。